キャンプに防災に大活躍!ウォータータンクの選び方は?

キャンプや防災で調理や生活用水を貯めて使うことができるウォータータンク。折り畳み式やハードタイプなど種類もさまざまですが、どうやって選ぶと良いのでしょうか?
この記事ではより快適に使える商品が選べるよう、それぞれの特徴をもとに選び方を紹介していきます。
選び方① ハードかソフトか

ソフトタイプのウォータータンクは柔らかいポリプロピレン素材が使われているものが多いため、畳んでコンパクトに持ち運びや収納が可能。
一方ハードのウォータータンクはポリエチレンや樹脂など硬い素材が使われているため壊れにくく、形状を維持できるため安定感があり水を注ぎやすいこともポイントです。

頻繁に使わなかったり積載に余裕がない方はソフトタイプ、使用頻度も多く強度も優先したいという方はハードタイプがおすすめです!
選び方② 容量

材質だけでなくサイズにもいろいろな種類があるウォータータンク。容量は使う人数によって目安を決めると選びやすくなりますよ。
人数が多くても水場が近い場合は、何度か汲みに行けば容量が小さいものでもOK。飲み水と生活用水と分けて使う場合はコンパクトなタイプを2個持っていくという使い方もおすすめです。
逆に水場が遠かったり5人以上のファミリーやグループキャンプであれば、たくさん入るほうが効率が良いですね。
選び方③ 蛇口(コック)があるかないか

蛇口があるとひねるだけで水が出るのでとても便利。手が汚れがちなキャンプでは、あるとないとでは快適度が違ってくる意外と重要なポイントです。
ただし蛇口があるとパッキンの劣化やぐらつきなどで壊れやすいため注意も必要。蛇口がないものは水を使う上で少し不便ですが、パーツが少ない分壊れにくいというメリットもあります。
選び方④ デザイン・見た目


ソフトタイプは軽量で折りたためるため携行や収納面では機能的ですが、見た目はあくまでシンプルでデザイン性か感じられるものは多くありません。
一方でハードタイプにはおしゃれなタイプが多数! オリーブやタンカラーなどミリタリーテイストのものもあるので、見た目にもこだわりたいという方は自分のサイトの雰囲気に合わせて選んでみましょう。
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素材やタイプごとの特徴と選び方がわかったところで、ここからはおすすめのウォータータンクをご紹介。ソフトとハードに分けて、3~20Lまでの容量をピックアップしました!
狙い目のホームセンターや100均アイテムの情報もチェックしてみてくださいね。
ソフトタイプのおすすめウォータータンク

まずは折り畳みができてコンパクトに持ち運べる、ソフトタイプのウォータータンクをご紹介!
岩谷マテリアル 水タンク ウォッシャブル ウォーターバッグ 3L
おすすめポイント
●フィルム製で折り畳みができるので持ち運びや収納に便利
●袋の注水口が広いので中も洗いやすく、乾かしやすく衛生的
●エニーロックというジッパーを使用しており、密封保存が可能
ハイドラパック シーカー4L
おすすめポイント
●ウルトラデュラブルTPUという耐久性に優れた素材を使っているため頑丈
●水を入れたまま凍らせることもできるため保冷剤代わりにもなる
●注ぎ口が42mmでいろいろな浄水器に対応が可能
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ロゴス(LOGOS) 抗菌ジグザグウォータータンク8
おすすめポイント
●潰すだけで簡単に畳めてコンパクトに収納できる
●蛇腹状のタンクなので傾けやすく、水が注ぎやすい
●タンク内に菌の繁殖を抑える抗菌加工が施されているため衛生的
バンドック ジャバラウォータージャグ 7.5L BD-300
おすすめポイント
●蛇腹状のタンクのため潰すだけでコンパクトに畳むことができる
●上下がプラスチックになっていて水が減っても形を保ちやすく、持ち手を引っ掛けることで吊り下げても使用できる
●台も付属しているため置いて使っても安定する
アイリスオーヤマ WAT-10L
おすすめポイント
●コンパクトに折り畳みができ、軽く持ち運びに便利
●蛇口が付いているので水を注ぎやすい構造
●持ち手も付いているため水を汲んだ後でも持ち運びしやすい
ファイン 折りたたみ式ウォータータンク10L
おすすめポイント
●タンクの中が透けて見えるようになっているため、残量が確認しやすい
●リングが付いているため、カラビナで吊るして使うこともできる
●蛇口付きで水を注ぎやすい
フィールドア ウォータータンク15L
おすすめポイント
●15Lの大容量なので大人数でも快適
●持ち手も付いているため水を汲んだ後でも持ち運びしやすい
●四角い形で机の上で安定して自立する
キャプテンスタッグ クレア 広口ウォータージャグ 16L キャリーベルト付 M-5014
おすすめポイント
●広口の注水口なのでタンク内が洗いやすく、乾かしやすいため衛生的
●ベルトが付いているので満水時でも運びやすい
●コック付きで使いやすい
ハードタイプのおすすめウォータータンク


出典:PIXTA
ここからは安定感があり機能性も高く、無骨な見た目もカッコいいハードタイプのウォータータンクをご紹介!
タンゲ化学工業 ウォータータンク 10L
おすすめポイント
●落ち着いたアースカラーでおしゃれなキャンプサイトにマッチ
●食品衛生法が適用されているので衛生面も安心
●大きな蛇口で片手で簡単に開け閉め可能
●蓋を無くしてしまってもオプションで購入できる
尾上製作所(ONOE) ウォータータンク 10L
おすすめポイント
●エアー抜き栓が付いているので、水の出方が一定になり蛇口からの水汲みがしやすい
●注水口がワイド設計なのでタンク内まで洗いやすく、乾きやすいため衛生的
●蛇口使用時の底面が広く平らなため安定感があり使いやすい
ロゴス シンクになるウォーターコンテナ 10L
おすすめポイント
●蛇口が付いている下面は硬い素材、上面が柔らかい素材になっているので水を抜いた後シンクとしても使える
●ハンドル付きで持ちやすく、水が入った状態でも持ち運びがしやすい
●畳むとコンパクトにもなるので収納も快適
DOD ジミニータンク 10L
おすすめポイント
●見た目もスタイリッシュでかっこいい!
●タンク上部から吊り下げると蛇口の方に水が溜まるように重心が考えられた設計のため乾きやすい
●レバー式のコックなのでワンタッチで水が出せる
ソト ウォータージャグ 12L
おすすめポイント
●SOTOのシステムスタンドなどのキッチンテーブルの骨組みにハマる形をしているので、スペースをとらない
●エアー抜き栓が付いているため水の出る量が一定になり、水が汲みやすい
●タンクの上が平らになっているため、物が置けるためスペースを活用しやすい
岩谷 ウォータータンクNタイプ20Lコック付き
おすすめポイント
●注水口が広く、タンク内まで洗いやすいため衛生的
●注水口のキャンプの裏側に蛇口をしまうことができるため、蛇口の破損や紛失を防ぐことができる
●タンクが白く少し中が透けて見えるため、残量が外から確認できる
タンゲ化学工業 ウォータータンク20L ホイールタンク
おすすめポイント
●20Lの大容量でもホイールと長い持ち手が付いているため持ち運びの際に重たくない
●落ち着いたアースカラーと黒い蛇口でカッコよく、いろんなキャンプサイトにマッチ!
●食品衛生法に適用しているので衛生面も安心
キャプテンスタッグ ポリタンク ボルディー ウォータータンクM-8853 20L
おすすめポイント
●注水口が広口なので、タンク内まで洗いやすく衛生的
●蛇口がL字型になっているためタンクを置いている台に干渉しにくく、水が注ぎやすい
●L字型の蛇口は角度を変えて注ぎ口を下に向けることもでき、使う環境によって変えられる
ホームセンターと100均も密かに人気!
じつはホームセンターや100均にもウォータータンクが販売されています。非常時に使うようなものからジャグタイプの本格的なもの、蛇腹状なものなど様々な種類がありますよ。
高くても1,000円以内で買うことができるのでコスパ抜群! ただし商品の入れ替わりがあるため、欲しいアイテムが手に入らないこともあるので早めにチェックしておきましょう。
カインズ ウォータータンクコック付き 12L

容量 | 12L |
サイズ | 35×21×27cm |
材質 | ポリエチレン,ABS樹脂,シリコーンラバー |
カインズ 防災用ウォータータンク 10L 折りたたみ式

容量 | 10L |
サイズ | 22.5×22.5×7cm |
材質 | ポリエチレン |
ダイソー

容量 | 20L |
サイズ | 22.5×22.5×7cm |
材質 | ポリエチレン,ポリプロピレン |
▼100均のウォータージャグ活用アイディアはこちら!
ウォータータンクと併せてスタンドを使えばさらに便利に!

ウォータータンクを地面に直置きすると、蛇口と地面が近すぎて使いにくかったりも……。そこであると便利なのが、スタンド! 蛇口を地面から遠ざけることで衛生的にもなりますよ。
というわけでここからは、おすすめのスタンドをご紹介。ソフトタイプも自立しやすくなるスタンドもあるのでチェックしてみてくださいね。
キャプテンスタッグ ウォータータンク用スタンド M-8670
おすすめポイント
●畳むと薄くなるため持ち運びがしやすく、収納場所にも困らない
●サイドに付属品のSカンが引っ掛けられるようになっており、コップやシェラカップなど下げられる
●マジックテープがついており、使用時はタンクの固定に、収納時はスタンドの広がりを防いでくれる
ネイチャートーンズ ジャグスタンド
おすすめポイント
●見た目がおしゃれで作りも頑丈なので、重たいウォータータンクを乗せても安定感がある
●コップやシェラカップなどを引っ掛けることができるフックが付き
●サイドに物が置けるようになっており、引っ掛けられないタイプのコップなども置くことができる
▼その他オススメのスタンドはこちら!
最後はウォータータンクをいつでも清潔に使うための注意点をチェック。長く衛生的に使うために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウォータータンクを使う上での注意点
使用後は中を洗って乾かす
ウォータータンクは口が狭く乾きづらい設計。水気が残っているとカビの原因にもなるので、使用後は必ずタンクの中側を洗い、しっかり乾燥させることが大切です。
特にソフトタイプや蛇腹式は畳んだままだと乾きづらいので一度広げてから乾かすことがオススメです。
水以外の液体は入れない

ウォータータンクには水以外の液体は入れないことが鉄則。入れる種類によっては劣化を速める場合もあり、飲み物以外にも特に石油類を入れるのはNGです。
ちなみに、逆に灯油のタンクに水を入れるのも誤補充から灯油機器の故障につながる恐れもあるので避けること。ウォータータンクには水だけを入れるようにし、それ以外のものを入れる場合は適した容器を使うようにしましょう。
好きな場所で快適に水を使おう!

持ち運びしやすいソフトタイプや、機能性と見た目の良さでキャンプサイトのアクセントにもなるハードタイプ。自分のキャンプスタイルに合わせてウォータータンクを選ぶと、水を使うのがもっと快適になりますよ。
飲み水と生活用水を分けると衛生的なため、用途を分けてウォータータンクを買うこともオススメ。選び方とおすすめを、ぜひ参考に選んでみてくださいね!