「ザックひとつで行くキャンプの焚き火道具はどうする?」の結論【風森美絵の”焚き火・イズ・ジャスティス”#12】

2019/07/01 更新

画家でアートディレクターの風森美絵(かざもり よしえ)さんが連載でお届けするのは「趣味としての焚き火」。野外でゆらめく炎を愛する風森さんが、味わい深い絵とともに焚き火を語ります。第12回は、前回の台湾キャンプでお話しした「ザックと荷物の関係」に関する結論を話します。


焚き火は時と場所で楽しみ方を変える

焚き火好きのみなさん、そうじゃないみなさんも元気にしてますか? 今回は前回からの続き、『ザックひとつで行く場合の焚き火道具について』。

こうやって“趣味の焚き火について”を書いているわたしですが、焚き火をするためにキャンプ場に行く場合もあれば、焚き火をしたいのでキャンプをしに行く、またはキャンプをするから焚き火もしちゃう! という色々なケースで焚き火を楽しんでいます。

交通手段も様々で、車で行く場合もあれば公共交通機関だけで行く場合、20kmくらいなら自転車で行ったりもします。最近では飛行機に乗ってキャンプに行くことも増えてきました。

前回のザックひとつで行く場合の焚き火道具についての記事はこちら↓


その時々に合わせた「荷物の組み合わせ方」が大事

そこで増えてくるのが“荷物の組み合わせのバリエーション”になります。車で行く以外のほとんどはザックひとつ(+トートバッグなど)になるので、どうしてもギア総選挙・ザックひとつ内選抜が行われます。

どのカテゴリーを充実させるか、どんなキャンプをしたいかは人それぞれなので、“焚き火をする”ということにフォーカスさせたわたし的ギアセレクトについて書きたいと思います。


「焚き火をする」という問題点


キャンプをするにあたり、なんとなく憧れはありませんか?

わたしはあります。前にも書きましたが、あのアニメに出てくる彼のように自由に旅したい。ザックひとつ、テントや調理器具を背負ってキャンプをして焚き火をする彼。

しかし、そこで問題なのが焚き火です。リアルに生きる我々は焚き火台を持っていかなくては、なかなか自由に焚き火を楽しむことができない現状です。

ザックひとつで持っていくとなると、小さくて軽い焚き火台が候補になってきます。数ある焚き火台を目にして、そこで思ったのが“どんな焚き火をしたいか”によって選ぶものが違ってくること。ただ焚き火をしたい、たとえ小さな小さな焚き火でも。

となると、アルコールストーブの五徳にもなるような手のひらサイズのものや、収納サイズがノートくらいのものでもできますし、炭を入れて炙りものをするような、小さな七輪のようなものでもできます。

割り箸くらいの小枝をたくさん拾ってちょっと焚き火を楽しむような、そんな焚き火もいいですね。重さも数百グラムと軽いですし。

焚き火に重きをおくと、荷物が制限されやすい


反対に「しっかりとした焚き火がしたい!」となると、焚き火台含め色々と限られてきます。

そこそこの薪がくべられる大きさがないといけませんし、燃焼効率のいいものや自分で背負える重量、またザックに入る容量も考慮しつつ選ばなくてはいけません。ちなみに、わたしはザックひとつに入れる場合は、超軽量ではないものの小さく畳めて軽い焚き火台を使っています。

また、小枝で焚き火できるような焚き火台はいつも持っているものの、ほとんど使いません(五徳としては使用)。何泊もしたり、仕事で行くようなキャンプ、または飛行機に乗るとなると重量・容量ともに余裕がなかったりするので、その場合は“自分の焚き火台で焚き火をする”ことをあきらめます。なぜならそれは焚き火然(個人的なイメージ)とした焚き火をしたいから。

それとは別に、キャンプ地にファイアサークルがないか、レンタルはないか、または現地の人の焚き火に(あわよくば!)ご一緒できないかなど事前に調べたりします。

最近は焚き火好きの人も増えてきたのか、質問されることも増えてきました。「ザックひとつで行く場合の焚き火道具はどうしていますか?」と。

改めて、「どんな焚き火がしたいですか」?


質問返しになってしまいますが、道具について聞かれたとき、私はみなさんに「どのような焚き火をしたいですか?」と聞いています。

小さな小さな焚き火でも、という人には前出の数百グラムのものをすすめますし、焚き火らしい焚き火をという人には、こんな焚き火台もありますよ、と教えます。と言うのと同時に、こんな考え方もどうでしょうと後出のような例えも伝えます。

答えとしては『かさばらない物(重量・容量ともに余裕あり)を持っていくか、置いていく』。

置いていく場合は焚き火ができなかった場合のあきらめがつくように、事前に調べることは調べていく。前回の台湾キャンプへは重量・容量の問題で置いていきました。

焚き火が可能か調べても出てこなかったことと、どこかに焚き火があるかもしれないと期待しつつ、実際は現地出店者さんのブースにあったので、少しお邪魔することができました。焚き火を囲んで話が弾むのもいいことだと思っているのでそちらも狙いどおり。ザックひとつで行くキャンプでも焚き火を楽しむことはできます。

みなさんは“どんな焚き火”がしたいですか。

風森さんの過去連載はこちら!


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風森 美絵

外で食べるごはんと焚火を愛する画家、アートディレクター。 元調理師で、プライベートで作っていた外ごはんが評判となり 外ごはんスタイリストとしての著書出版、レシピを含めた ビジュアル、空間プロデュースなど雑誌やTVなどの様々な媒体で活動中。 yoshiekazamori.com www.instagram.com/y_kazamori

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