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家でもキャンプ道具を使ってみよう

機能美に溢れるキャンプ道具を、「家」でも活用している人が増えてきているのはご存知ですか? 収納スペースの節約のために使っている方や、インテリアの味として活用している方など、目的はそれぞれ。
この記事では、「家使い」にフォーカスしたキャンプ道具の活用テクニックをご紹介していきます! まずは私の自己紹介からお付き合いください。
紹介者:アウトドアライター山畑理絵の自己紹介

キャンプ歴12年、登山歴10年のアウトドアライター、山畑理絵です。山&キャンプ好きが高じて、主にアウトドア雑誌やウェブメディアを中心に執筆活動をしています。
さて、前回記事に引き続き、自宅でヘビーユースしている3つのキャンプ道具をご紹介していきます!
家使いアイテム1:出番の少なくなった「クッカー」は……

長年アウトドアを楽しんでいると、次第に自分のスタイルが確立されていって、道具をアップデートするときがあります。
新しい道具を手にする瞬間はワクワクしますが、これまで使っていたものを収納ボックスにしまっておくのは、なんだかさみしい……。これまでお世話になった道具ですから、愛着があって当然。ただ眠らせておくのは、なんだかもったいないなぁと思うんです。
ということで、わが家では「クッカー」や「シェラカップ」をこんなふうにアレンジ。
“鉢”として活用してみる

使っているのは、雑誌の付録でゲットした浅型のシェラカップ(左)と、わたしがはじめて買った、アルミ製のクッカー(右上)です。

シェラカップは、小さめのフォルムがとてもかわいかったので、直接植物を生けてみることにしました。
ただ、水はけがよくないと余計に根腐れしてしまうと思ったので、水はけを考慮して、底には「鉢底石」を。その上にこんもりと土を盛り、コケで覆っています。

筒状のクッカーは、垂れ下がる植物を入れてカベの高いところにセット。天井の余白部分を有効活用することで、空間にグリーンが映えます。
ここがポイント

「また使うときがあるかも」と思う場合は、専用の鉢のままインすることで、お掃除や取り換えがカンタンにできます。直接土がつくわけではないので、“鉢カバー”にする方が取り入れやすいかもしれません。
こちらも水はけ向上と底上げをするために、「鉢底石」を敷いています。
家使いアイテム2:この手があったか! 意外な「ペグ」の使い方

2つめのアイテムは、「ペグ」。キャンパーなら誰しもが持っているアイテムですね。
わたしの場合、使用するテントや地面によっていくつかのペグを使い分けていますが、今家で使っているのは、スノーピークの名品『ソリッドステーク』。
家ではドリッパースタンドの“足”に変身!

これを専用のウッドパーツと合わせて、コーヒーのドリッパースタンドに活用することができます。
市販のウッドパーツでかんたんに作れる

わたしは市販のキットを購入しましたが、DIYが得意な人は自作してみるのもいいかもしれません。部屋の雰囲気に合わせて、あえて他のカラーに塗装してもよさそうですね!
写真のモデルは、日本有数の金属加工の町・燕三条のニューカマー『TSBBQ』のもの。和歌山県にあるアウトドアショップ『Orange』でゲットしました。
詳細・購入はこちら
家使いアイテム3:シーズンオフの「ウェア」は、こんな方法もアリ

そして3つめは、「ウェア」です。シーズンオフのウェアや、厚手のフリース、中綿系の保温着って、クローゼットの中で案外スペースを取ってしまうんですよね。
いっそ、クッションの“あんこ”にしちゃえ!

そこで思いついたのが、クッションの“あんこ(中身)”にする方法です。
クッションってカバーだけで売っている方が多いですよね。そのときに、追加で中身を買うくらいなら、なにかで代用できないかな……と思ったのが発想のキッカケ。
やっぱりデメリットもあります
ダウンの場合はロフト(かさ)が潰れてしまうので、着るときにはロフトを回復する必要があります。少しポンポンと叩いてハンギングしておけばそのうち回復しますが、多少の手間は覚悟のうえでお願いしますね。
アイデア次第で、眠っているギアにも命を吹き込める!

前回と今回の2回にわたって、私流の家使いアイテムを6つご紹介しました。もちろん本来の用途とは違うので、使用方法が安全であることは必須条件。けれど、アイデア次第で眠っているギアに再び命を吹き込むことができます。
アウトドアアイテムをさりげなく自宅に取り入れて、“アウトドアエッセンスのある暮らし”がわたしの目標です!
前回「Vol.1」の記事はこちら
Vol.1でも私流の家使いアイテムをご紹介しています。こちらも合わせてどうぞ。- 山畑 理絵の記事はこちら