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海に生きる八幡暁の”足元サバイバル”#8~小さな物語を積み上げよう~(2ページ目)

確かに便利だけど、それだけでいい……?

外国の民族

知恵の集積と科学の発展によって、一人の人間が考えて実践しなければいけないことは減り続けています。とっても喜ばしいことだとは思っているのですが、便利になればなるほど、どこか怖いと感じるものが自分にはありました。本来、ヒトが太古から続けてきた根本的な何かが失われていくような、五感も失っていくような……。

ここ数年の個人的な葛藤や実践は、これまでの連載で書いてきたとおりですが、そうした便利さによって失われた大切なものを地域の仲間と共有し、身近なところで取り戻せるものは取り戻していこうと始めたのが「そっか」という活動です。

大昔からの人間活動を今に伝える

浜辺で走る子供たち

かつて、地域の自然と人の暮らしの交わる場所に、子どもの遊び場がありました。自然と暮らしが切り離されたことで子どもの居場所がなくなったのなら、逆に今、子どもと本気で遊ぶことで、自然と暮らしをつなぎ直すことができるかもしれない。そしてそれは、誰でも、どこでも、始められるはず。そんな気づきをきっかけに、一般社団法人「そっか」がはじまりました。

そっかのHP(https://sokka.life/)には、そんなことが書かれています。

「食べる」「つくる」「あそぶ」そして集う。この大昔から当たり前に行われてきた営みを「人間活動」とし、子どもも大人も、半径2km内に暮らすご近所さんとともに楽しみながら、本当の意味での“地域共同体”を育むべく活動し、3年目を迎えています。

つながる「そっか」の活動

カヤック

実際、誰が何をしているの? と聞かれます。いろいろやっているのですが、日常的にやっているのはこちら。

・未就学児親子の自主保育「うみのようちえん」
・小学生放課後の自然学校「とびうおクラブ」
・中高生の自然学校「アンカーズクラブ」
・あったらいいなをみんなでつくる実験場「うみのじどうかん」
・逗子の海から世界を知る「相模ワンダーラボ」
・関係性と野菜を育てる「互近助(ごきんじょ)ガーデン」(*一般社団法人はっぷと共催)
・捨てられるはずだった有機野菜をレスキュー!「もったいない野菜基金」(*スローフード三浦半島と協力)

不定期なイベントとしては、

・水辺で思い切り遊ぶ「じゃぶじゃぶ」
・季節の山菜や海の幸を採ってきて、皆で食べる「そっか感謝祭」

大勢の子供と大人

専門的な知識や資格を持つコーチもいますが、運営している主体は地域のママさん、パパさん達。150人ほどの子どもたちに、その兄弟や親を入れれば500人近くの人が関りながら活動しています。

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