すぐできる!長谷部雅一・自然遊びのたからばこ#3~キャンプスタイル“輪投げ”~

世界中のフィールドを旅しながら、そこで得た学びを発信し続けるアウトドアプロデューサー、長谷部雅一さん。CAMP HACKの連載では、キャンプ場や公園でできる「そとあそび」について存分に語って、実践していただきます。今回はキャンプにいったなら必ずあるアイテムでできる、子どもが夢中になれるあそびを紹介します!


キャンプ中に楽しめる「キャンプスタイル輪投げ」を紹介!


輪投げは、輪を目的の場所に投げるという誰もが知っているシンプルな遊びだ。台湾では国民的ナイトスポットである夜市の定番の遊びだったり、アメリカではU字型の馬蹄を投げるホースシューズという遊びなど、世界各国で近しい遊びが楽しまれている。

今回紹介する輪投げは「キャンプスタイル」というのがミソで、キャンプ時に誰もが持っているものだけで遊びが展開できるのがポイントだ。簡単にできるうえに、遊びを通してキャンプのお手伝いも身につくので是非実践してみて欲しい。

 


セットアップのしかた

1:道具はキャンプに必要な物だけ

道具はキャンプで使うものばかり。それだけでにちょっとした時間が出来ればすぐに始めることができる。
必要な道具は、「ペグ」、「ペグハンマー」、「ロープ」の3種類だけ。特殊な物は一切無いので準備が簡単だ。ペグは長ければ長いほど遊びやすく、ロープは細引きでも、余りのタープの張り綱など何でも良いが、直径8mm程度のロープだとちょうど良い重みがあって幼児でも取り扱いやすい。

2:ロープを輪にする

ダブルフィッシャーマンをして作った輪。この結び方だと、輪の大きさを調整できるのが特徴。
ロープを80cm程度の長さに切ったら、輪にするために「ダブルフィッシャーマン(またはダブルフィッシャーマンズノット)」という結びを行うと、好きなサイズの輪に調整しやすい。この結び方は、釣りやクライミングにも応用が利くので是非覚えておいて欲しい。

3:輪をかける場所をつくる

ペグ打ちはなれるまでしっかりと保護者がペグを支えてあげるようにしよう。そうすることで、安全に楽しく作業が出来る。
ペグハンマーで、ペグを好きな間隔で軽く地面に打ち付けていく。この作業は、ぜひ子どもと一緒にやってみてほしい。そうすることで、キャンプの手伝いの代表選手「ペグ打ち」が体得できる。もちろんしっかりと打ち込むことは力的にも技術的にも難しいが、仮打ちの手伝いくらいは出来るようになる。
ペグ打ちは慣れてくると自分で出来るようになる。「次はどこに打とうか?」など、ワクワク感を高めると輪投げのセットアップの時間も楽しくなる。
ポイントは、打ち付けるペグとペグの間の間隔を最低でも作った輪のサイズ以上開けるようにすると、この後遊びやすい。

遊び方(親子2人で遊ぶ場合)

1:投げ始める線を引く

子どもの投げる力を考慮して打ち付けたペグと投げる場所の距離を決めて地面に線を引く。この際に、大人が投げる距離は子どもの線よりも長く設定する。

2:決まった数の輪を投げる

プレイヤーは、1ゲームあたり決められた数の輪をペグめがけて投げる。ペグに輪がかかると成功で、それ以外は失敗となる。

3:複数人で遊ぶ場合は……

輪をペグにかけられた回数が多い人が勝ちなどのルール設定をしながら遊ぶと良い。※かかるペグの場所によって点数を決めて合計得点が多い方が価値などのルール設定をしても良い。

はじめはなかなかうまく出来なくても、何回か挑戦すると上手に出来るようになる。一度できるようになると、子どもは永遠にこの遊びを楽しんでしまうから不思議だ。
投げた輪が全てペグにかかったあとの顔。この満面の笑みが語っているように、成功体験は大いなる自信に繋がる。

この遊びについてわかっておきたいこと

保護者の関わり方は?

1:じっくり丁寧に子どもにつきあってあげよう
事前準備のペグ打ちなどは、子どもは楽しんで挑戦したがる作業のひとつだ。しかしながらペグハンマーは重いし、なかなかペグにハンマーが当たらないし、とっても時間がかかる作業になる。そこをじっくりとつきあうことで達成感や深い集中力を得るきっかけになる。

2:輪を投げる位置は臨機応変に調整してあげよう
せっかくの遊びなのだから、厳しさや難しさを前面に出してしまう必要はない。ゲームを進める中で子どもがちょっと頑張ればペグに輪がかかりそうな距離感にしてあげることを心がけよう。

気をつけたいこと

1:ペグ打ちの際の事故、怪我の防止
ペグを地面に打ち付けるためには、それなりの力でハンマーをペグに打ちつける必要がある。そのため間違えて手を打ち付けたら大けがに繋がる可能性がある。慣れるまではペグがぶれないように保護者が押さえ、それを子どもが打ち付ける形をとるとよい。また、子どもはペグハンマーを両手で持つとハンマー自体が目標のペグからズレにくい。少し不安なようなら、柔らかい地面でプラスチックハンマーで挑戦し、保護者は厚手の手袋をはめるようにしよう。

2:遊び終わったらペグを抜く
ペグをそのまま放置しておくと、夜間などで足を引っかけて転倒してしまう可能性がある。それらを未然に防ぐためにも子どもと一緒に遊び終わったら全てのペグを抜く作業まですることを心がけよう。

気軽に、夢中になれる! 長谷部雅一の過去連載はこちら

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長谷部 雅一

アウトドアプロデューサー。世界中を旅して、フィヨルドのシーカヤックから7000m級の山までをフィールドに日々遊ぶ旅人。著書:ネイチャーエデュケーション(ミクニ出版)、自作キャンプアイテム教本(ブティック社)他

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