すぐできる!長谷部雅一・自然遊びのたからばこ#2~Natural ice making~

世界中のフィールドを旅しながら、そこで得た学びを発信し続けるアウトドアプロデューサー、長谷部雅一さん。CAMP HACKの連載では、キャンプ場や公園でできる「そとあそび」について存分に語って、実践していただきます。今回は今の季節ならではの落ち葉あそび!


冬だからこそできる遊びを紹介します

霜柱が出来て朝晩の冷え込みが全国的に厳しくなる頃、子ども達が夢中になる遊びがある。それが氷づくりだ。家の冷蔵庫でも簡単に氷ができるが、自然の気温でできる氷の方が数倍も自由で、想像力をかき立てられるおもしろい遊びなのだ。

気温が低いキャンプ場など、場所によっては3月初旬まで存分に楽しめるが、関東含め大概の場所は2月いっぱいが遊びのピークになる。遊び方を紹介するので、すぐにでも外に出て早速試してみよう!

必要な道具

氷を作るための器は、熱伝導率が高い物がオススメ。今回は主に琺瑯を使った。
基本的には氷を作るための器があればいい。器選びのポイントは、金属製か、琺瑯のものにすること。熱伝導率が高ければ高いほど、器がよく冷えて氷ができやすい。

その他にあるとおもしろいのは絵の具や自然物だ。これから遊び方は紹介していくが、その他にも「これがあったらもっと面白い!」と思うものがあればどんどん取り入れていこう。

氷の作り方

氷の作り方はとってもシンプルだ。念のためポイントも踏まえて説明しておこう。
① 用意した器に水を入れる
水を入れる量は遊び方によって大きく変わってくる。この後の説明も踏まえて好きな量を入れよう。
② 水を入れた器を翌朝まで保管する
氷は一番外気が冷え込む夜から朝にかけてできてくる。住宅地なら北側、キャンプ場なら日が当たらない場所を選んで置いておこう。

氷づくりの変化球〜その1〜 自然物を使ったデコレーション氷をつくろう

今回の自然物の収穫物はこれ。これを集め、厳選するのに2時間は遊んだ。自然物探しだけでも十分楽しい時間になる。
氷を作る前に自然物を入れると、簡単に素敵なステンドグラスができあがる。作り方もシンプルでほとんど準備に手間がかからないので実践しやすいのも特徴。

① お気に入りの自然物を探して採取する
落ち葉や木の実など、気になる自然物を好きなように採取する。周辺に花びらがあれば入れてあげると完成後の氷のイメージがグンと上がる。

② 水を器に1〜1.5cm程度入れる
水は多めに入れすぎないようにするのがポイントだ。水が多いと自然物が沈んでしまったり、狙った厚さの氷が出来ないことがある。

③ 水を入れた器に採取した自然物を配置する
水をはった器に自然物を配置する。吟味した自然物だけに、配置にもこだわりが出る。
自然物は一度濡らしてから配置すると動きにくくなるので、お気に入りの一枚を作りやすい。

④ 翌朝までなるべく平らな場所において氷にする
器を斜めに置いてしまうと氷が薄い部分と厚い部分が出来てしまい、割れやすくなることもある。可能な範囲で水平に置くようにしよう。

⑤ 完成!
完成したデコレーションの氷。一晩待ったあとの成果に大満足。

氷づくりの変化球〜その2〜 色つきの氷をつくろう

絵の具は色つきの氷を作るのには最高の道具。こういうときは惜しげもなくたくさん使って遊ぼう。
色つきの氷を作るのもオススメの遊びのひとつ。絵の具さえあれば幼児でも簡単に作ることが出来る。100円で売っている絵の具でも問題無いので試してみよう。

① 器に多めの水を入れる

この遊びでは、器に水を多めに入れるのがポイントだ。そうすることで、絵の具を入れて色水を作る遊び自体をしやすくなる。

② 好きな絵の具を入れる
色水づくりが止まらなくなって、家中の器につくることに……。
絵の具をそのまま水の中に絞り出して良くかき混ぜる。この時に、数食混ぜて面白い色を作るのも面白い。ポイントは、濃いめの色水を作ることだけ。

③ 翌朝まで保管する
色水氷の方は、水平に余りこだわらなくても大丈夫だ。おそらく翌日には表面に色つきの氷ができているはず。

④ 完成!
色水氷も無事に完成。思った色が出来ると子どもの満足度も上がる。氷はこの後子どもの破壊衝動がなすままに砕かれていった。これも氷遊びの醍醐味だ。

この遊びについてわかっておきたいこと

保護者の関わり方は?

1:遊びから自然科学を体感させてあげよう
自然物拾いや色水づくりは、氷づくりの遊びの一環だが、これをきっかけに自然の季節感や色の三原則を体感することも出来る。目的からはみ出して心ゆくまで自然科学で遊ぼう。
2:時間をかける遊びの面白さを伝えてあげよう
今回の遊びは1日では完結しない。翌朝までかけることで氷ができあがるので、その時間の経過も一緒に楽しもう。

気をつけたいこと

1:低体温症や凍傷に注意しよう
子どもは気づくと身体が冷え切っていることもしばしば。また、霜焼けなどは軽度の凍傷になっている証拠。もちろん霜焼け程度なら子どもに是非とも経験させてあげたいところだが、遊んだあとにしっかりと暖めてあげるようにしよう。

気軽に、夢中になれる! 長谷部雅一の過去連載はこちら

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長谷部 雅一

アウトドアプロデューサー。世界中を旅して、フィヨルドのシーカヤックから7000m級の山までをフィールドに日々遊ぶ旅人。著書:ネイチャーエデュケーション(ミクニ出版)、自作キャンプアイテム教本(ブティック社)他

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