①まずは完成の輪っかの下の結びができる部分に輪を作る。
②輪の中を下から上にくぐらせて、編むようにメインのロープも下から回します。①の輪に対して上下を間違えるとうまくいかないからここを理解できるまで練習しよう。
③メインロープにからめるように下から回した先端を、もう一度結びのできる輪の中へ。
④締め込めば完成。
2つ目の結び方は、硬いものにロープを巻き付けるときに使う「巻き結び」。
ちょっとしたコツで簡単にできて、引っ張っていればほどけないのにほどこうと思ったらすぐほどけるノット。古くから船乗りなどがよく使うノット。ちなみに英語では「クローブ・ヒッチ」。
立ち木を利用してタープを張るとか、木と木の間にロープを張るなどに使えるぞ。見た目通りとても単純なのでぜひ覚えよう。結び方は以下の通り。
①まずは木にグルッとロープを巻き付けよう。
②もう一回転させて先端を斜めに交差してるロープの下をくぐらせて締めれば完成。一見頼りないけど強い力が加われば、ほどけにくいぞ。簡単なので数回練習するだけで覚えられる。試しに、やってみよう。
最後の3つ目は「トラッカーズヒッチ」だ。
この結びは木と木の間にピンピンにロープを張る時や荷物を荷台に固定するときなどキツく締め込みたいときに活躍する。トラック野郎が荷物を縛って止める結びだから「トラッカーズヒッチ」ってわけ。こいつはなかなか複雑なノットなんだけど、2つのパートに分かれていることを理解すれば思った以上に覚えやすい。
まずは1つ目のパート。ロープの途中に輪っかを作るのだ。
このロープの先を木にグルッと回して再び上の輪っかの中にロープを通すと滑車を使って締め込むようにロープがこの輪の中を滑るんだ。だから強く締め込むことができる。
で、2つ目のパートは……。