ビデオカメラではなく、ゴープロを使うメリット
アクションカメラと普通のビデオカメラの違いとは何でしょうか。
アクションカメラは屋外で体などに固定して流し撮りをすることを想定されて作られているため、以下のようなメリットがあります。
・小型で軽量
・防水・防塵機能に優れている
・画角が超広角
一方でズームができないというなじみの機能が付いていないという問題点も。これは流し撮りが基本であるため不要であると考えられます。ビデオカメラとは楽しみ方が違う、ということなのかもしれません。
使ってみてわかった楽しみとしては、編集作業でした。流し撮りしたことで狙った映像以外のものも映っており、必要な部分を切り取りつなげる作業は、楽しかったキャンプの思い出の余韻に浸れます。
最新機・GO Pro5
2016年に発売されたHero5についてご紹介します。
本体に10m防水機能
今までのゴープロにはハウジング(防水プラスチックケース)がなければ防水機能は得られませんでしたが、本体に防水機能がついたHero5ではハウジングなしで水深10mまでは撮影が可能となり、音がこもることもなく水辺でもクリアな音質での録画ができるようになりました。
手振れ補正機能
他社のアクションカメラにはすでに導入されていた手振れ補正。流し撮りを基本とするアクションカメラではこの手振れ補正機能がないことは大きな欠点となっていましたが、今回はようやくゴープロにもこの機能が搭載され、より見やすい動画を撮影することができるようになりました。
音声コントロール機能
音声コントロールが必要か?という議論もあるかもしれませんが、使ってみるとあってよかったと実感するのがこの機能です。屋外でマウントに付けたまま使用することが多いアクションカメラは両手がふさがっているシチュエーションでも撮影可能なことが魅力の一つとも言えますね。
でもそんな場面で動画撮影や停止、写真撮影、電源オフなどの操作にいちいち手を使うのは煩わしいもの。声で操作できるこの機能はとても便利です。日本語の指示にもきちんと反応してくれますよ。
HERO5は2種類アリ
1.HERO5 Black
ゴープロの最上位機種。タッチディスプレイを搭載し、感覚的に操作が可能でどんな映像を撮っているかの確認も容易なため、アクションカメラに不慣れな人にも使いやすいモデルです。また、バッテリーの取り外しが可能なため、予備バッテリーを準備して長時間の撮影にも対応できるのが魅力といえます。
2.HERO5 Session
このモデルの最大の魅力はその小ささにあります。タッチディスプレイがないため、操作がしにくいようにも思いますが、音声コントロールが可能なため、慣れればあまり気にならないでしょう。”とにかくコンパクトなものを”という方にお勧めのモデルです。
豊富なマウントとアクセサリー
ゴープロには使うシチュエーションごとに様々なマウントが用意されています。純正マウントの他にもサードパーティー製のものも豊富で種類も多く安価なため、使うシーンに合わせたマウントやアクセサリーを選ぶことができるのも、ゴープロの魅力といえるでしょう。
ここでは筆者が実際に使って便利だったマウントとアクセサリーをご紹介します。
デュアルバッテリーチャージャー&バッテリーセット
デュアルバッテリーチャージャー+バッテリーHERO5 Black対応
Hero5 Blackでは、バッテリーの交換が可能なため、予備バッテリーを準備しておくのがいいでしょう。使い方によっては1時間程度でバッテリーが切れることもあるため、筆者は予備バッテリーを2つ準備して旅先に持参していますが、このバッテリーチャージャーは2つ同時にチャージできるためとても便利です。
スーパーチャージャー
ゴープロ本体や、バッテリーチャージャーをつなぐことで高速充電を可能にする充電器です。ゴープロをフル活用するために是非そろえたいアクセサリーといえるでしょう。
3Way自撮り棒
MIBOTE GoPro対応 3Way 自撮り棒
ゴープロ純正の3Way自撮り棒もありますが、やはり少し高額。純正にこだわらないのであればこちらの自撮り棒がお勧めです。できることもほぼ同じ、ラバーグリップで滑りにくく、ストラップ付で落とす心配もないなど使い勝手は上々。手振れ補正機能の付いたゴープロでは最も活躍するマウントかもしれません。
360°回転式クリップマウント
TELESIN 360°回転式 クリップマウント
リュックサックの方ベルトなどに挟んで撮影できる優れもの。クリップの上部が回転するので好きな角度で撮影可能です。頭に付けるヘッドマウントや胸に付けるチェストマウントよりも目立たず、さりげなく撮影可能であること、口に近い位置で固定できるので小声でも音声コントロールが可能なことなど、使用頻度はかなり高いように思います。使い勝手を考えるとクイックリリースバックルが使用できるベースマウント付きのものがより良いでしょう。
トライポッドマウント
手持ちの三脚やゴリラポッドなどにゴ―プロを付けることができるマウントです。これ一つでゴ―プロを三脚に固定できるためとても便利です。屋外でのマウントの付け替え時にねじをいちいち留めなおすのは面倒なため、クイックリリースバックルを使用するタイプ(ベースマウント付きのもの)を三脚に固定して使っています。
フレックスクランプ
アームとクリップを分けて使用でき、アームはそれ自体が90℃に、アームの一つ一つのボールはそれぞれ360℃回転するためカメラの向きを自由自在に決定できます。
また、クリップ本体に直接カメラを固定することもできるため、クリップのみ、アームをクリップに接続して、と様々な場面で使用することができます。さらに、クリップは6ミリから5センチのものまで挟むことができる優れもの。旅先にこれ一つ持っていけば多くの場面で活躍してくれること間違いなしです。
スタビライザー付きジンバル
全く手振れのない、レールの上を滑っているような動画を撮影したいときに活躍するのがスタビライザー付きのジンバルです。以下にご紹介するゴ―プロの純正品であるKarma GripとFEIYU TECH G5、それぞれ一長一短がありますが、滑るような動画が撮れる点ではどちらも同じ。走り回る子供を走って追いかけても動画は揺らがず。水に弱いのでアウトドアには向きませんが、あると面白いアクセサリーです。
1.Karma Grip
純正だけあってカメラとの連動が抜群で、グリップで電源のon/offと撮影・モード切替が可能なだけでなく、様々なマウントに装着可能というゴ―プロを余すところなく活躍させるジンバルです。欠点としては多少重いこと、価格が高いこと、ジョイスティックがない点が挙げられます。ジョイスティックはカメラの向きを好きな方向に変えることができるため、ジョイスティックに慣れている方にはこの機能がないことで物足りなく映るかもしれません。
2.FEIYU TECH G5
純正ではないためカメラとの連動はありませんが、予備電池が用意できること、ジョイスティックが使いやすいこと、グリップが細めで持ちやすいことなど使いやすさは抜群です。欠点としては、ゴ―プロ本体をケースから外して装着しなくてはならないことなど、カルマグリップに比べるとゴープロとの連携が悪い点で多少の不便さがあるように思えます。
ゴープロとiPhone、画角の違い
ゴ―プロは超広角カメラ、と言われます。では、実際どのくらい広角なのか。iPhone7との比較で画角の違いを見てみましょう。
【iPhone7画像】
【ゴ―プロ画像】
このうち、四角で囲ってある部分がiPhone7の画角です。このことからもゴ―プロはかなり広い範囲を撮影できることが分かります。このようにゴ―プロの画角の広さを感覚的につかめれば、イメージ通りの映像を撮影することが可能になるでしょう。
ゴープロを持ってキャンプに行こう!
走り回る子供を動画で抑えることも、親子で遊ぶアスレチックにも活躍してくれること間違いなしのアクションカメラ・ゴープロ。
子供に装着させて子供目線の動画を撮るもよし、キャンプサイトに固定しタイムプラス撮影を行ってキャンプの流れを追うもよし。様々な方法で仲間や家族との時間を記録に残してみてはいかがでしょうか?