インタビュー企画『あのキャンパーのウラ側HACK!』
公式インスタグラム『@camp_hack』の始動に伴い、新しくスタートしたインタビュー企画『あのキャンパーのウラ側HACK!』。
『#camphack取材』のハッシュタグのついた投稿の中から、気になるキャンパーを取材。キャンプ道具の収納事情など、普段見れるインスタグラムとは違う、ウラ側のキャンプ情報をお届けします。
今回は、ヴィンテージギアや試行錯誤の末に作られたガス管など、自分だけのスタイルを極める『@neru0414』さんが登場!
プロフィール
お名前:neruさん
Instagramアカウント名:@neru0414
居住地:東京
職業:会社員
キャンプを始めた時期:よく行くようになったのは2002年くらいから
自己紹介をお願いします!
瀬戸内ののんびりとした緑に囲まれた環境で育ったので、東京に住むようになってから、自然が恋しくて週末にキャンプに行くようになりました。
なので、自然豊かな場所でのんびりキャンプが我が家の基本です。今のところ家族全員キャンプが好きですが、娘達が大きくなっても一緒にキャンプに行くのが夢ですね。
お気に入りアイテム
お気に入りアイテムを教えてください! その1 HASAG No.351L
1940年代ドイツ軍用のヴィンテージランタンで一目惚れ。いかにもドイツっぽい作りとその佇まいがたまりません。ずっと使い続けたいランタンです。
その2 DEFENDER110
我が家のキャンプには欠かせない相棒です。英国のLANDROVER社で68年間姿を変えず製造され、ボディはアルミで腐食に強く、複雑な電子制御とは無縁な車です。
オリジナルカラーで再塗装しているのでパッと見は綺麗ですが、
12万キロ走っています。 メンテナンスさえすればずっと乗り続けられる車なので、おじいちゃんになるまで乗り続けます。
その3 KLEPPER
50年以上前に作られたKLEPPERのテント。ネットで見かけて以来ずっと探していたテントですが、海外のオークションでもなかなか手に入りませんでした。
Decemberというアウトドアショップのオーナーが持っていることを知り、問い合わせしたことが縁で手元にあります。
ドイツ製で、細部に至るまで今では考えられないような凝った造りで、後ろ姿がお気に入り。劣化してるパーツに手を入れながら長く使っていこうと思います。
その4 自作シェルター
自分が使いたいと思うサイズ、素材のシェルターがなかったので、自分で作ろうかなと思ったのがきっかけです。それまでに色々自作してきたので、なんとかなるかなと。
ミシンの説明書をみるところから始めたテント作りは大変でしたが、自分が欲しいと思うものを作ったので、もちろん1番のお気に入り。
ちょっとずつ手を加えながら、自分だけのテントに仕上げていきたいですね。
その5 レザーカバー
今でこそたくさんの作例がありますが、当時は作例もなかったし、そもそもレザークラフトもやったことがなかったので試行錯誤して作った覚えがあります。
このレザーカバーが ”欲しいものは作る” きっかけを与えてくれたので自作品の中でも思い入れのあるアイテムですね。
お気に入りアイテムの購入場所は?
大阪のヴィンテージショップ、RUST。キャンプに持っていくものは必ずしもキャンプ用品じゃなくても良いと思っています。
ヴィンテージ品の中には、キャンプ用ではないけどキャンプに使えるものもあります。ショップのご夫婦が、私がキャンプ好きなことを理解してくれていて、毎回行くのが楽しみです。
<RUST 基本情報>
住所:大阪市浪速区日本橋4-14-11
営業時間:11:00~17:00
定休日:木曜日
http://rust-oldthings.com/
積載と収納のポイント
キャンパーの悩みの種、積載のポイントは?
車はDEFENDER110に乗っています。元々収納スペースが大きいですが、そこにシェルター内で使う棚を置いてスペースを有効活用しています。
また、車に合うイメージのヒッチキャリアがなかったので、特注で作ってもらいました。積載した姿もカッコよく見せたいですね
アイテムはどこにしまっていますか?
収納スペースが狭いので、できるだけ家のインテリアに馴染むようなギアを選んで、仕舞い込まわないようにしています。
食器やコップなどもできるだけ、日常的に使えるようなものを意識して選んでいますね。
@neru0414さんに聞きたい!ココだけの話
おうちの内装が大変素敵ですが、デザイナーズ物件ですか?
間取りと内装が完全自由設計の集合住宅(
コーポラティブハウス)なので、やりたい放題やりました(笑)。 経年優化しながら、自然を感じられる家がコンセプト。
好きなようにさせてくれた妻に感謝です。
インテリアや観葉植物も素敵ですね!
基本、自然が好きなので植物も好きですね。
家に馴染むような植物を選んでますが、 ちょいちょい枯らしてしまいます……。 先日、
枯らした植物とドライフラワーなどを使って壁面を飾りました。
洗練されたデザインの二股ガス管、製作の経緯を教えてください。
気軽に使えるガスランタンで使いたいと思えるものがなかったので、まずはガス缶にレーザーカバーを作ってみました。
それでも何か足りなかったので、ガス缶とランタンを接続する部分のパーツを考えたのがきっかけです。
それから部品を集めていましたが、どうしても思うようなパーツが手に入らず諦めていた際に、ほぼ私が作りたい形状で二股を作っているメーカーを見つけたので、そこにお願いして寸法指定などして作ってもらったものです。
完成してみていかがでしたか?
インスタにあげたときには、コメントをたくさん頂いたのを覚えています。自分の好みと似た人がいるんだなぁ(笑)とちょっとびっくりしました。
真鍮で出来ていて質感も良いので、インテリアとしても十分通用すると思います。うちは普段家の中でも使っています。
他にもこだわりの自作ギアがあれば教えてください!
斧を先日作りました。 先に作ったmakibasamiと合わせた斧が欲しかったのですが、なかなか欲しい斧がなくて。
しかも、あっても全て海外メーカー。なんだか悔しくてカッコいいのを作ってやろうと思ったのがきっかけです。
これも自分だけでは作れないので、刃を作っている職人さんと柄を作っている職人さんにお願いしました。特に柄は何度も試作してこの形に辿り着くまで苦労しました。
おすすめのキャンプご飯を教えてください
最近、燻製を作るのにはまっています。キャンプではのんびりが基本なので、家で作った燻製を焚火で炙りながら食べるのがシンプルで気に入ってます。
お気に入りのキャンプ場Best3
1位:五光牧場オートキャンプ場
2位:駒出池
3位:ふもとっぱら五光牧場 春、夏、秋ととても表情豊かなキャンプで、ゆったりとした時間を過ごせるのでお気に入りです。
このキャンプ場で、はじめてキャンプを通じた友人ができたこともあって、とても思い入れのあるキャンプ場ですね。
<五光牧場オートキャンプ場 基本情報>
住所:長野県南佐久郡川上村樋澤1417
電話番号:0267-98-2468
営業期間:4月下旬~10月末まで
http://www.nap-camp.com/nagano/12295/
@neru0414さんのような写真を撮る方法
サイトをおしゃれに見せるコツってありますか?
なんですかね(笑)生活感のあるものはできるだけ目につかないように収納していますが、並べ方とか配置などあまり気にはしてません。
その代わり、道具もテントも自分の好みに合うものだけを選ぶようにしています。なければ作る(笑)
普段使っているカメラを教えてください!
ソニーα7Ⅱ。フルサイズの中では持ち運びが楽なので使っていますが、カメラメーカーにそれほど拘りはありません。以前はオリンパスを使っていましたし。
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 II ボディ ILCE-7M2
写真を撮るときに気をつけていることは?
専門的なことは語れませんが、撮影で気を付けることと言えば、”あそこでこんな写真が撮りたい”とイメージできるキャンプ場に行くことですかね(笑)
多分これが1番大事。ロケーションがカメラの腕をカバーしてくれてます。
よく使うハッシュタグがあれば教えてください
#キャンプ #camp #defender など。
あまり固定でネタになりそうな面白いタグは使わないです。写真に関係するネタを本文とは別に”#文章”で書くことが多いです。
最高の写真
これまでに撮った中で最高の写真を見せてください!
湖畔の対岸から、陽に染まるテントと木々を撮ったこの写真がお気に入りです。
上手く撮れたというより、本当に綺麗だなぁと思いながらシャッターを切った写真です。
おわりに
苦労して手に入れたヴィンテージギアと、試行錯誤を重ねて作られたガス管や手斧など、自分だけのスタイルを極めるneruさん。こだわりは自然を意識した家の内装やインテリアにも現れています。
そのすべてに共通するのは「経年優化」という考え方。使えば使うほど味が出る、ずっと先まで使うことを考えたギア選び、あなたもしてみませんか?
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