コアなアウトドアショップ「イエローナイフ」
湘南ビーチの少し北、神奈川県平塚市にアウトドア好きにとって、アツいショップが昨年2023年3月にオープンしていたという話をきいたので、取材してきました!
それがこちらの「イエローナイフ」。海外からギアを輸入している会社、アブレイズさんが手掛けるはじめてのリアル店舗なんだとか。
コアなキャンパーに愛用者も多い北欧系テントブランド、HELSPORT(ヘルスポート)や、薪ストーブ人気の先駆けG-Stove(ジーストーブ)の正規輸入代理店とあって、アイテムのセレクトも気になるところです!
店内を案内してくださったのは、店長の荒田さん。
プライベートでもキャンプや登山に繰り出す大のアウトドア好きで、登山用品店に勤めていた過去を持ちます。長年のフィールドでの実体験や道具に関する知識も豊富。
お客さんからの質問や相談にも、気さくかつわかりやすく答えてくれます。
「イエローナイフ」ってどんなアウトドアショップ?
まずは「イエローナイフ」の魅力や取り扱いアイテムについて掘り下げ。木の温もり感じる居心地の良い店内には、所狭しとアウトドアギアが陳列されています。
話しをきいたところ、輸入代理店であるアブレイズさんならではの強みがありました!
大型テントの実物も常設展示
ショップの奥には外観から想像もつかないほどの空間。そこには、大型ドームを中心にさまざまなテントが展示されていました。
アブレイズさんは、海外のテントの正規代理店なので、最新テントの実物をいち早く見られます。
薪ストーブも圧巻の品揃え
冬キャンプのあこがれ装備、薪ストーブの豊富さも「イエローナイフ」の特徴。人気のG-Stoveやワークタフストーブをはじめとしてたくさんの薪ストーブの実物を確かめられます。
購入のアドバイスはもちろん、購入後のアフターサービスも受けやすい点も輸入代理店直営ショップの強みです。
UL系アイテムも神奈川随一の充実度
キャンプギアのみならず、登山やハイキング向けのULギアに力を入れている点も「イエローナイフ」の魅力。
日本ではまだ広まっていない、知る人ぞ知るブランドをいち早く輸入販売しているので、他のショップではお目にかかれないようなアイテムに出会えるかも!?
荒田店長をはじめとして、山に強いスタッフさんもいるので、これからUL登山やハイクに挑戦したい方の入口としても最適なショップ!
「イエローナイフ」店長が選ぶ、イチオシギア4選
ショップの魅力を知ったところで、ここから荒田店長イチオシのアイテムを4つ紹介してもらいました!
自身も生粋のアウトドアマンな店長のチョイスとは……?
1|HYBERGのULバックパック「ATTILA DCF」
こちらは、2015年にスタートしたドイツ発の新進ULギアブランド、HYBERG(ハイバーグ)のバックパック「ATTILA DCF」。
その名のとおり、スチールの15倍の強度を持ちつつも、超軽量なULの代名詞的素材、DCF®︎(ダイニーマコンポジットファブリック)を使用したバックパックです。サイズは50Lで、重さは575g。最軽量モデルの「AGUILA DCF」は37ℓで重さは500ミリリットルのドリンクより軽い473グラムとなっています。
生粋のハイカーであるブランドの創業者デミトロ氏のリアルなフィールド体験とこだわりをもとに作られるバックパックは、細部にもこだわりが行き渡っていて、感度の高いハイカーの間で評価も高いんだとか。
荒田店長:私も実際に愛用しているんですが、ショルダーハーネスのメッシュポケットがお気に入りポイントです。
マチが設けられていて、地図や行動食はもちろん、大きめなスマホやボトルもすっぽり入ります
荒田店長:ハイクオリティなのに比較的リーズナブルな点もハイバーグの魅力。
ダイニーマを使った超軽量モデルは税抜¥40,000〜、別素材のモデルですと税抜¥30,000〜購入できます。神奈川県にはUL系のショップがまだまだ少ないので、平塚から盛り上げていきたいなと思っています
2|NORTENTの大型ドームテント「Gamme8」
続いてのアイテムは、ノルウェー発のテントブランドNORTENT(ノルテント)の大型ドーム「Gamme8(ギャム8)」。
そのクールな見た目と確かなスペックから、コアなキャンパーさんの間でじわじわ人気を拡大している近年注目のドームテントです。
加水分解が発生しないシリコンコーティング生地やしっかりした縫製など、長く使えるタフさも魅力。薪ストーブ用のホールも備えるなど細部にもこだわり。
荒田店長:このテントは大きさの割に設営のしやすい点が特徴です。慣れると1人でも15分ほどで立てられます。
立てやすさの秘訣はポールの本数。通常、このサイズのテントはポールが6本のものが多いんですが、強度を維持しつつ、5本に抑えられています。元軍人で数学者の顔も持つ、ブランドの創業者、ケティル・クヌッセン氏ならではの設計ですね
荒田店長:当店では、この『ギャム8』をはじめとして、さまざまなノルテントのアイテムも実物をチェックできます。12月からコンパクトな新作モデル「NEW VERN series」や「LY series」の展示も始まりました(不定期)。ソロキャンプやトレッキングにおススメのサイズ感ながら、耐風性・携行性に非常に優れたモデルです!
イエローナイフのオンラインストア「Gamme8」ページはこちら
3|HIDRASCAPE STICKER
こちらのステッカーは、アメリカ発のブランドHYDRASCAPE(ハイドラスケープ)のもの。
人気の壁画アーティスト、グレチェン・レジット氏のイラストを防水ステッカーに落とし込み展開しています。アメリカの国立公園をモチーフに美しい自然風景が描かれており、アウトドア好きにハマるデザインです。
ボトルやジャグなど円筒状のものに貼っても美しい点も魅力。ぐるっと巻いて重ね貼りもOKと自由度の高いステッカーです。
荒田店長:耐水性と耐候性が高いので、ジャグやクーラーボックスはもちろん、車に貼っても劣化しにくいのが魅力。
実は耐熱性も高くて60度の食洗機にかけてもへっちゃらです。このノートPCのように、複数枚を重ねて貼ってもいい感じになります
荒田店長:ちなみに、ハイドラスケープの原点は、このドリンクボトル向けサイズのステッカー。ステッカーチューンをすることでマイボトルに愛着が湧き、ペットボトルゴミの数を減らせるという理念でブランドがはじまりました。
ステッカーの売上の一部が、国立公園の保護費に当てられているのも素敵ですよね
荒田店長:さらに、今期から待望の日本シリーズも発売開始になりました。第1弾は「中部山岳国立公園~上高地~」と「富士箱根・伊豆国立公園」。“逆輸入盤“日本の風景といった印象でギアに貼っても愛着が湧いてくると思います!
イエローナイフのオンラインストア「HIDRASCAPE」ページはこちら
4|Bubba Goose Duffle のダッフルバッグ
最後は、アメリカ・シアトル発のブランドBubba Goose Duffle(ババグースダッフル)のバッグ。こちらは、ディメンションポリタント社のX-PAC®︎生地を使った丈夫なダッフルバッグで、軍用品やアウトドア用品の製造業界から出たリサイクル素材も活用されています。
ブランドの創設者デリアン・スカッダー氏は、めいもんアウトドアブランド、MSRにてバッグ類のプロダクトデザイナーを務めてきた人物。軍用のバッグも手掛けてきました。
経験と職人技による上質なハンドメイドバッグは、見た目も去ることながら、実用性とタフさもピカイチ。
荒田店長:ババグースのバッグはとにかくタフ。耐久性のテスト方法がユニークかつ過酷で、2年間太陽の下に放置したり、砂を詰めて崖から投げ落としたり、トラックの後ろに引っ張って伐採道路を走らせたりと、やり過ぎなくらい徹底的にやるんです(笑)。
生地はもちろん、縫製の糸に至るまでMade in USAにこだわられている点も惹かれますね
荒田店長:3種類のサイズがあるダッフルバッグ以外にも、大型のトートや旅の荷物の整理にも便利なトラベルポーチなど、他のババグースのアイテムも豊富に取り揃えています。
こういった他のショップでは滅多にお目にかれないブランドのアイテムがあるのも『イエローナイフ』の強みですね!
イエローナイフのオンラインストア「Bubba Goose Duffle」ページはこちら
カブり知らずのコアなアウトドアギアを探しに行こう!
カナダにあるアウトドアの聖地、イエローナイフの名前を冠するこのお店は、湘南エリアのアウトドアカルチャーの発信源になりそうなポテンシャルを秘めた楽しいお店でした。
今回紹介してもらったアイテムは、ほんの一部。だいたい2〜3ヶ月のペースで海外から、新しいアイテムが入ってくるそうなので、ちょこちょこ脚を運ぶと面白いものが入荷しているかもしれません!
近くの方はもちろん、旅や仕事で近くに来た方はぜひ立ち寄ってみてください。
YELLOWKNIFE OUTDOORSHOP(イエローナイフアウトドアショップ)
- 〒254-0014 神奈川県平塚市四之宮5丁目4-14
- 営業時間:平日12:00~20:00、土日祝10:00~18:00
- 電話:0463-64-2222
- 公式オンラインショップはこちら