記事中画像撮影:筆者
入手困難の「サカナシェード2」に進化版が出た!
昨年、DODから登場した「サカナシェード2(以下:通常モデル)」。
日差しサンサンでも遮光率99.9%以上の暗い影が作れるし、家族でくつろげるスペースがあるのに5分で設営できて、見た目もコスパも最高……だったので、夏のピクニックはこれ以外の選択肢はないな〜となっていたのですが……!
さらに使いやすそうなモデルが登場してた
公式サイトを見ていたら、「サカナシェード2 トバリ(以下:トバリ)」なるものを発見。スペックを見てみると、通常モデルのよさを受け継ぎながらも、オールシーズン使えるように進化してる……!
というわけで、「いかに太陽の下でも涼しく、快適に過ごすか」をテーマに掲げている筆者が、トバリの特長をくまなくチェックしました。
進化したところは主に3つ
進化1|4方向にオープン&クローズできる
通常モデルはドアなしの仕様でしたが、トバリは全面にドアが追加。
フルクローズできるようになったことで、人目を気にせずゴロゴロできるし、着替えや子どものおむつ替えもしやすくなりました!
パネルは半分だけ開けることも可能で、状況に合わせた使い方ができます。
オープンするときは、パネルのジッパーを下げて、くるくるっと巻いて留めるだけ。
ちなみにパネルを巻かずに敷いておけば、シート代わりにも。ちょっとした荷物置きになるのが地味に使いやすい!
パネルは自由に高さを変えられるので、こんなふうに立ち上げておくと、土や虫が入り込まないようにできるところもめちゃくちゃよすぎ。もうこの時点でトバリは後悔ない買い物だわ……と確信。
進化2|テントとしての役割も
フルクローズできる=小型テントのようにも使えるので、シェルターのなかで使う寝室用テント(いわゆるカンガルースタイル)としての活用もOK。
さらに、公式サイトによると「単体でキャンプ利用する場合には、メインフレームのクロス部分に追加ロープを取り付けてペグダウンしてください」とのこと。
つまり、ピクニックやデイキャンプから始めて、いずれ1泊2泊で……というエントリーキャンパーさんがステップアップする場合にも使い回せる、ということです。
実際、やや風がある日にガイロープを張って使ってみたので、その様子は後ほど!
進化3|収納ケースにストラップがついた
「サカナシェード2」の収納ケースにはストラップがなかったのですが、トバリの収納ケースにはストラップがつき、持ち運びやすくなっていました。
コンプレッション機能は変わらずについているので、キュと締めてコンパクトにできます。
そのほかの特長5つ
ポイント1|太陽の下でも、影が作れる
生地の裏側は、ご覧のとおり真っ黒。全面的にUPF50+のUVカットコーティングが施されており、遮光性は99.9%以上のハイスペック。
だから太陽サンサンでも、シェードの下には濃い影が。
実際、気温29度のカラッと暑い日にシェードのなかで過ごしましたが、日差しを感じないだけで体感温度が全然違います。
サイドから日差しが差し込むときは、その面だけパネルを閉めてしまえばシャットアウト。この点も「トバリ」だからこその強み!
ポイント2|広々サイズで、家族4〜5人でくつろげる
張ったときのサイズは、約W220×D160×H128cm。「サカナシェード2」とまったく同じ大きさで、大人なら3〜4人、ファミリーなら4〜5人でくつろぐのにちょうどいいサイズ感。
足を伸ばしてゴロゴロできるところがとにかく心地よく、子どものお昼寝にもぴったり。
ポイント3|重たすぎないから、持ち出しやすい
収納時の大きさは、約W49×D15×H14cm。大きめのトートバッグや30Lクラスのバックパックに収まるコンパクトなサイズ感になります。
重さは約2.6kg(通常モデルから+800g)。2Lペットボトル2本半分くらいなので決して軽いとは言えませんが、キャンプ用の小型テントと考えたら妥当な重さ。
ずっしりとした重みではないので、張ったあとの移動も簡単。
ポイント4|見た目も妥協しない
ピクニックのシェードといえば、開くだけで立ち上がるポップアップ式をよく見かけますが、簡易的なつくりがゆえ、筆者はなかなか好みのデザインに出会えず……。
いっそ妥協してしまおうかと思っていた矢先、昨年通常モデルの「サカナシェード2」が発売され、「これだ!」となったわけです。
「トバリ」も通常モデル同様、ソリッドなデザインと、男前無骨さを感じる色合いが◎。
ポイント5|安心できるスペック
耐水圧はメインシートが2,000mmで、フロアシートが5,000mm。一般的なアウトドアテントのようにしっかりとした耐水圧があるので、突然の雨も弾いてくれます。
(ただし止水ファスナーではないので、完全防水ではありません)
そもそも「サカナシェード」の由来は、山岳用テントで用いられる“魚座型”フレーム構造を採用しているから。そこにドアパネルがついたことで、トバリ(帳…外と室内を隔てる布のこと)の名がプラスされたってことでしょう。
簡易的なポップアップ式シェードは風でグシャっと潰れてしまうことがありますが、「トバリ」はアルミ合金ポールをクロスさせる魚座型構造なので、簡単にはグシャッとなりません。
だからこそ、「サンシェード」というくくりを飛び越えて「テント」としての活用もできる、というわけですね。
ガイロープを張って使ってみた
基本的にはサンシェードの位置づけですが、前述したようにテントとしても使える「トバリ」。
ただしこれには条件があって、風速5m以下で、別途ガイロープを張ってペグを打つこと。実際にトライしてみました。
設営アドバイス
トバリ本体の設営は、慣れてしまえば5分ほどで完了できます。さすがにポップアップ式シェードのようなすばやさはありませんが、立てるのは簡単です。
設営後にガイロープをするときは、事前にエイトノットなど結び方を覚えておくこと、自在金具を使うのであればセットしておくと、いざ張るときに戸惑わずに済みますよ。
まずはガイロープとペグを用意する
プラスで用意するものは、ガイロープ2本とペグ2本。筆者はラクしたかったので自在金具も用意しましたが、ロープワークでも対応できます。
こんなふうに自在金具を取り付けてから、ポールがクロスしているところの上に取り付けます。
ガイロープを巻きつけたら、そのまま地面に引っ張ってペグダウン。テンションをかけたら完了です!
わかりにくいですが、◯の部分にガイロープを結んであります。
実際、風速4mある日に設営しましたが、ガイロープをプラスすることで風による煽りを受けても安心感が増していました。
強い風が吹いたとき、本体のペグダウンだけでは飛ばされてしまったり、破損してしまったりする可能性が高まるため、サンシェードとして使う際にもガイロープをしておくと安心ですよ。
唯一気になる点は……
ひとつ難点をいうなら、なかなか手に入りにくいこと。それもあってか、メルカリの転売価格がえぐいことに……。
6月上旬現在は在庫切れになっていますが、メーカーに問い合わせたところ、6月下旬頃に再入荷予定とのこと。
Amazon等では購入できないので、DOD公式サイトや取扱店舗をこまめにチェックしてみてください!
【6/25追加情報】
昨日再販されましたが、どうやらものの半日で完売してしまった模様。
次回の再販日は「8月中旬ごろ」を予定しているそうなので、買い逃してしまった方は公式サイトをこまめにチェックしてみてください!
これで14,300円って、かなり推せる
筆者はサカナシェードとの出会いで、暑い季節の子どもとの公園遊びのストレスが減ったし、キャンプの敷居も低くなりました。
個人的には、通常モデルの「サカナシェード2」を上回る満足度! しかもこれだけ機能的にも関わらず、14,300円(税込)というコスパの良さにはもう感謝しかありません。
というわけで、筆者が「サカナシェード2 トバリ」をとくにおすすめしたいのは……
- 遮光性のないポップアップテントに満足していない人
- 海やプールなどのレジャーに出かける人
- 庭で頻繁にビニールプールを楽しむ人
- 高機能でかっこいいサンシェードがほしい人
- いずれ泊まりがけキャンプを想定している人
これらにひとつでも該当する人は、買って損なしだと思います!
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