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ユニフレームのバーナーパッド

【意外と知られていない!?】ユニフレームの「バーナーパッド」があると便利な5つのこと

老舗アウトドアブランド・UNIFLAME(ユニフレーム)といえば、優れた金属製品の数々で知られています。

そんなユニフレームの隠れた名品「バーナーパッド」をご存知ですか? シンプルながらいくつものメリットがあり、シングルバーナーを使うキャンパーなら見逃せないのだとか……。

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目次

ユニフレームの「バーナーパッド」使ってる?

ユニフレームのバーナーパッド

出典:Amazon

ユニフレームの「バーナーパッド」は、シングルバーナーのお供として非常に有能なアイテム……らしいんですが、認知度はそれほど高くありません。筆者も存在だけは知っていたけれど、そのメリットまではチェックしたことがありませんでした。

というわけで今回、バーナーパッドを実際に使ってみて、どのように便利なのかをレポートします!

この春リニューアルされたらしい

ユニフレームのバーナーパッドⅡ

出典:ユニフレーム

ちなみに今は「バーナーパッドⅡ」が発売されています。先ほどの画像は初代モデルで、2024年2月にハンドル付きにアップデートされ、ユニフレームらしく名前に「Ⅱ」がついて生まれ変わりました。

どんなふうに使うアイテム?

ユニフレームのバーナーパッドⅡ

出典:ユニフレーム 写真はバーナーパッドⅡ Sサイズ

使い方はこんなふうに、シングルバーナーのゴトクに乗せるだけ。こうすることで小さなクッカーでも安定して置くことができ、滑りにくくなります。また炎の熱が分散することで、弱火よりさらにマイルドな「とろ火」も可能になるんだとか。

アッチアチになるアイテムなので、確かにハンドルがあった方がよさそうですね。

製品を細かくチェック!

ユニフレームのバーナーパッドⅡ

さっそく現物を用意しました。Amazonでの購入価格は1,500円弱、財布に厳しい値段ではありませんね。また荷物の負担になるわけでもないので、シングルバーナーの愛用者が持っておいて損はなさそうです。もちろん、どんなふうに役立つかによりますが。

サイズは2種類

ユニフレームのバーナーパッドⅡの大きさ

さてバーナーパッドⅡには2サイズが用意されていて、今回の現物はMサイズ。各部位の長さは画像の通りです。

正方形が約12×12cmのSサイズもあるんですが、正直なところどっちを買えばいいのか迷いました。のちほどシングルバーナーと合わせてみた様子をお伝えします。

    ユニフレーム バーナーパッドⅡ M

    サイズ約15×15cm
    材質ハンドル・枠:ステンレス鋼
    メッシュ:特殊耐熱鋼FCHW2
    重量約76g

    細部の特徴

    ユニフレームのバーナーパッドⅡの特徴

    ざっとディテールを紹介します。

    • ①枠にはブランドロゴと「MADE IN JAPAN」の文字。使用時はこの面を上に
    • ②ハンドルはステンレス製。収納と展開の様子は動画を貼っておきます
    • ③ハンドルは取り外し可能。これも動画を撮影しました
    • ④メッシュは耐熱性の高い特殊耐熱鋼「FCHW2」

    以上のように、ハンドルの収納や取り外しなど、しっかり考えられたユニフレームらしい製品です。またメッシュの素材は特殊耐熱鋼とのことで、何とも頼もしい仕様でした。

    【動画】ハンドルのアクション

    収納状態からのハンドルの引き出し、そして再び収納する様子を動画で。難しいことは何もありません。

    こちらの動画は、ハンドルの取り外しと取り付け。ハンドルを再装着するときに気をつけるべきは、天地の向きぐらいですね。

    実際にキャンプで使ってみた

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    それではキャンプ場で使ってみましょう。実際に何かを加熱したり検証をしていくうち、筆者は5つのメリットを見出すことができました。

    とその前に、まずは本製品のサイズについて。前述したように筆者が手に入れたのは15×15cmのMサイズです。

    シングルバーナーに合ったサイズを

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    MサイズをSOTOの「ST-310」に乗せてみました。本製品が遮熱板を超えていないし、まあ問題なさそうだなと思いました。しかしとろ火が可能になる本製品ですから、長時間の使用が見込まれます。神経質に輻射熱を警戒するなら、やめておいた方が無難ですね。

    あとはゴトクよりもだいぶ外側までオーバーハングしているので、安定性に少しだけ不安が……。

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    次にSOTOの「ST-330」に乗せてみました。こちらはゴトクとのバランスもばっちりかと。またCB缶分離型なので輻射熱も安心です。というわけで今回のバーナーパッドⅡ Mサイズは、ST-330で使うことにしました。

    さあそれでは実際に筆者が実感した、バーナーパッドⅡを使うメリットを発表していきましょう。

    メリット① クッカーが安定する

    ユニフレームのバーナーパッドⅡとクッカー

    ゴトクは大抵の場合、3本以上の線でクッカーを支えます。クッカーの形状やサイズによっては、線ではなく点になる場合も……。

    なにかの拍子で画像のように傾いてしまわないか、心配になることってありますよね。傾くだけならまだしも、ひっくり返ってしまったら立ち直れません。

    ユニフレームのバーナーパッドⅡとクッカー

    しかし本製品を使えばこの通り! 線ではなく面で支えることで、ピタ~ッとド安定です。またゴトクよりも滑りにくく、安心感は半端じゃありませんでした。

    メリット② 小さなクッカーも使用可能に

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    ゴトクには乗らないようなクッカー、というかシェラカップも使うことが可能に。右のミニサイズはダイソーの「シェラカップ ステンレス ミニ」です。直火で使ってはいけないそうですが、誰に何を言われようと加熱する必要に迫られた場合、本製品があれば可能になります。

    メリット③ とろ火が可能に

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    本製品は炎の熱を分散させるので、火力を弱火よりも柔らかな「とろ火」にすることができます。とろ火でやる調理ということで、炊き込みご飯を炊いてみました。

    容器は「おぎのや」の釜飯の空き釜です。おぎのやの公式サイトでは空き釜を利用した炊飯方法が公開されていて、その炊飯方法のなかに「火を弱め、とろ火にします」といった工程があるんです。

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    本製品のおかげで、おいしそうに炊きあがりました。筆者愛用のST-330が、とろ火をこなせるシングルバーナーになりました。

    といっても、弱火ととろ火の違いはビジュアル化が難しいですね。「おいしかったから、とろ火です」というわけにはいきません。

    そこである動画を撮ってみました。動画のままだと掲載時に画質が粗くなって見づらいかもしれないので、キャプチャ画像を載せておきます。

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    クッカーのフタでお湯を沸かし、弱火をキープしています。ポツポツと気泡が生まれ、浮いては消えていきます。

    この状態でバーナーパッドⅡが無し→有りの気泡の様子、違いをご覧ください。

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    バーナーパッドⅡを使っていない状態

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    バーナーパッドⅡを使っている状態

    バーナーパッドⅡが加わることで、気泡がすーっと物静かになったのがわかってもらえると思います。もちろん火力はいじっていないし、風の影響を排除するため室内で撮影しました。

    本製品を利用することで生まれるとろ火は、弱火とは明らかに火力が違います。

    メリット④ 熱が面になるので焦げにくい

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    クッカーの底、その中心部だけが焦げることってありますよね。全体にしっかり火を通そうとした結果、中心部に過剰に熱が伝わってしまい……っていう。しかし本製品を介することで、熱が分散してフラットに。これは手をかざしても実感できるものでした。

    しかし筆者の感覚がおかしい可能性があるので、温度計を使ってクッカーの中心部と周辺部の温度差を計ってみましょう。

    ユニフレームのバーナーパッドⅡの効果

    結果は60℃以上の差がありました。それほど大きくないクッカーでもこんなに差があるんですね。これなら中心部だけ焦げてしまうことがあるのも納得です。

    ではバーナーの炎はそのままに、本製品を使ってみましょう。

    ユニフレームのバーナーパッドⅡの効果

    計測結果はこの通り。中心部と周辺部の温度差は17℃まで減少しました。ここまでさんざん記述してきた「熱が分散する」のがよくわかります。また火力は変えていないのに中心部の温度も下がっており、「とろ火が可能」という効能にも納得しました。

    メリット⑤ 吹きこぼれをキャッチ

    クッカーから溢れ出た吹きこぼれが、バーナーを汚してしまうことってありますよね。しかし本製品を敷いていれば、吹きこぼれがバーナーまで達しにくくなります。当初は「メッシュなので液体は普通に通過してしまうのでは?」と思っていましたが、不思議と裏側に染みていなかったですね。

    ちなみに吹きこぼれが発生したら、調理後はしっかり本製品を洗いましょう。その理由は、下に続く焼き鳥のくだりで記述します。

    赤外線で焼き鳥をやってみた

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    バーナーパッドⅡは「シングルバーナーの炎を柔らかな赤外線の熱に変換」するそうです。このフレーズは商品パッケージに記載されていました。

    赤外線ということは、何か焼いたらおいしく食べられるということですよね。しかしパッケージ裏の取扱説明書には「メッシュに直接食材を載せて調理はNG」とも記載が……。

    メスティン用網

    ということで用意したのがこちら。ダイソーのメスティン用網です。本来はメスティンの底に設置して蒸し料理をするためのモノですが、今回は焼き網として使います。

    ユニフレームのバーナーパッドⅡと網

    目論見どおり、バーナーパッドⅡのMサイズにちょうどいい感じでした。赤外線に変換された熱が、焼き鳥をじっくりと焼き上げます。

    そして味は……確かにうまい! クッカーや鉄板で焼くよりも格段に香ばしく感じられました。ビールが止まりません。

    ちなみに汚れ防止にアルミホイルを使ってもいいかと思っていたのですが、アルミホイルは赤外線を遮断してしまうそうです。

    焼き鳥をした結果、ダメージが……

    ユニフレームのバーナーパッドⅡの吹きこぼれ

    焼き鳥をした結果、肉汁がこぼれてしまいました。説明書にあった通り「メッシュに直接食材を載せ」はしなかったのですが、肉汁が落ちるのは避けられませんでした。そして説明書には「汚れが付いたまま使用を続けると劣化し、穴があく場合があります」と記載が……!

    汚れたままどのくらい連続使用すると危険なのかは不明ですが、神経質に捉えれば、汁が垂れる系の焼き物はやめておいた方が無難です。

    注意すべき点はある?

    メリットの多いバーナーパッドⅡですが、要注意なポイントもありました。

    弱火限定です

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    商品パッケージにも公式サイトの商品ページにも、「必ず弱火でご使用ください」と注意書きがあります。これは輻射熱によってシングルバーナーに損傷が生じる可能性があるため。中火程度の炎を柔らかくフラットにできたらありがたかったのですが、安全のためなら仕方ありません。

    風のある日は苦労します

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    シングルバーナーを弱火で使う場合、その炎は風にすこぶる弱いですよね。風で吹き消されることも多々あります。つまりバーナーパッドⅡは、風のある日には使いにくい道具ということになります。

    とはいえシングルバーナーの愛用者は、すでに風防等で対策できる人が多いと思いますが。

    直接食材を載せての使用はNG

    ユニフレームのバーナーパッドⅡ

    焼き鳥のくだりでも触れましたが、直接食材を載せて調理するのはNG。とはいえ乾き物なら大丈夫かな……と思ってスルメを炙ってみたところ、やはり汚れがこびりつきました。このまま使い続けると穴があく可能性があります。

    筆者は前出のダイソー製メスティン用網を使うことにしましたが、赤外線の恩恵にあずかる場合、何らかの対策が必要です。

    スタイルによってはメリット大なアイテム

    ユニフレームのバーナーパッド

    小さなクッカーが安定する、とろ火調理OK、焦げつきにくい……と数々のメリットを享受できるユニフレームの「バーナーパッドⅡ」。汚れに注意すれば赤外線の炙り調理まで可能となります。

    特に荷物少なめのソロキャンパーにはメリットが大きいと思いましたが、いかがでしょうか。持ち運びの負担も少ないし、持っておいて損はないと思います。

      ユニフレーム バーナーパッドⅡ S

      サイズ約12×12cm
      材質ハンドル・枠:ステンレス鋼
      メッシュ:特殊耐熱鋼FCHW2
      重量約57g

        ユニフレーム バーナーパッドⅡ M

        サイズ約15×15cm
        材質ハンドル・枠:ステンレス鋼
        メッシュ:特殊耐熱鋼FCHW2
        重量約76g

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