Moss(モス)テントとは?
世界初のドーム型テントであるMoss(モス)テントは、今もなお多くのキャンパーを魅了する孤高の存在。
テントに安全と機能美を兼ね備えたフォルム、温かみのある色合いで人気を博しました。残念ながらモスのテント部門は2001年に買収され、現在ではかなり貴重で入手困難なテントとなっています。
早速モステントのアイテムをご紹介!レアアイテムを大切に保管するために欠かせないメンテナンスも合わせてお伝えします。
押さえておきたい!Mossテント6アイテム
スタードームⅡ
ビル・モスデザインの代表作の1つ、スタードーム2。2回クロスさせたポールをセンターポールで補強しているので、強度はバツグンです!総重量は3.85kgです。フライシートを被せると、その曲線美が際立ちます。フライシートを外せば、天窓を開けて自然を満喫できます。
天井・サイドにある大きなメッシュ部で、通気性の調節や天体観測にぴったりです。
2か所のドアで通気性◎。後ろを出入り口にし、前室を荷物置きや調理スペースにするなど使い分けもできます。
オリンピック
1983年発売の2~3人用のテントで、総重量は4.32kg。ドアは前後に1口ずつ。メインポールと2本のサブポールで耐風性はもちろん、オリンピックの特徴である美しいシルエットと広い居住空間を構成しています。フライシートを被せれば、アーチ型の前室も装備します。
フライシートを被せると、背は低めですが、前室を備えた幅が広めの入り口に。ドアは奥にもあり、出入りはしやすい設計。
フライシートを被せればMossオリンピックの特徴、トップの背骨の姿が。シルエットが美しいですね!
リトルディッパー
ビル・モスの弟子、チャールズ・デュヴァル氏がデザインしたテント。3~4人用の4シーズンモデルです。総重量は5.45kg。広大な前室と、正方形のフロアが居住性バツグンです。フライシートを外すと、赤と白のパネルが鮮やかに張られています。天井を通して見える星空は、間違いなく最高ですね!
強度と見た目の美しさを兼ねた4本のポールが、12箇所の交点を作り雨風に負けません。
開閉可能な大きなメッシュベンチレーションも快適さの1つです。
スターレット
2人用の魚座型テント。設営した時の美しい形が人気の1つ!収納時はなんと13×43cmとコンパクトで、総重量は3.57kg。
簡単に設営できるフック式(スターレットGT)と、ポールを通すのにコツがいりますが、ペグダウン不要でも自立するほどの安定感があるスリーブ式があります。
天井をはじめとするメッシュ部分は全てジッパーで開閉調節ができるので、通気性を調整できます。
小型テントに多く使われる、魚座型のクロスポール。テント内の上部空間は他のクロスポールに負けません。
スーパードーム
2~3人用、4.8kgほどの重さのスーパードーム。ポールは本体に4本、フライシートに1本使用し、前後左右のシンメトリーになります。設営時のテンションが強めではありますが、そのぶん日本のキャンプ場では無敵、しっかりと支えてくれる信頼性があります。
インナートップには、中から自由に開閉できるジッパーがついているので、ベンチレータの調整が可能です。
出入り口は2つ。前室は小さめですが、ストーブを使用して炊事をしたり、荷物を置くのにはいい空間です。
Mossテントのメンテナンス
テントクリーニングの必要性
太陽、雨、風と様々な環境から私たちを守ってくれるテント。使い込むほど、溜まっていく汚れ、落ちていく撥水力。その他のアウトドアギアを手入れするように、テントのお手入れも忘れずに!特に貴重なMossテント。長く大切に使うためにも、専門職人に「汚れ落とし」「撥水加工」「UV加工」「乾燥」全ておまかせするのが近道です。
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テントクリーニングはここにおまかせ
テントクリーニング.com
職人洗い、撥水加工とUV加工(オプション)、自然乾燥の順で丁寧に仕上げます。MOSSの素材も適宜見極めて仕上げてくれます。
工場着から5日~1週間が仕上がり目安です。
テントクリーニング.com:http://tent929.com/index?2
そらのした
アウトドアギアのレンタルショップが行うサービス。エコノミーとデラックスの2つのコースがあり、テントの状態や希望から選択できます。
そらのした:http://www.soranoshita.net/cleaning/index.html
洗匠屋
長年蓄積したノウハウで、1つ1つ手洗いでゴミ・汚れを除去→強力な撥水剤に漬け込む→撥水効果が向上する加工が施され、防菌仕様にもなって戻ってきます。
洗匠屋:http://www.sentaku-ya.jp/
巡り合いたいMossテント
ブランドが消滅した今も、多くのキャンパーが求めるMossテント。本当に入手困難ですが、めげずに探し続ければ巡り合えるかもしれません。そして、臭いやメンテナンスが気になる、という声も。大切に使うためにも、自身でやれることはもちろんやっておきたいですが、プロの手を借りてきちんと見てもらうのをオススメします!
Don’t Miss Moss Tent!
Mossテントを逃すな!