デザインもかなり攻めている!初となる大型TCテント登場
いよいよ、ワークマンからもTC素材のテントが発売されました!
ポリエステル素材のトンネル型タープとTC素材のドームテントがセットになった「サークルドームテンプ5人用テント」です。なんでも3通りの使い方ができるんだとか。
TC素材を使っているのに格安と前評判上々ですが、使い勝手や素材感などを、ワークマンアンバサダーでもある筆者が詳細を徹底チェック。辛口評価ありのぶっちゃけレビューをしてみます!
「サークルドームテンプ5人用テント」はどんなテント?
基本的なスペックとカラー
●素材:アウターテント:ポリエステル・綿、インナーテント:ポリエステル100%、タープ:ポリエステル100%、ロープ:ポリプロピレン・ポリエステル
、ポール:グラスファイバー、ペグ:鉄
アグレッシブなカラーを採用することが多いワークマンですが、今回は落ち着いたアースカラーで統一。TC素材の風合いも生かされているように感じます。
セット内容
「サークルドームテンプ5人用テント」は、ダブルウォールのドームテントとタープのセット。セット内容はこちら。
TC素材採用のテントと言いましたが、使われているのはアウターテントのみ。パーツごとにポリエステルと使い分けされています。
収納時の大きさと重さ
収納時のサイズは長さ64×幅31×高さ31cm。筆者が普段使っている6人用テントと比べると、長さは同程度ですが一回り大きい印象です。このなかにテントとタープ両方が入っているからでしょう。
重さは、メーカー表記約19.3kgのところ、実測値で19.1kg。筆者は普段、重さ6kg程度のテントを使用していますが、それと比較するとなんと3倍……!
軽量なポリエステルにコットンを混紡すると重くなるとは聞いていましたが、まさかこれほどとは! 気軽に子供に持たせることはできませんね。
最大の特徴は、3wayで使えるデザイン
「サークルドームテンプ5人用テント」は、3wayさらに+αの使い方ができるというアレンジ多彩なテント。
開発者の「欲しい」が詰まったいろいろなスタイルに対応できる便利なテント&タープ、故に略して「テンプ」なんだとか。
ここからは実際に3wayスタイルを試し、設営のしやすさや、テント内部がどうなっているのかなどをチェック。ちょっと辛口評価も出てしまいました。
その1. 「シェルタースタイル」を試してみた
10分かからず簡単設営できる
シェルタースタイルに使用するのはTC素材のアウターテント。ポールをクロスに差し込み、四隅をペグダウンしたら完成です。
これだけなら、設営は慣れてしまえば10分かからないでしょう。
ポリエステルよりも通気性に優れるTC素材。かつ、前後の入り口はフルメッシュにできるので風がしっかり抜けます。
巻き上げ可能なスカート付き
なんとスカート付きで、巻き上げておくことができるので天候などに応じて調整できます。
設営当日は26度ぐらいでしたが、TC素材の通気性のよさもあってかテント内は蒸れることなく爽やか。ゴールデンウィーク以降の平地キャンプには良さそうです。
肝心の広さはというと、大きめのハイテーブルとハイチェア4個が置いて、大人4人がくつろぐには十分なスペースがあります。
チェアの後ろにもしっかりスペースがあり、荷物を置いても窮屈感は少なそう。ローチェア、ローテーブルの組み合わせならさらに広く使えそうですね。
TCと言えど、しっかり水を弾いてくれた
ちなみにTC素材の弱点ともいえる防水性ですが、水をかけてみたらビックリするぐらい弾きました。
【気になる点】ランタンフックなし
個人的なマイナスポイントとしては、天井にランタンをかけるフックがないこと。このようにインナーテントを吊り下げるためのループがあるのみです。
ランタンを吊るしたいときは、S字フックを用意しておくことをおすすめします。
【気になる点】上部のベンチレーションにメッシュなし
テント上部2か所にベンチレーションが備わっていて開閉可能です。
ただし、ベンチレーション部分にメッシュパネルなどはなく、雨や虫はそのままダイレクトに入り込んできます。シェルターとして使うなら、ここはメッシュパネルがあってもよかったかもしれません。
これらの結果を踏まえこのスタイルを推奨できるシーンは、以下のような答えになりました。
夏場のデイキャンプ
簡易的なポップアップテントもいいですが、遮光性もあり通気性抜群のTCテントは真夏のデイキャンプにも相性抜群