ついに見つけた理想郷で、2回目の開催
2年のブランクを挟んで、今年4回目となるキャンプブック。実は同一会場での開催はこれが初めてなんです。
2017年の初回から2回目、3回目とすべて会場を移動してきた流浪のフェスにとって、2019年の開催地であった富士見高原リゾートこそ、探し求めた理想郷でした。
冬場はスキー場として賑わう富士見高原リゾート。夏場は登山客やゴルファーが訪れる一方で、地元の畑として活用されています。その土地をフェス仕様にレイアウトしたところ、キャンプブックの持つユルい雰囲気と見事にマッチ。
参加者も出店者も運営もすべての人たちが同じ方向を向き、そのムードからまるで文化祭のような空気感を持つキャンプブックが生まれた瞬間でした!
筆者も来年以降の同会場での開催を切に望み、また翌年の参加も心に誓ったほど素晴らしいものでした。
アイデンティティのリフトは今年ももちろん稼働!
キャンプブックのアイデンティティとして、富士見高原リゾートという地を大きく印象付けるのがリフトです。そもそもリフトに乗れる野外音楽フェスなんて他にあるのでしょうか? すぐには思いつかないくらい珍しいですよね。
リフトの上から一望できるフェス会場は、まさに絶景! これは是非とも見てほしい、キャンプブックの名物です。
そんな理想郷での3年ぶりの開催はどうだった?
一言で言って、最高! そして大盛況でした。止まっていた針が動き出したとはまさにこういうことを言うんだなぁ、と。
3年前のあの日と同じ、キャンプブックらしい一体感あるフェスが、富士見高原リゾートの地で再び顕現していましたよ!
出演アーティストはまさに“キャンプブック節”
踊って、ハミングして、爆笑して、カッコよさに震えて すべてを……1日のうちに味わえるキャンプブックのブッキングはまさに唯一無二。今年は氣志團、ライムスター、ブルーハーブ、グリムスパンキー、toe、ハンバートハンバート、テンダー、ヨギーニューウェーブスなどなど。
国内の豪華アーティスト陣が、久しぶりの野外ステージを思いっきり駆け巡り、盛大に観客を盛り上げていました。
多彩な出店ブース
フェスファッションを飾り立てる洋服屋から植物、アンティーク雑貨など物欲を刺激する個性豊かな出店ブースもキャンプブックのアイデンティティのひとつ。
思わず買い物しちゃう参加者続出で、帰るときにはパンパンのクルマがさらにパンパンなんていう嬉しい悩みも載せて帰ります。
また美味しくバリエーション豊かなフェス飯やドリンクも楽しいキャンプブック。DJブースのそばにはフードコートが設置されており、買ったご飯やドリンクで休憩が取れるのも嬉しいですね。
本格的なマクラメ編みや、テントサウナなど大人が楽しめるコンテンツも魅力のひとつ。のんびりと羽を伸ばしながら、思い思いの時間を送っている姿が印象的でした。
一方で子どもたちに大人気だったのがアクティビティとキッズエリア。自由に遊べる卓球スペースは、もはやキャンプブックのアイデンティティであり賑わいも一入。
その他、BMXの試乗ブースなどでも子どもの姿が多く見受けられました。そして圧巻だったのは巨大なキッズアトラクション。ハジけんばかりの笑顔にこちらが癒されました。
キャンプブックの主役はフェスラバーの笑顔
皆一様にいい笑顔を見せてくれていますね! 思い出のページ一枚いちまいに刻まれるのは参加者の笑顔。これこそがキャンプブックの真髄でしょう。
さらに成熟を迎えるこのイベントの、2023年の進化した姿を楽しみにしつつ、イベントレポートの結びとさせていただきます。いまから来年の開催が待ち遠しいぞ〜!