ジェットボイルに新モデルが追加!

ジェットボイルは、キャンプや釣りなどのアウトドアはもちろん、災害時にも役立つ「コンパクトでお湯が素早く沸くガスストーブ」。
カップとバーナーが一体化しており、500mlの水ならわずか1分40秒ほどで沸騰させられるモデルも存在します。

また、風に強く燃料消費量が少ないのも大きな特徴。一般的なクッカーと比べて燃料消費量は約半分といわれ、クッカー底面に取り付けられたジャバラ状の“フラックスリング”が熱効率を高めるため、お湯を素早く沸かせます。
使い方はシンプルで、ガス缶をセットしてガスの栓ゆるめて着火するだけ。専用のレシピ本もあり、ジェットボイルを使った料理が気軽に楽しめます。
新モデルは徹底的に使いやすさを追求

そんな人気バーナーに、新たなモデルが2種類登場します。
「JETBOIL ジップ0.8L」と「JETBOIL フラッシュ1.0L」は、一から再設計されたことで、さらに操作が簡単になりました。
さっそく、新モデルの魅力を詳しく見ていきましょう!
新モデルを徹底解剖!

今回加わったのは「JETBOILジップ0.8L」と「JETBOILフラッシュ1.0L」の2モデル。既存の「JETBOILジップ」と「JETBOILフラッシュ」との違いも併せて紹介します。
1. 点火&火力調整がターン式に

新モデルでは、火力調整ノブが、家庭用ガスコンロのような“ターン式”に変更されました。
既存「JETBOILジップ」:点火ボタンがなく、火力調整つまみのみ
既存「JETBOILフラッシュ」:点火ボタンと火力調整つまみが別
新「JETBOILジップ0.8L」:点火ボタンがなく、火力調整ターンのみ
新「JETBOIL フラッシュ1.0L」:点火と火力調整が“ターン&クリック”

出典:PIXTA
一方、新モデルでは火力調整がより直感的にわかりやすくなり、新「JETBOIL フラッシュ1.0L」なら点火も“ターン&クリック”のワンアクションだけでOK。まさに家庭用ガスコンロのような感覚で、手軽に火を起こせる仕様へと進化しました。
※新「JETBOILジップ0.8L」に点火機能はありません。点火にはライターやマッチが必要です。

これまでストーブの点火や火力調整を苦手に感じていた方や、アウトドアのバーナーを初めて利用するという方でも使いやすくて便利になりました。初めてのガスストーブとしてもおすすめです。
2. 沸騰スピードはキープしつつさらに低燃費化

「JETBOILジップ0.8L」と「JETBOILフラッシュ1.0L」ともに、出力1335kcal/hで、500mlの水を約2分で沸騰させます。
フラッシュ1.0Lにおいては、継続モデルの約1分40秒より出力は下がりましたが、沸騰スピードは大きく変わらないという結果に。

OD缶(ガス缶)の価格が高騰しているなか、熱効率が高く短時間で沸騰するジェットボイルは経済的でありがたいですね!
炎の熱を効率よくクッカーに伝えるフラックスリングのおかげで温まりが早いので、忙しい朝や天候が悪いときでも、素早く調理ができて重宝します。。
3. ロック位置がわかりやすくなり安定性アップ

既存モデルでは、バーナーとクッカーのロックの目印が2か所でしたが、新モデルでは3か所に増設。どの向きでもカップをしっかり固定しやすいよう改良されました。
さらに、ターン式火力調整ノブの周辺には、点火や消火時に手でしっかり抑えられるようグリップを追加。
バーナーヘッドの位置が低くなり、安定性も高まり、こだわったキャンプ料理とも相性が抜群に!
4. 細部まで見直され、使い勝手が向上

新仕様イグナイター
電極のズレを防ぎつつ、メンテナンス性に配慮した新仕様のイグナイター。汚れを拭き取る際に、電極に触れてもズレにくくなっています。
フタ&カップ
湯切りしやすい形状に変更し、ロック機能も追加。カップの脱落リスクが減少しています。

スタビライザー
バーナーヘッドにカチッと固定して持ち運びができるようになり、収納性もアップ! これまでのモデルにも対応しています。
ゴトク2.0(別売)
底が小さいシェラカップなどでも安定して載せられる形状に。収納時はグリップ部分にはまるので、省スペース化にも貢献しています。
新モデルと継続モデル、どちらを選ぶ?

カラーも豊富で素敵な「JETBOILフラッシュ1.0L」。ここまで新モデルをご紹介してきましたが、継続モデルは沸騰スピードを重視したモデルとして継続販売されます。
従来のジップ:比較的お値段がリーズナブル
従来のフラッシュ:強い火力で沸騰スピード重視のモデル
新モデル:操作がさらに簡単になり、初心者にも扱いやすい仕様
登山だけじゃなく、キャンプにもフィットするように!

点火がガスコンロのように直感的な操作になったうえ、安定感も向上したことで、登山はもちろん、より料理の品数が増えがちなキャンプシーンにもフィットする仕様に進化しました。
どちらのモデルを選んでも、アウトドアクッキングの楽しさがさらに広がるはずです。