目次
あのムラコから満を持して大型テントが登場!

長かった梅雨が明け、ついに夏、到来! 春先からの新製品発売ラッシュでは様子見をしていたキャンパーのみなさんも、例年以上にシトシト・ジメジメが続いた梅雨空の下で「やっぱり雨でも快適に過ごせるテントがほしい」と切に願っていたのではないでしょうか。
そんな雨に悩まされてきたみなさんにオススメなのがmuraco(ムラコ)の新作テント「ZIZ 5P」。ドーム型テントが人気のムラコですが、ZIZ 5Pは大型2ルーム。満を持しての発売とのことですが、実際どうなの? という本音もあったので、数多くのテントで過ごしてきたファミリーに試してもらいました。
そもそも「ムラコ」ってどんなブランド?

ムラコ第1号のプロダクトは、アルミペグや三角形の自在金具「トライアングル・テンショナー」。金属加工の技術を惜しむことなく取り入れたプロダクト群は、その品質・機能性に加え、デザインが秀逸で大いに評判となりました。

新作テントを拝見!ベテランファミリーに感想を聞いてきた

使いやすいテントかどうかは、実際に触れて、過ごしてみないとその真価はわかりません。今回は、キャンプ歴15年・ファミリーキャンプ歴6年の奥野さんファミリー(右から順平さん、花音ちゃん、麻美さん)にZIZ 5Pを実際に見てもらいました!
奥野さんファミリーは、話題のキャンプ用テントはほとんど所有しているという根っからのテント好き。数多くのテントを使用してきた経験から、ファミリーキャンプにはどんなテントが使いやすいのかをよくご存じです。
順平さん
ZIZ 5Pが発売されるという情報は知っていましたが、実際に近くで見たことはありませんでした。どんなテントか楽しみです!
まずは外観からチェック

フライシートはムラコらしいオールブラック。ポールはブラックのポールと濃いグレーのポールがあります。印象はいかがですか?
順平さん
思った以上に大きいですね〜。モノトーンのテントは、カモ柄やアイアン製品、濃い色の木製ファニチャーと相性がいいので好きなんです。シンメトリーなデザインもおもしろい!

生地はポリエステルリップストップを採用。耐水圧は2000mmで、撥水UVコーティングと耐水PUコーティングの2種類の加工を施して頑丈に作られています。
順平さん
他のテントと比べて生地もしっかりしていて、安心感がありますね。
麻美さん
黒いテントは中が暗すぎることがありますが、大きいドアを全開にしたり、開け放してメッシュウインドウを使ったりすれば真っ暗にはならなそう。
順平さん
今日は曇りですが、ピーカンの日に中が暑くならないかちょっと不安ですね……。
気になったので調べてみたところ、ZIZ 5Pのフライシートは遮光性が高く光を通さないため、日傘の下にいるような感覚! 薄い色のテントに比べると涼しく感じます。黒だからといって、晴れた日でも暑くなりすぎることはないのでご安心を。

フライシートの裾には、冷気やホコリの侵入を防ぐスカートが付いています。ZIZ 5Pなら夏のキャンプはもちろん、秋の連休、冬の年越しキャンプも狙えそうですね!

ポールはφ14.5mmのFLEXLIGHTを採用。十分な剛性で軽量、そしてしなやかなので楽に扱えます。
2本のポールをクロスさせ、その両脇に1本ずつポールを通してキャノピーを作り出すというとてもシンプルな構造。ポールとスリーブ端が色分けされているので、直感的に設営できます。雨の日や寒い日など、サッと設営できるのは何よりのアドバンテージとなります。
次にテントの中へ。リビングはどう?

次にテントの中へ入ってみましょう。ZIZ 5Pは約580×310×H205cmで、4〜5人のファミリーがゆとりをもって過ごせる広さを確保しているので、800×800cm程度の区画サイトにも収まります。このバランスがいいですね。
花音ちゃん
天井が高〜い!
麻美さん
私たちは面倒くさがり屋なので、キャンプ経験を重ねるたびに楽をするようになったんです。シェルターは雨キャンプの後片付けが楽なことに気づき、最近はそればかり使っています。
順平さん
インナーテントは吊り下げ式なので、外してシェルターとして使えるのがいいですね。高さも十分で室内の移動もスムーズかも!

エントランスフラップ(前室入り口)は2枚に折りたたまれていて、広げるとタープに変身! テント+タープよりも張り綱の数が少なくて済むのでつまずく不安が減り、リビングがもっと広くなります。これは雨の日に重宝しそう!
麻美さん
おもしろい機能ですね。雨の日にわざわざ別のタープをたてなくてもキッチンスペースができるし、これはいいかも!
順平さん
タープにすると少したるみがでるので、もう1本ポールを用意して持ち上げる、クリップで留めるなどして雨がたまりにくいようにして活用したいですね。
タープの端はガイラインで固定するので、角度を変えて広さとプライバシー確保を微調整できます。タープを張り出した状態でも虫が入りづらいようメッシュパネルを使えますよ!
寝床となるインナーテントはどう?

付属のインナーテントを装着してみました。シンメトリーなデザインなので、インナーテントは室内の両サイドどちらに装着してもOK。入り口の隣にポケットがあるので収納面も良好です。
順平さん
壁面が垂直に近いから、端のほうでも十分過ごせます。いつも使っているマットを4枚、重ねずに並べられそうですね。
花音ちゃん
ゴロゴロできるね。今度はお姉ちゃんと一緒にこれでキャンプに行こうよ!

天井部には大きめのトップベンチレーションが装備されていて、全閉にしても熱気や湿気をスムーズに排出します。
順平さん
他のテントと比べて大型で換気は良さそう。テントのフレームの上にポールを通しているのが珍しいですね。
この構造にすることで、雨や雪の圧力でベンチレーションが閉じる心配を大幅に抑えています。これは心強い!

エントランスフラップだけでなく、両サイドにもパネルがあって、インナーテントを装着したときは3方向から、インナーなしなら4方向から出入りできます。しかも、どの面も張り上げOK! 付属のフラップポールは2本ですが、別売のポールとガイラインを用意すれば自分が使いやすいようにアレンジできますね。
順平さん
オプションのポールでサイドも跳ね上げると、開放感バツグン。どの面もメッシュパネルにできるし、メッシュ部分が広いから夏も気持ちよくキャンプができそう!
麻美さん
4方向すべてを跳ね上げられば、大人数でキャンプをするときに、インナーを使わずにリビング使用にしてもいいですね。
ほかにも、テント内全面をカバーするための「フロアシート」や「追加グラウンドシート」、寝室を増やしたいときの「追加インナーテント」などオプションが続々登場するので、自由にアレンジしたいですね。
どう使いこなせばいい?実際にレイアウトを組んでもらった

季節や天候、使用人数にあわせていろいろなアレンジを楽しめることがわかったZIZ 5P。奥野さんファミリーならをどのように使うのでしょうか。このテントに合いそうなギアを配置してもらいました。ポイントを教えてください!

順平さん
テント内に入れるギア、特にファニチャーは「自宅でも使えること」「簡単に準備できること」が我が家のルール。このチェアはバイク用シートを製作する店に頼んで、シートをレザー張りにしてもらったのですが、テントと同色のブラックを使うことで統一感が出せます。

順平さん
チェアの座面高は約30cmで、テーブルはその高さに合わせて自作しました。そうすることで、カップを置くのにちょうどいいんです。また、インナーテントの出入りが楽にできるように、その前に十分な空間を確保しています。下のビルディングテープに合わせたら導線が作れましたね。

麻美さん
キッチンはコンパクトにして、タープの脇に設置してみました。食材や食器はシェルフコンテナに収めて、自作のアイアン製レッグに引っかけることで作業台としても使えるようになっています。場所移動も、キャンプの準備・片付けもここなら簡単です。
※レイアウトは一例です。実際に火器を使う場合は、テント生地から離して使うようにしましょう。
「ZIZ 5P」の詳細はこちらをチェック
ムラコの2ルームテントはファミリーに心強いギアだ!

簡単に設営・撤収できて、ファミリーが楽しく過ごせるための工夫が満載。ゆとりの2ルームだから元気な子どもたちもストレスなく移動できます。しかも、天候に応じてアレンジできるのでベテランキャンパーの腕がなる!
ZIZ 5Pはビギナーからベテランまであらゆるファミリーキャンパーを応援。“ちょっとキャンプに行ってみよう”と思わせるテントに仕上がっています。ぜひ試してみては?
ムラコについてもっと知りたい人はこちらをチェック
撮影協力:秋ヶ瀬公園
Sponsored by 株式会社シンワ