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冬のキャンプ料理の新定番「オハウ」って?シンプルな味付けが素材の味を生かしてくれるぞ

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秋冬キャンプの定番料理といえば暖かいスープ。今回は、アイヌ料理「オハウ」からインスピレーションを受けた、シンプルで美味しいスープ料理を、アウトドア料理研究家に教えてもらいました。寒い地方に居住していたアイヌの人々の知恵がつまった料理を、キャンプ用にアレンジして紹介します。

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キャンプ歴15年のCAMP HACK運営&記事編集担当。年間1000を超える記事を配信するため毎日様々なキャンプ用品に触れている。そして、キャンプの楽しさをもっと広めるためにYouTubeチャンネルを開設し、登録者数15万人突破中!

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秋冬の定番キャンプ飯といえば温かいスープ


秋冬の寒いシーズンに恋しくなるキャンプ飯といえば、鍋などの温かいスープ料理。簡単で万能なメニューですが、冬になると家でも登場する頻度も上がるため、マンネリ化してしまいキャンプ感も薄れがちです。

そこで、秋冬キャンプでおすすめの少し変わったスープを、料理家の蓮池陽子さんに教えてもらいました。

アウトドア料理家に、一味違ったスープを教えてもらおう

蓮池陽子さんプロフィール
「食の物語を紡ぐしごと」をコンセプトに、自然の知識を生かしたアウトドア料理や料理教室、フードコーディネートなどを手がける。 狩猟に同行したり、魚介や山菜、きのこを採ったりと、料理だけでなく、背景にある自然や食文化などの物語を大切にすることもモットーにしている。

蓮池さんに聞く!秋冬のキャンプでの料理のポイント


温かいスープは、煮込みの時間が長いと調理中寒い思いをすることも。自宅で野菜を切ったり、根菜を下茹でしたり、仕込みをしていけばそこまで調理に時間をかけなくて済みます。根菜が美味しい季節なので、季節の野菜をつかったメニューがおすすめですね。

今回は、寒い地域で暮らしてきたアイヌ民族が伝統的に食べてきた、シンプルで美味しいスープを、キャンプ用にアレンジして紹介します。

アイヌの伝統料理「オハウ」って知ってる?

画像出典:(公財)アイヌ民族文化財団
「オハウ」とは、アイヌ民族の伝統的なスープ料理のこと。アイヌ民族は、日本語と系統の異なる言語である「アイヌ語」を話し、自然界すべての物に魂が宿るとされる「精神文化」など、固有の文化を発展させてきました。

主に狩や漁、山菜の採集などによって食料を得ていたアイヌ民族にとって、居住する地域や季節に沿った食材を使ってつくるスープ「オハウ」は、食生活の中心をなす料理だったそうです。

まずは知りたい!定番の「オハウ」レシピ

(公財)アイヌ民族文化財団
北海道白老町に設立された、アイヌの歴史・文化を学び伝える民族共生象徴空間「ウポポイ」から、伝統的なオハウのレシピを教えてもらいました。
伝統的なオハウの作り方
1 昆布(コンプ)を水で戻す
2 具材を食べやすい大きさに切る
3 具材を鍋に入れる
4 3が煮えたら魚(チェㇷ゚)を入れる
5 塩・油で味を調える
オハウに入れる具材は地域や季節、家庭によってもさまざま。昆布のだしと具材から出る優しい味をベースに、獣脂や魚油を入れてコクを出すことがポイントです。温かいオハウもあれば、冷たいオハウもあるんだとか。

早速キャンプでオハウにチャレンジ


ベースのオハウの作り方を理解したところで、アイヌ語で「カムイチェㇷ゚(神の魚)」と呼ばれる鮭を使った「チェㇷ゚オハウ」を、キャンプ用に簡単、手軽にアレンジして作ってみました。