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【都心から車で90分】穴場キャンプエリア「茨城」は、週末のファミリーキャンプに最高だった(2ページ目)

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買い出しは、地場食材がそろった人気のマルシェで

チェックインする前に買い出しへ訪れたのは「ポケットファームどきどき茨城町店」。地元の人たちも毎朝買い出しに訪れるという人気のマルシェです。

野菜のほとんどはその日の朝に収穫された茨城県産のもので、価格は都内スーパーの半額以下。茨城県といえば、メロンやれんこんが出荷量日本一で知られていますが、それ以外の野菜も「ないものはない」と感じるほどの品ぞろえです。

精肉コーナーには、茨城県の銘柄黒毛和牛「常陸牛」がずらり。奮発したキャンプディナーの食材を選ぶにも目移りしてしまいそうです。県の花・バラにちなんだ銘柄豚「ローズポーク」を使ったソーセージもキャンプ料理にはぴったり。食材を購入し、いざキャンプ場へ!

直火OK!会員制の里山キャンプ場

今回やってきた「しもはじ埴輪キャンプ場」は、県中央部にある里山をフィールドにしたキャンプ場。会員制のため、初回利用時のみ会員登録料(大人1000円、小人500円)を支払い、直火をする際のルールや施設の説明を受けます。

荒れていた里山をキャンプ場として整備し、オープンしたのが2019年5月。薪を使うことが里山の循環と保全につながるという考えのもと、場内には針葉樹と広葉樹の薪が大量に用意されています。

サイトはドッグラン付きから林間まで、全部で4種類ありますが、今回は直火ができる山桜サイトにチェックイン。車の乗り入れができないので、荷物はキャンプ場にあるリアカーで駐車場から運びます。

「そのぶん静かで、ゆとりのある芝生のフリーサイトは開放感があって気持ちがいいですね」とまついさんもご満悦の様子。

キャンプ場内のカフェで、3時のおやつ

設営が一段落したら、場内にある「納屋カフェ」でひと休み。地場の新鮮な野菜を使った料理やデザートは、キャンプ利用客はもちろん、地元の住民からも人気のお店です。

今回は手作りのマフィンや、農園で採れたハーブを使ったハーブティなど、おやつにちょうどいいメニューをいただきました。「冬は薪ストーブで暖を取ることができるので、小さい子供がいる家族には助かりますね」とママも嬉しそう。早めにチェックインして、ランチをここで済ませちゃうのもありですね。

里山スタイルの薪露天風呂体験も!

しもはじ埴輪キャンプ場のユニークな体験メニューのひとつが「薪露天風呂体験」。一日一組限定で、自分たちで薪を集めて、火をつけるところから体験できます。お湯が沸くまでは2時間ほどかかるので、明るい時間から準備をはじめるのがおすすめ。

洗い場はなく、湯船だけの利用となりますが、1日貸し切りになるので、何度でも入浴することが可能です(その都度、薪をくべる必要あり)。なお、キャンプ場周辺には車で15分圏内に3箇所の温泉施設もあるので、そちらを利用するのも手。

直火でおいしい夕食を

夕方になり、待ちに待った直火の時間。オーナーのアドバイスに従い、木やテントから3m離れた位置に直径30cmほどの穴を掘り、火床を作ります。集めた小枝や細枝で土台を組み立て、麻ひもを解いて、いざ着火!

「おー、地面から火が出てる!」「足元から暖かい!」と子供たちも直火の楽しさを感じている様子。「芝生サイトで直火OKというのははじめて」とまついさんも興奮気味です。

里山を保全するために、片付けの際はスタッフがフィールドを逐一チェック。穴を埋めたあとに野芝の種を植えることで、土壌の再生が早まると言います。

またキャンプブームの裏で、一部のキャンパーのマナーが問題視されることも。そこで茨城県内のアウトドア事業者の有志によって「キャンプの教科書」というキャンプのルール&マナー本が制作されました。火の取り扱い方についても記載があるので、興味のある方はチェックしてみましょう。

夕食には、焚き火を使って料理を楽しみました。直売所で購入した常陸牛のモモ肉は、スキレットで調理。「モモ肉とは思えないジューシーさ」「適度な脂が口の中でとろけます」とまついファミリーも大絶賛。

熾き火は焚き火台に移動して、網焼き用に。マルシェで買った地場の野菜はどれもがみずみずしく、炭焼きにすることで、素材の旨味が一層感じられたそうです。

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