設営も超簡単。ある程度キャンプ慣れてしている人ならラクラク、慣れていなくてもパーツ自体が手順を導いてくれる構造のため問題なく立てられます。
そういうところも尾上製作所アイテムのいいところ。まずは杭となるねじ込み式のパーツを上下から取り付け、ハンマーで打ち込みます。
その後、トップ部分に紐を取り付けペグダウンすれば完成。3点で支えるので安定感も抜群です。
設営の所要時間はおよそ10分。慣れてくれば5分くらいで簡単に立てられるようになりそう。
自分の好みの場所に付属のパーツを取り付ければ完成です。
向かって右にボトルホルダー、真ん中にフック、左にシェルフ用のプレートを設置していますが、使い方はその人次第です。
ナイフやボトルを設置していきます。
鉄製なので熱したクッカーなども問題なく置けるのは嬉しいですね。
セッティング完了! キャンプサイトとの馴染みもよく、尾上製作所の他のギアとももちろん好相性です。では実際に使い勝手はどうなのか試してみました。
フライパンをシェルフに置き、ベーコンと野菜をのせて油を軽く回し掛け。手袋をはめたら、焚き火の炎を使って調理。
パンチングサイドテーブルの設置箇所を調整しつつマルチファイアテーブルとの連携を高めるのか、より独立した使い方をするのか、いずれにしろキャンプサイトの幅が広がります。
テントサイトの質を高めるパンチングサイドテーブル
設営から活用まで一通り行い、パンチングサイドテーブルの使い勝手を試してもらった加瀬さんにその感想を聞きました。
個人的には火から離れた所にひとつ作業できる台があるっていうのはすごく魅力的ですね。しかも関連性の高いギアを周囲にはまとめておけますし。ひとつ立てることで、テントサイトの居住性が格段に上がるのを感じました。
サイト内にコンパクトかつフレキシブルに立てることができるのも使い勝手のいい点です。加瀬さんの言う通り、例えば料理道具をひとつにまとめておくなど収納性にも優れるパンチングサイドテーブル。
今までにない独創的なスタイルですがどんなテントにも馴染みはよく、使い勝手に優れた機能でみなさんのテントサイトをレベルアップしてくれることでしょう。
マルチファイアテーブルがトランスフォーム!?
そしてこのパンチングサイドテーブルの予想以上の使いやすさから、さらに新たなアイテムを考案。
それはお世話になっている人も多いであろう尾上定番のマルチファイアテーブルとマルチハンガーを組み合わせたウォールラック。 2つをコンビネーションするための専用キット「マルチファイアテーブル用サイドボードパーツ」が発売になるのです!
ウォールラックを設営する
焚き火周りのギアを収納するのに便利で、必要に応じてさまざまな形状に変化するご存知マルチハンガー(詳細はこちらを参照)。まずはこちらを準備します。
そのベースとなる4本の支柱を使用します。
そして、マルチファイアテーブルの脚をすべて取り外します。
マルチファイアテーブルの脚が付く台座の間隔に合わせて、マルチハンガーの支柱を打ち込めば準備完了。
マルチファイアテーブル×マルチハンガーのウォールラックを組み上げるための専用キット「マルチファイアテーブル用サイドボードパーツ」には、画像のフックが8個含まれています。その他、パンチングサイドテーブルに付属するドリンクホルダーやプレートなどが複数個同封されています。
キットのフックをマルチハンガーの支柱に取り付けます。
マルチファイアテーブルの天板の脚が着いていた台座部分の穴にこのフックを通し固定。天板1枚につき左右2箇所固定します。
これで大まかな作業は完了。ちなみにマルチハンガーの支柱2本に天板は上下2枚装着できるので、完成すると……
このような形状に! フィールドに突然、人工の建造物が建ったかのようです。それにしても抜群の安定感! マルチハンガーの性能の良さを感じられますね。同様にもうひとつ同じものを組みます。
完成。設営時間はおよそ20分。アイアンの陣幕が突如としてテントサイトに現れました。こちらも慣れてくれば15分かからず設営できるのではないでしょうか。