キャンプ好きのママが「ダイワ」のクーラーボックスを初体験
とはいえ、家族とキャンプを楽しむファミリーキャンパーにとっては、釣り用のクーラーってなかなか選択肢に入ってこないのも事実。そこで、今回はキャンプ好きのママ・まいこさんとそのご家族に、ダイワのクーラーボックスを使ってキャンプをしてもらいました。
普段はキャンプメーカーのクーラーボックスを使っているそうで、釣り用のクーラーボックスは今回が初体験。まずは新作のソフトクーラーから検証してもらいました。
「ダイワ」のクーラー技術をフル投入した、超本気のソフトクーラー
「ソフトクール」はこの夏に発売されたばかりの新作。「半世紀に及ぶダイワのハードクーラーの開発技術を惜しみなく投入した」という、待望のソフトクーラーです。競合がひしめく市場に挑戦するとあって、同カテゴリーの弱点を根こそぎ排除したという意欲作です。
今回、キャンプに持っていったのは「ソフトクール800」。500mlのペットボトルが6本収納できるサイズなので、サブクーラーとしてドリンク専用に持っていくのにちょうどよい大きさです。
それでは、気になる4つのポイントをひとつずつチェックしていきましょう。
検証1:気になる持ち運びやすさは?
「ソフトクール」には取り外し可能なショルダーベルトが付属しています。ベルトには樹脂成型の肩掛けパッドが付いているので、滑りにくく、重い荷物を入れても荷重を分散してくれるのが特徴。
パッド部分がかなり分厚いので、肩に食い込むことがなくて楽です。これなら、キャンプ場近くのアスレチックに行ったりするときでも、気軽に持ち運びができますね。
ハンドル部分にはカバーが付いているので、手提げスタイルも楽々。ショルダーベルトだけだと、背の低い子供は持ち運ぶのが大変ですが、両方備わっているのは便利ですね。
また、地面に置いた時にショルダーベルトが汚れないように固定するギミックも装備。
土や砂利のサイトだと、どうしてもベルト部分が汚れてしまいます。「ソフトクール」にはベロクロテープでベルトを固定しておくことができるので便利。いちいち汚れを拭き取る手間がいらないのはうれしいですね。
また、使い終わったときもご覧の通り、コンパクトに収納が可能。厚い断熱材を採用していますが、折りたたんだ状態で固定できるため、帰りの積載も安心です。
このサイズ感なので、自宅で保管しておくときも収納スペースが少なくて済むのがうれしいです。
検証2:意外と見落としがち!手入れのしやすさを調査
続いて、多くのママが気になるメンテナンスのしやすさについてチェックしていきましょう。表面素材には耐候性、耐水性に優れたPVC素材を採用しているので、水滴や汚れもサッとひと吹きするだけできれいになります。
また、本体の底にはゴム脚が付いているので、地面に直置きしても、汚れるのは最小限で済むのはうれしいところ。
そして、インナー部分はベロクロテープで装着されているので簡単に取り外しがOKと、細かいところまで気を配って設計されていることが感じられます。
クーラーボックスはどうしても食材の臭いなどが気になりますが、使い終わったら洗剤でキレイに洗えるのは助かります。表面部分の汚れも最小限に抑えてくれるので、お手入れも簡単でした。
検証3:最重要機能はやっぱりココ!保冷力はどうなの?
そして、やはりいちばん気になるのが保冷力。ソフトクーラーは「氷がすぐに溶けちゃう」というイメージが先行しますが、「ソフトクール」は然にあらず。
厚い断熱材を採用し、冷気の漏れを防止する構造なので、氷は約25時間キープ(800の場合)するというスペックを誇っています。また、インナーもPVC素材なので、写真のように氷をそのまま投入しても水漏れの心配はありません。
蓋の裏面にあるポケットには、一般的な保冷剤が収納できるのも便利。ダイワで別売りのCPアイスならジャストサイズで収納可能。これを上と下、両方から挟み込むように設置することで、より高い保冷力を実現してくれます。
また、地熱をカットするために底部分には厚さ20mmの断熱材を採用(壁面の断熱材は10mm)。真夏の暑い地面に直接置いてしまうことはよくありますが、そんなときでも高い保冷力を保ってくれるんです。
今回、一泊二日のキャンプで使ってみましたが、初日に買った氷は翌朝まで形が残っていました。日差しが強く暑い日でしたが、ソフトクーラーでこれだけ保冷してくれるのは頼もしいですね。
息子がサッカーをやっていて練習や試合に立ち会うことが多いのですが、そんなときでも重宝しそうです。
インナーの取り外しができるソフトクーラーの場合、底部分に結露による水たまりができてしまうという欠点が実はあるんです……。
「ソフトクール」はそのデメリットも解消。底部分のジッパーを開けてタオルを入れておけば、結露も吸水できます。こういった細かい心配りは、本気で開発したという証ですね。