刺されたらもう遅い……痛~い虫刺されから身を守れ
梅雨が明ければ、ファミリーキャンプのハイシーズンが到来です。海や山で、子どもたちとたくさんの思い出をつくりましょう……と、そこで注意したいのが、夏~秋は虫のハイシーズンでもあるということ。
体質によっては刺されると高熱を出すこともある「ブユ」、そして毎年、死者すら出ている「ハチ」、なんとか刺される前に対策したいところです。
今年の夏はこの2アイテムが救世主になる!?
そこで今回は、設置するだけでブユを近づけない画期的なアイテムと、ハチを撃退できる強力なアイテムをご紹介。いずれも屋外専用で、キャンプでの使用に最適です。実際にキャンプ場で使用し、効果をテストしてみましょう。
厄介なのが、キャンプ場によくいる「ブユ」
ブユは関東では「ブヨ」、関西では「ブト」と呼ばれることもあります。3~5mmと小さな虫ですが、噛まれると症状が重くなる場合があり、酷くなるとかゆいのを通り越して痛みを引き起こし、足がパンパンになって歩けなくなったり、高熱が出るような症状も……。
赤い噛み跡が残る程度で済む人もいますが、それは実際に噛まれてみないとわかりませんし、予防するに越したことはありません。
キャンプ場では比較的遭遇しやすい虫
ブユの出現しやすい場所は、水のきれいな渓流の近く。これはブユの幼虫が、きれいな水場に生息するためです。そして活発になる時間帯は、朝と夕方。
「渓流の近く」「朝と夕方に活発に活動」……これって完全にキャンパーを狙ってきてますよね。美しい川のあるキャンプ場にテントを張って、焚き火の準備をしている夕方の心地よいひとときは、ブユ的には危険極まりない状況なんです。
「アウトドア用 ブユ・虫シールド」をキャンプで使ってみた
そこで頼りになるのが、THERMACELL(サーマセル)の「アウトドア用ブユ・虫シールド」。サーマセルは20年以上にわたって、虫よけ製品を送り出し続けている実績あるブランド。世界中の29ヶ国で販売され、認められています。そうした信頼性以前に、キャンパーとしてはアウトドア感の強いビジュアルに目を奪われますね。グリーン&ブラックの2色展開で男前、キャンプサイトの雰囲気を損ないません。
軽量で握りやすく、ポケットへの収まりも◎
ギア感のあふれる握りやすいフォルムは、バックパックやチェアに備わったポケットなどに挿し込みやすく、快適に持ち運びできます。
さらにオプションの専用ケースを購入すれば、このようにスマートに持ち運ぶことも可能。
使い方はこれから説明しますが、熱を発するタイプの虫よけなので、持ち運ぶ際は絶対にスイッチをOFFにしておきましょう。
使い方は簡単な4ステップ
それではセットアップ方法を見ていきましょう。といっても次の4ステップだけで完了します。
①青いマットをセット
有効成分が染み込んだマットを、ブラックの網の下に挿し込みます。
②カートリッジを装填
ボディの蓋を外し、付属のカートリッジを挿し込みます。カートリッジはねじ込み式なので、回転させながら固定します。
③スイッチをONに
ボディ中央のスイッチを入れます。ON/OFFは一目瞭然の文字が刻まれています。ONにしたら5~10秒ほど待ちましょう。
④スタートボタンを3~5回プッシュ
これによりカートリッジ内のブタンガスが燃焼します。ライターのような着火方法なので、電池は使いません。ボディ上部の窓から覗き込むと、燃焼が目視できます。
カートリッジ内のブタンガスが燃焼することで、マットに染み込んでいる有効成分・プラレトリンが加熱され、揮散するという仕組みです。揮散したプラレトリンが、直径1~2mの範囲にわたってシールドを展開し、ブユを寄せつけません。
ブラックの網状の部分が熱くなりますので、むやみに触らないようにしましょう。
ついランタンスタンドなどに吊るしたくなるアイテムではありますが、それは絶対にNG。必ず平らな場所に、水平に寝かせて稼働させます。また小さな子どもや食品からは、距離をとるようにしてください。