シゴトもアソビも本気だから楽しい
フリーランスのPRとしてアウトドアシーンでも活躍する勝山龍一さんは、15年来のベテランキャンパー。
会社員時代は、平日はシゴト、週末はアウトドアと、メリハリのある生活を送っていたとのこと。
その後フリーランスになってからは、シゴトの延長でキャンプを楽しむことも多く、シゴトとアソビを両立するアクティブライフを満喫しています。
勝山さん:フリーになりキャンプ場やギアブランドのPRにも携わったりして、アウトドアがより身近になりました。
今はアソビからシゴトに繋がったり、その逆も多いから、どっちも全力で楽しんでします。
魅力を伝えるシゴトが好き
勝山さんが営むPRというシゴトは、企業やブランドが作った商品を、より多くの人に知ってもらい、その魅力をわかりやすく伝えるというもの。
勝山さん:元々、ファッションに興味があり、アパレルの会社に就職しました。そこで様々な業務を経験するうちに、プレス業に興味を持ちました。
昔からアウトドアで遊んできたけど、それと同じくらい服や雑貨も好きだし、家具も大好き。
そうした身の回りにあるモノの魅力を、シゴトを通して発信していきたいって思ったんです。
そうしたなか、長年携わっているのが、洗練された家具や雑貨を扱うファニチャー系ブランドのプレス業。
独立後は、キャンプ場やアウトドアブランドのPRも担うなど、趣味と実績を活かしたライフワークを確立しています。
勝山さん:自分が好きなモノもPRしたいけど、単純に何かの魅力を伝えるシゴトが好きなのかもしれません。
どうやったら多くの人に認知してもらえるか、いろんなアピール方法を考えたり、イベントを企画したりするのが楽しいんですよ。
プレス業で培った審美眼はギア選びにも反映
家具や雑貨を中心としたプレス業で培った審美眼が発揮されているのが、趣味でコレクションしているキャンプギアたち。
勝山さん:せっかく買うなら、本当にいいモノを長く使いたいですよね。もちろんデザインも大切だけど、それ以上に機能性や使い勝手も重要。
そのあたりは家具もキャンプギアも同じですよね。見た目の美しさと実用性のバランスが優れているプロダクトは、手元に置いておきたくなります。
サイトの要となるテント選びも、こだわりが満載です。メインで愛用しているモデルは、最高峰テントといっても過言ではない、ヒルバーグのナロー3。
勝山さん:これとMSRのパビリオンがお気に入り。どっちも山岳用だから細部までしっかり作られているし、生地も丈夫。少々高価だけど、それも納得できます。
キャンプで使う人はあまりいないかもしれないけど、やっぱり「いいモノを長く愛用する」ってスタンスを追求すると、こうしたテント選びになりますね。大好きな家具選びと本質は同じです。
ファニチャー系のプレスらしく、ギアの中で最もコレクション数が多いのがアウトドアチェア。現在10種類ほどあり、日常でも愛用するモデルも多いとか。
勝山さん:シゴトを通して、椅子は1,000脚くらい見てきたと思います。だからキャンプ用の椅子を買うときも、どうしても吟味してしまいます。
それでも気がつけばこんなに増えました(笑)。今日、持ってきた椅子は、どれもデザインやアイデアに優れ、道具としても魅力的なモデルばかり。
僕の場合、椅子はキャンプギアってよりも、家具コレクションの延長として捉えている部分もありますね。
「質実剛健+機能美」が一生モノ
そんな勝山さんが「これは一生モノ」と断言するプロダクトが、アナルコマウンテニアーズのキャンプ食器と、ホースブランケットリサーチのキャンプ毛布。
どちらも日本のブランド、マウンテンリサーチが手掛ける人気アイテムです。
勝山さん:この食器は“ヘラ絞り”という日本の伝統的な技法を用いて、職人さんがハンドメイドで作っているんですよ。
それだけでも魅力的だけど、どれもサイズやシルエットが本当に絶妙。スチールだから焚き火で調理もできるし、傷や汚れも気にしないで使えます。
キャンパーにとって、食器類は最も身近にある定番ギアだからこそ、1番こだわりたい部分。同じようなカップはいっぱいあるけど、一生モノとして長く愛用したいと思えるのは、今のところこのシリーズだけですね。
勝山さん:これはすべてウール製のブランケットで、19世紀のアメリカで馬が厩舎で眠るときに掛けていた毛布がルーツになっています。
革のベルトとバックルが付いるけど、これは馬の首に固定するための装具だったみたいです。それをキャンプの防寒着としてアップデートしたプロダクトなんですよ。
勝山さん:こうやって羽織ってもいいし、もちろん普通に毛布としても使えます。しかもウールは火の粉にも強いから焚き火の前でも安心。そんな汎用性の高さと機普遍的なデザインに惹かれました。
食器とブランケット、どっちにも共通していることが“質実剛健”と“機能美”って言葉を体現しているってことですね。
それと語るべきルーツやストーリー、伝統もある。結局、そういうプロダクトが一生モノになるんだと思います。
質実剛健+機能美なクルマでキャンプへ
そんな勝山さんのギア選びの感性に近いクルマが、英国ランドローバー社のディフェンダー。
伝統的なデザインを受け継ぎながらも、最新鋭のテクノロジーを搭載したハイスペックSUVで、まさに質実剛健+機能美を体現する1台です。
今回は、こちらのディフェンダー110の最新モデルと、勝山さんのお気に入りのギアを使って、最近ハマっているというソロキャンプを満喫してもらいます。
はたしてどんなサイトが完成するのか?
勝山さん:実は今の愛車がディカバリー3なんですよ。無骨だけど、英国車らしい上品さが好み。
それもあってランドローバーは本当にいいメーカーって実感しているから、ディフェンダーも気になりますね。
しかも長い歴史がある本格的なオフローダーってことて、見た目以上の質実剛健な走りにも期待です!