イワタニの最新作
アツアツの鉄板で、肉を焼く。
シンプルでありながら究極とも言える、人気のキャンプめしですね。
今回はそんな肉料理にぴったりな岩谷産業(以下、イワタニ)の新作、「ステーキ鉄板プレート」をレビューします。
秋元
こんにちは。CAMP HACKライターの秋元です。使ってびっくり。肉を焼くだけではなく、さまざまな料理に応用できる逸品でした!
イワタニの「ステーキ鉄板プレート」の6つの魅力
ベストセラーであるカセットコンロ「タフまる」と組み合わせ、実際にいくつかのキャンプめしを作りながら、6つの魅力を解説します。
1|分厚いステーキもしっかり焼ける鉄鋳物製
まず1つめの魅力は、蓄熱性(一度温まると冷めにくいという性質)の高さ。
鉄鋳物は熱容量(蓄えられる熱の量)が大きく、食材を乗せた際の温度低下を抑えてくれます。
分厚いステーキを美味しく焼くコツは、鉄板を十分に熱し、強火で表面をカリッと焼いた後、弱火でじっくり火を通すことです。
秋元
コゲにくく、じっくり火を通すことができる『ステーキ鉄板プレート』で調理すると、味の差は歴然。鉄鋳物ならではの、ジューシーな味わいに仕上がります
2|ソロからファミリーにちょうど良い直径26センチ
鉄板の直径は26センチ。小さすぎず、大きすぎないサイズで、使い勝手も◎。
ファミリーやグループ、ソロでのワンプレート調理など、幅広いスタイルで使えます。
秋元
「タフまる」にセットした際も、ガス缶格納部にかぶらないサイズで、安全面でも相性良しです
現状、「ステーキ鉄板プレート」には純正の蓋はラインナップされていませんが、市販されている直径26センチのものが使えます。
蒸し料理や、油はねしやすい料理もこれでクリア。調理の幅が広がります。
3|タフまるのごとくにしっかりハマる!
この鉄板の特徴として、凹型形状の脚。
今回使用した「タフまる」のような十字型のごとくに乗せた際、しっかりと噛み合い、コンロ上での滑りを防いでくれます。
秋元
ちなみにイワタニ製のこんろであれば、「ジュニアタイプ」以外はどれでも使えるそうですよ
使ってみると、この脚の高さも利点だと気づきました。
脚なしのものだと熱源に近い分、中心に熱が集中しがちです。適度な隙間ができることで、鉄板全体を均一に熱することができます。
鉄板の底面と熱源との間に隙間がある分、輻射熱が軽減されるので、安全性も確保されているのもポイント。
秋元
収納の面では“脚なし”の鉄板に軍配が上がります。しかしながら、安全面と温度コントロールのしやすさは魅力ですね
4|“ふち”があるから幅広いメニューが作れる
鉄板のふちの高さは約2センチ。試しに羽付餃子を作ってみると……
蒸し焼きにするための水がこぼれず、理想的な羽根をつくることができました。
秋元
ふちの付いていない鉄板と比べ、調理の幅も広がり、周囲が汚れにくのも評価ポイントです
ふちの高さを活かし、アヒージョも作ってみました。容量が大きい分、4人分を一気に調理できます。
今回のアヒージョに使った食材は、砂肝、ししとう、マッシュルーム、ミニトマト。
油がはねるので、蓋を用意しておいて正解でした。同時に熱も通りやすくなるため、油も節約できて経済的です。
秋元
パエリアを作ってみても良さそうですね
5|持ち手が短かく、取り回しに優れる
スキレットとは異なり持ち手が短いため、メインテーブルをキッチン兼食卓として使う際、取り回しの良さが際立ちました。
自重とごとくにしっかり噛み合う脚のおかげで、長い持ち手がなくても安定して調理ができます。
秋元
出来上がった料理を皿に盛らずとも、そのままサーブできる点も高評価です
ご覧のとおり、ストレージへの収納性もバッチリ。専用のケースも個人的には欲しいところです。
6|手入れがしやすいフラットな天面
深い溝の付いたグリドルと違い、フラットなのでお手入れもしやすかったです。
焦げついても、スクレイパーや亀の子たわしを使って、傷を気にせず汚れを落とせます。
秋元
鉄鋳物なので、落下による衝撃への弱さ、錆びないようにシーズニングが必要とされる点は気になりますが……道具を育てる楽しさが味わえますよ
肉塊とキャンプめしにこだわる人なら、これ良きです
イワタニの新作「ステーキ鉄板」は、鉄鋳物ならではの蓄熱性はもちろん、幅広い調理ができる汎用性と安全性を備えたクッカーでした。
美味いものを食べることに手間を惜しまない、こだわり派にはおすすめです。
秋元
肉の塊を本格的に焼きたい方、さまざまな鉄板料理にチャレンジしたい方に、ぜひ手に取っていただきたい逸品です
岩谷産業株式会社 ステーキ鉄板プレート
本体サイズ | 約327(幅)×270(奥行)×53(高さ)mm |
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本体重量 | 約2,380g |
材質 | 本体:鉄鋳物製 (表面:シリコン焼付塗装) |
適合機種 | イワタニカセットフーシリーズ(一部の機種除く) |
生産国 | 中国 |
撮影協力:RECAMP おだわら
Sponsored by :岩谷産業株式会社