白崎海洋公園オートキャンプ場
今回お世話になるのは、白い石灰岩に囲まれた「白崎海洋公園オートキャンプ場」。その映える風景は和歌山を代表する観光名所として注目されています。しかも、キャンプ場として利用することもできる大人気のスポットです。
石灰岩の白と海の群青色から、景色はまるでエーゲ海。「え、これって本当に日本!?」と目を疑う絶景が目の前に広がります。まさかこんな場所でキャンプできるなんて……。
併設する道の駅には地元食材も
白崎海洋公園オートキャンプ場には道の駅が併設されていて、地元の野菜を購入することができます。キャンプ料理に採れたての野菜が使えるのは嬉しいですね。
また地元食材を使った加工食品も豊富で、特に名産品の「由良みかん」を使ったスムージーやジャムはお土産にぴったり。キャンプ中にぜひ覗いてみてください。
早速設営しよう!
昨年同様、今年もOrangeの2人にお気に入りアイテムを持ってきてもらいました。昨年のテントはノルディスクでしたが、今年はなんだか見慣れないテントが……。
それ以外にも気になるキャンプギアが目白押しで、特に目立っていたアイテムをじっくり見せてもらうことに。
まず目についたのがテーブル上のこちら、岩手が生んだアウトドアギアブランド「EFRICA」のプレート。南部鉄瓶を彷彿させる、シックなブラックの3枚組です。
写真の右端に写り込んでいるシェラカップもEFRICA製。テーブルウェアにブラックを効かせるの、アリですね。
刃研ぎが無料であるなど、アフターケアが手厚いことで知られるブランド「FEDECA」のフォールディングナイフとカッティングボード。
ナイフはハンドル部分を自作できるキットも販売されています。さすがはアウトドアスパイス「ほりにし」を展開するOrange、調理道具への強いこだわりが垣間見えました。
そしてテントは、USAのアウトドアショップが手掛ける「SPRINGBAR」。天井を梁のように走るポールが特徴的な、オールコットンのテントです。カラーが石灰石の岩肌にマッチして、とってもオシャレに決まりました。また風に強いので、海に近いキャンプ場で張るのに最適なのだとか。
以上、いくつか注目アイテムをピックアップしましたが、他にも夏ならではのイチオシ製品があるそうです。それは……。
Orangeのお二人がイチオシ!虫除けグッズ
強力な蚊取り線香「ザ・パンチ」と虫除けミスト「The ディフェンダー」。和歌山の老舗メーカー「ライオンケミカル」とOrangeがコラボした虫除けアイテムです。この季節のキャンプでは蚊が大敵ですから、これは嬉しいレコメンドですね。
3. 醤油発祥の地?歴史ある古い町並みの散策
和歌山の魅力は豊かな自然だけではありません。2人と訪れたのは、湯浅町にある「伝統的建造物群保存地区」。湯浅町はかつて熊野古道の宿場町として栄えた歴史ある町で、今も近世から近代にかけての町並みが残されているんです。
江戸時代から明治、大正と各時代の建造物が混在し、家々を観察しながら歩けば気分はタイムトラベラー。通りのあちこちに配された「せいろミュージアム」、民俗資料館「甚風呂」など見ごたえ充分です。
そして湯浅町は、醤油醸造発祥の地。どこからともなく「もろみ」の香りが漂ってきました。
今でも江戸時代の製法を守っている醤油醸造所があります。
それが、現在は7代目が醤油づくりを受け継いでいる「角長」さん。天保12年(1841年)創業で、その歴史はなんと180年以上! 機械化に頼らず、昔ながらの手づくりを守っている醸造蔵を見学させてもらいましょう。
醤油づくりの工程を見学しながら蔵の奥に進んでいくと、無数の巨大な穴がお出迎え。これは麹(こうじ)を発酵させる仕込み桶で、この工程で醤油の味や香りがつくられていきます。
仕込み期間は1年~1年半で、その間、撹拌する(かき混ぜる)作業が必要となります。
今回は特別に撹拌作業を体験させてもらいました。先端に板を取り付けた長い竹……薪ストーブのスクレーパー的な棒で麹をかき混ぜるのですが、これがなかなかの重労働。
昔ながらの製法は、やはり苦労が付き物のようです。が、それにより大量生産では再現できない、天然の風味が生まれるのでしょう。
こだわりの伝統製法でつくる醤油には、なんと1年半~3年の歳月が費やされます。瓶詰めの前に「火入れ」という炊き上げ工程があるのですが、それも松の薪を使用するこだわりっぷり。
案内してくれた7代目によると、「角長の醤油は豆腐や刺身はもちろんのこと、白いごはんに少し垂らして食べるのもおすすめです」とのことでした。
おまけ 和歌山といえば海鮮グルメも!
最後はOrangeの2人がおすすめする、海鮮グルメで締めくくりましょう。醤油づくりの見学が伏線だったわけではありませんが、美味しい醤油を知ってしまったら、美味しい海鮮をいただけるスポットも知りたいところ。
ということで有田箕島漁協直営の施設「浜のうたせ」へとやって来ました。
浜のうたせは、有田箕島漁協の直営施設。漁獲量が日本一の太刀魚をはじめとした鮮魚、さまざまな水産加工品、地場の新鮮野菜やお土産まで揃うショッピングスポットです。
特に鮮魚は300以上もの水揚げ魚種により、圧巻の品揃え。そして鮮魚を活用した食堂は、順番待ちができるほどの人気店です。
山本さんは「季節の海鮮丼」、堀西さんは「しらす丼」をチョイス。箕島漁港らしく海鮮丼は魚種が多く、もちろん太刀魚が盛り込まれています。そしてしらす丼はあえて生しらすではなく、ふわふわ食感の釜揚げを使用。さてお味は……?
今年も、海レジャーが楽しめる和歌山にぜひ!
昨年の夏に続き、今年も和歌山の魅力をお伝えしました。「水の国、わかやま。」だからこそ楽しめる海レジャーは、他にもまだたくさんあります。体を動かすアクティビティが苦手な場合は、風景や歴史を楽しむ観光に出かけても十分に楽しめます!
和歌山の楽しみ方は人それぞれ。和歌山に行けば、自分にぴったりの夏がきっと見つかりますよ。
撮影協力/アウトドアショップOrange
Sponsored by 和歌山県観光連盟