「クーラーショック」を実際に使ってみる
クーラーショックを実際にフィールドに持ってきました。これよりサイズ感や保冷力を詳しく見ていきます!
絶妙なサイズ展開
前述したようにクーラーショックはS/M/Lの3サイズ。
数値的には画像に載せた通りで、LがB4用紙と同じようなサイズ。その短辺をもとに正方形にしたのがMサイズで、SサイズはA5用紙に近いです。
手元にB5ノートやA4のプリントがあれば、それをもとに想像してみてください。
ソフトクーラーのトップブランド・AOクーラーズの「キャンバス ソフトクーラー」シリーズに試しに入れてみました。
Sサイズ→キャンバス ソフトクーラー6パック(容量5.7L)
Mサイズ→キャンバス ソフトクーラー12パック(容量11L)
Lサイズ→キャンバス ソフトクーラー24パック(容量23L)
こうして並べてみると、まるであつらえたかのように各容量にピッタリです。
ソフトクーラーの柔軟性と、角のないクーラーショックの組み合わせは相性がよく、食材やドリンクをもりもり入れても収めやすかったですね。
AOクーラーズのユーザーはぜひ参考にしてみてください。
【検証!】保冷力を板氷と比べてみた
さて、ここからは保冷力を確かめていきましょう。
同モデルのクーラーボックス(容量23.7L)を2つ用意して、内部に温度センサーを仕込みました。
黄色の方はクーラーショック、ネイビーの方は板氷で保冷し、温度の変化と氷の溶け具合をテストします。
カップ氷の溶け方を比較してみる
クーラーボックスに入れるものは、これら。クーラーショックと板氷の他、それぞれにカップ氷×2とペットボトルの水×4を入れておきます。
クーラーショックはMサイズを2個としました。板氷が1.7kgなので、クーラーショックに入れた水の合計量とほぼ同等となります。
配置はこのように行いました。クーラーショックはサンドイッチ、板氷は中央に鎮座。温度計のセンサーは側面に貼り付け、その高さは真ん中よりやや下といったところです。
センサーは板氷にだいぶ近くなってしまったので、温度に関してはクーラーショックが不利かもしれません。
ただいま午前9時、これより18時まで3時間ごとに温度を計測します。
18時になったら、それぞれに2個ずつ入れられた、こちらのカップ氷の溶け具合を比較しましょう。
ちなみに食材やドリンクを入れる前に、クーラーボックス内を予め冷やしておいた方がいいのですが、やらないキャンパーがほとんどなので常温でスタートです。
気温は灼熱の32℃
この日の最高気温は32℃でした。夏キャンプでは忌避されがちな環境ですが、海水浴やBBQなど日帰りの外遊びでは、よくある気温だと言えるでしょう。
とはいえさすがに直射日光は避けました。クーラーボックスを陽光に晒し続けるキャンパーも珍しいと思うので、木陰に並べて配置することに。
さあ、それでは検証スタートです。9時間後にカップ氷はどのくらい溶けているのでしょうか……!?
朝~夕方の温度変化
画像で見るのは一瞬ですが、9時間の検証を終えました。温度計の数値はこの通りです。
クーラーショックがスタートダッシュを決め、ガツンと温度を下げたことがわかりますね。
そうしてWスコアの低温を維持しながら、キャンプの夕食時である18時を迎えました。
ひょっとしたら8℃台の庫内温度に対して、「想像よりも高い」と思う人がいるかもしれません。
しかし、さんざんクーラーボックスや保冷剤の実力を試してきました経験上、これは十二分に優秀な温度です。
また冷えた食材等を一杯に入れ、上部に「追い保冷剤」をすれば、もっと温度は下がります。
検証はあくまでも検証としてご理解ください。
溶け出した水の量は……!?
さあ、それでは溶け出した水の量を計りましょう。まずは板氷で保冷したネイビーの方から。
次にクーラーショックで保冷した方を……。この時点で結果は明らかでした。
こちらが結果です。左がクーラーショック、右が板氷です。
カップ氷から溶け出した水の量は、ここまで差がつきました。量的に約3倍といったところですね。
そして残った氷はというと……。
このインパクトです。クーラーショックの実力がわかってもらえたと思います。
しかも、まだまだ持続します
実をいうと板氷は、ガツンと冷やさないまでも持続力には優れています。
しかし、画像の持ち方からわかるように、クーラーショックの方もまだゲル状になっていません。これからたっぷりと持続力を発揮することでしょう。
表面温度が「-16℃」が特徴の保冷剤はガツンと冷やす能力は最高なんですが、持続力はクーラーショックの方が長けてますね。
クーラーショックはある程度ガツンと冷やすこともでき、また板氷のように持続力もある、バランスのいい保冷剤だと言えるでしょう。
長く冷えるだけじゃない。「使いやすさ」もある
さて、よく冷えることのわかったクーラーショックですが、扱いやすさも見逃せません。
保冷剤は、冷凍庫やクーラーボックスに収めやすいことも重要です。
ハードタイプと違って角がないので、省スペースに貢献してくれます。あとは溶けた状態(ゲル状)のときに柔軟性があるのも高ポイント。
冷凍庫に真っ平らなスペースがなくても、対応した形状で凍結してくれて助かるんですよね。
保冷剤の万能選手、それが「クーラーショック」
夏のキャンプやレジャーに欠かせない保冷剤は、製品によって保冷力や持続時間が変わってきます。
しかし、そこまで考えて保冷剤を用意するのは、正直なところ億劫ですよね。
できるだけよく冷えて、かつ長時間にわたって冷やしてほしいのが本音です。
医療技術から生まれたクーラーショックは、保冷力も持続力もバランスよく享受できる、いわば保冷剤の万能選手。
サイズの豊富さと扱いやすさもあって、個数による調整もやりやすいアイテムです。
クーラーショックでクールな夏キャンプ、いかがですか?
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