60秒で設営できるシェードだと!?
それはHUGELの「ワンタッチシェード」。なんとたった60秒で設営できるそうです……! その理由は傘のように広げる構造にあるとか。
しかし簡単に設営できるのはうれしいけれど、本当にシェードとして機能するのかどうか……。これは検証が必要です。
本当に1分で設営できるかやってみる
それでは現物を見ていきましょう。収納状態は非常にスリムで、太さは最も太い部分で約15×12cm。重量は約4kgありますが、実際に手にすると見た目よりもだいぶ軽い印象です。
収納袋に長めのハンドルが付いていて、肩に掛けて持ち運ぶことができます。
中身を取り出してみました。セット内容はシェード本体にペグ×7本とロープ×2本。ロープはすでに本体に取り付けられていました。
ちなみにカラーは画像のベージュの他、カーキもラインナップされています。
収納袋の底は分厚く補強されていました。テントやタープでありがちなのが、「本体はまだまだ使えるのに収納袋が破れてしまった」という事態。これはうれしい仕様ですね。
さあそれでは、60秒で設営できるかどうか、実際に試してみましょう。
律儀に収納袋にいったん入れてから設営スタート。新品ゆえ慎重に取り出しており、早くも5秒以上が経過してしまいました。
中心部のポール、傘で言うところの「中棒」を掴んで広げていきます。
そして傘で言うところの「下ろくろ」(スライドするやつ)をぐぐ~っと押し込んでいくと、全体が均一に広がっていきました。
苦労らしい苦労もなく、あっけなく完成です。難しいところを見つけるのが難しい……そんな設営方法でした。
タイムを確認すると、記録はなんと67秒! 初見アイテムの初設営でこのタイムです。慣れれば40秒台でイケるのではないかと思いました。さすがHUGEL、ありがとうアイリスオーヤマ!
完成したシェードを細かくチェック
指定された場所にペグダウンをして、正式に設営が完了しました。展開サイズは上の画像の通りで、見た目で受ける印象以上に幅があります。
高さと奥行きも、2~3人用テントの前室と比較すると広々スペースといえるでしょう。
内部を見渡すと、まず目に飛び込んでくるのがこちらの機構。なるほど傘のようにワンタッチで開くことができるので、60秒設営を可能にしているんですね。
テントでは見たことがある気もしますが、シェードでは出会ったことがありません。ましてや斜めにするアイデアには感服せざるを得ませんね。
センターポールは長さを調節することが可能。これによりシェード全体を、ピタッと地面にフィットさせることができます。
骨組みの可動部分は、ファブリックで覆われていました。これはシェード生地を噛まないように養生しているのでしょうか。細部まで気が効いています。
ペグダウンするべき部分は、計7か所。シェードのボトム部分だけでなく、手前側のロープもペグダウンすることで、設営状態での強度が保たれます。
シェード生地はポリエステル100%。薄くて軽量、そして水に強い素材です。もし汚れてもメンテナンスが楽なのは助かりますね。
両サイドと後方にはメッシュが。風を通すので涼しく過ごすことができ、また耐風性能にも貢献しています。
そういった機能面もさることながら、ベージュとブラックのツートンがかっこいいのもポイントです。
メッシュといえば、内側にはメッシュポケットが2か所設置してありました。スマホなどの小物を入れておくのに重宝しそうです。メッシュなので何が入っているのか一目瞭然なのも◎。
実際にキャンプ場でレイアウトしてみた
さて、それでは実際にデイキャンプで使ってみましょう。本製品はキャンプでガッツリ使うというよりは、デイキャンプやレジャーで活躍するアイテム。
手軽にさっと広げるだけの簡便性は、ちょっとした外遊びに最適です。
展開サイズについては前述しましたが、実際に成人男性が入るとこんな感じ。
丸っこいフォルムなので見た目では小さく感じられますが、想像以上にスペースがあります。ソロ~デュオで過ごすには必要十分でしょう。
「おぉ~、思ったより広い」と思わず感想が漏れました。うまいこと直射日光を避けることもでき、居住性は上々です。
このときはチェアを使いましたが、シートを使ったお座敷スタイルなら体感スペースはさらに広々。
あとはプライバシーの確保と開放感のバランスが素晴らしかったです。背後からの視線は遮断しつつ、前方には視界いっぱいに、まばゆい秋の景色が広がりました。
あえて、気になる点も挙げてみる
どんな製品にもメリットとデメリットが存在し、その取捨選択によりキャンプ道具は選ばれます。ということで本製品のデメリットをあえて挙げていきます。
前方がオープンで開放感がある……のはいいんですが、太陽の動きを予め想定して設営しないと、直射日光を浴び続ける結果に。
また風をモロに受け止める形状なので、いくらメッシュがあるとはいえ風向きにも要注意です。
ペグはスチール製で亜鉛メッキ処理がされているもの。地面によっては心もとない引っ張り強度にとどまります。また回転しやすいので、ロープを引っ張った結果「クルッ」もありがちでした。
以上の2点は、シェードの向きに注意し、ペグは手持ちのものを活用すれば回避できます。なのでそれほど気にすることでもないかもしれませんが、正直にお伝えしておきます。
そういえば、HUGELといえばクーラーも秀逸
さてHUGELといえば、超有名な製品がありますよね。2023年のクーラー界隈を騒然とさせたこちら、「HUGEL 真空断熱クーラーボックス」です。
このクーラーボックスもシェード同様に「なるほど機能」を持っています。
本製品はアイリスオーヤマの家電作りのノウハウが反映され、冷蔵庫の技術を活用したクーラーボックス。
真空断熱パネルを贅沢にも6面に採用し、驚きの保冷力を実現しました。保冷試験の結果では、保冷時間は40Lサイズで約13.3日(!)だったそうです。
【保冷試験条件】容量比40%の氷をクーラーボックスに入れ、30°C9h-20°C15hで保管後に氷重量を測定。氷が溶け切るまでの時間を算出(アイリス試験結果)※実際の使用状況、環境等によって保冷力は異なります。
また、過酷な試験環境でも40Lで約55時間、20Lで約40時間の保冷時間という驚きの結果も。
【保冷試験条件】40°Cの環境において、容量比20%の氷をクーラーボックスに入れ試験を実施(アイリス試験結果)※実際の使用状況、環境等によって保冷力は異なります。
そして「なるほど」と唸るのが、フタの裏側に設置されたネット。これにより保冷剤をセットすることができます。
冷気は上から下に降りていくので、保冷剤が効果的に機能してくれることに。この機能はナイスすぎると評判です。
ラインナップはカラーがホワイトアッシュとチャコールグレー、サイズは40Lと20Lが用意されています。
高コスパであることもヒットした理由の1つで、たとえば40Lクラスの場合、海外メーカーのハイエンドクーラーは当然のように5万円を超えますが、本製品は断然手頃な価格で販売されています。
HUGELのクーラーボックスについては、下記で詳しく紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
使い終わったギアの洗浄におすすめなのがコレ
キャンプギアは汚れるのが仕事……みたいなとこありますよね。しっかり仕事をして汚れた道具は、しっかりメンテナンスしてあげたいもの。
そこで注目したいのが、アイリスオーヤマの「充電式ポータブルウォッシャー」です。
本製品はタンクとメカ部分の2段階構造。タンクを外すとホースとトリガーガンが格納されています。使わないときはすっきりとしたボックス型で収納しておくことができ……。
……使うときはこの通り。充電式なので屋外で手軽に使うことができます。アウトドア用品の洗浄にうってつけです。
片手で本体を持ちながら、自由に動き回ってあらゆる方向からウォッシュできますね。
トリガーガンの放水モードは3つ。ヘッド部分を回転させることで、ジェット、シャワー、キリのいずれかを選択できます。
キャンプだけでなく、洗車やガーデンニングでも活躍しそうですね。
なるほど機能満載の「HUGEL」、う〜ん、いいね!
しっかりとした機能を持ちつつ、手頃な価格を実現しているHUGELのアイテム。「なるほど……」と感心するうち、「う〜ん、いいね!」と率直な感想を抱きました。
この秋のレジャー、ユーザーファーストなHUGELの製品で揃えてみてはいかがでしょうか?
撮影協力:秋ヶ瀬公園
Sponsored by アイリスオーヤマ株式会社