生エサが要らず、必要な道具も少ないテンカラ釣りとルアー釣り
山田:釣り初心者がハードルに感じているポイントのひとつに、ブドウ虫とかミミズみたいな生エサを触りたくない、触れないっていうのはあると思うんだよね。
その点、毛鉤を使ったテンカラ釣り、ルアー釣りなら、生エサが不要だから、そういう人でも楽しめる
清水:どちらも仕掛けがシンプルだから、必要な道具が少ないのもいいですよね。テンカラ釣りは道具もタックル(竿)とライン(釣り糸)、毛鉤があればOK。ルアー釣りはタックルとリール、ライン、ルアーだけあればはじめられますから
ここからは、2人もイチオシの釣り道具や、必要な装備を具体的に紹介して行きます!
【テンカラ釣り】お手軽なのに機能は本格!SHIMANOの「テンカラBBキット」
山田:最近は、テンカラ釣りの人気も上がっているから、初心者でも手軽にはじめられるキットもいいものが出てる。
なかでもおすすめは、誰もが知る釣り具ブランド・SHIMANOの「テンカラBBキット」だね。ラインの重さを乗せやすいタックル、巻きグセの付きにくいライン、実績のある毛バリがセットになった「コレ買っておけばOK!」なオールインワンキット!
山田:初心者でもキャスティングのコツが掴みやすくて、上級者でも楽しめるバランスで設計されているから、初心者を卒業しても長く楽しめるのもいいよね。このクオリティで16,000円前後はコスパ高いと思う
【ルアー釣り】水辺が遊び場に変わる!SHIMANOの「ブエナビスタコンボ」
清水:ルアー釣りの最初の装備におすすめしたいのはこちら! SHIMANOの「ブエナビスタコンボ」。
汎用性に長けたタックルセットで、このセットがあれば海や川、池などちょっとした水辺が釣り場に早変わりします! 渓流釣りだけでなくバス釣り、海での堤防釣りにも対応できるのはいいですね。デザインも入門モデルとは思えないぐらいかっこいい!
清水:15,000円前後とハイコスパでありながら、ライントラブルが少ないよう設計された快適なリールがついていたり……ビギナーでもストレスなく釣りが楽しめるよう工夫が凝らされているのもポイント高いですね〜。
しかも、タックルは携帯性に優れた振出仕様で、クルマのアンテナのように竿を収納可能。だから、バックパックスタイルの釣りキャンプにもおすすめです。ラインを通したまま収納することもできるので、現地についてすぐに釣りはじめられるのもいいですね
ウエアはどんなものが必要?
山田:ウエアは、水の中に入るのでなければ、最初はそこまでこだわる必要はないね。理想を言えば、トップスはラッシュガードとフィッシングベスト、ボトムスは速乾性の高いパンツやスパッツがあればOK。あと大事なのは、シューズだね
清水:水の中の尖った石や堆積物から足を守ったり、濡れた岩場で脚を滑らすのを防ぐ、ウェーディングシューズは最低限用意しておきたいですね。日焼けから身を守るハットやキャップ、サングラスもあると完璧!
保冷力の高いクーラーボックスも重要。他に用意するものは?
山田:あと大事なのは、釣った魚を保冷するクーラーボックス。川魚は暑さに弱くて、保冷力の弱いクーラーボックスではすぐに死んでしまうから、鮮度を保つため、食中毒を防ぐためにも、ちゃんとしたクーラーボックスは用意しておきたいところ
清水:このSHIMANOのクーラーボックス「アイスボックス」は、地面に直置きしても問題ないほど、保冷力があっていいですよね
山田:クーラボックス以外だと、魚の針を外したり、ラインを切ったりするためのプライヤー、釣った魚を確実にキャッチするためのランディングネットがあればベスト。
場所や時期によっては、虫除けやクマ避けグッズも用意しておくと安心だね
清水:あと遊漁券も用意しておかないといけないですね! これがないと密漁になってしまうので!
キャンプ場で買える場合もあれば、近くのコンビニで買える場合もあったり、場所によって違うので、どこで買えるかの下調べは大事。釣りが禁止されている禁漁期もあるので、ここも確認がマストです!
毛鉤やルアーなどの擬似餌を使った釣りの魅力とは?
山田:テンカラの魅力のひとつに、環境に合わせてどんな毛鉤を使うのかを考える楽しさがあるよね。こんな感じの虫がたくさんいるから、それに似ているこの毛鉤を使おう!みたいな。自分で毛鉤を作るのも、テンカラ釣りならではの楽しみ方だね!
清水:ルアーも擬似餌だから、毛鉤と考え方が似ていますね。
僕の場合は、難しいことは考えずにとりあえず投げてみます。釣れたら釣れたでOKで、釣れなかったら、別のルアーに変えてみたり、狙うポイントを変えてみたり試行錯誤するのも楽しいです。
ルアーは一つひとつが個性的なので、コレクションする楽しみもあります
2つの渓流釣りスタイルでいざ実釣!
テンカラ釣りとルアー釣りの手軽さとキャンプとの相性の良さがわかったところで、釣り好き先輩キャンパーの2人が奥秩父のフィールドで実釣!
2人が語る、それぞれのスタイルの楽しさとは?
【山田流】テンカラ釣りの楽しみ方
山田:自分の場合は、まずはフィールドを散策してみるね。その場所、季節、時間帯にどんなエサをここに棲む魚は食べているのか、まわりを観察すると、フィールドの散策が楽しくなる。
自分が魚だったら、どこが居心地がいいかな?とか考えたり……
山田:あと、テンカラ釣りの良いところは、リールも無く、タックルとライン、毛鉤だけのシンプルな仕掛けだから、釣り具のトラブルも少ない点。
狙いたい場所に毛鉤を落とすために、少し練習は必要だけど、ロッドを前後に振ってラインを飛ばすための基礎テクニック「バックキャスト」と「フォワードキャスト」だけ押さえれば最初はOK!
詳しいやり方がYoutubeの動画で紹介されていたりするから、昔よりはじめるハードルは低いよね
山田:釣りをしている時間も楽しいけど、休憩がてらベースキャンプで淹れておいたコーヒーを飲んでぼーっとする「無」の時間も格別。
最初のうちは、ルールやマナーだけちゃんと守って、難しいことは考えずに楽しんでみてほしいかな
【清水さん流】ルアー釣りの楽しみ方
清水:僕は、小学3年生のときに当時人気だった釣り漫画をきっかけに、バス釣りからスタートして、その流れで渓流釣りにハマりだした感じですね。
やっぱりルアーやタックルといった釣りのギアが好きでして、渓流釣り用のルアーにも興味が湧いて、渓流もやるようになりました
清水:湖での釣りもいいですが、渓流釣りは川の流れがあるので、魚がいそうな場所の見極めが楽しいですね。上流から流れてくるエサがどこにたまるのか、川の流れが緩やかになって魚がエサを食べやすいポイントはどこなのかとか、仮説を立てながら楽しんでます
清水:やっぱり、お気に入りのギアで魚が釣れた瞬間は最高ですね。特に、新しいルアーを導入して、それが調子良かったりするとテンション上がります! 釣り具集めも、キャンプギアをそろえる楽しさに通ずるものがあると思うんですよね。釣りに興味があってキャンプギア好きの方は、形から入って釣りを始めるのもアリ!
テンカラ釣りとルアー釣りは一緒に楽しめる!
清水:テンカラ釣りとルアー釣り、同じフィールドで共存できるのがいいですよね。仲間と行くときにも、それぞれの好きなスタイルで楽しめるし
山田:確かにね。ルアー釣りの友達とフィールドに行ったときに、遊びでお互いの装備を交換してみたら、新鮮だったなあ。テンカラとルアーは同じ魚種でも、そのとき反応する魚は違うから面白いよね〜
この瞬間がたまらない!2人の釣果は……?
この日は、川の濁りも少なく、渓流釣りには最高のコンディション。
釣りをはじめること約1時間、最初に当たりを引いたのは、テンカラ釣りの山田さん!
魚が竿を引く感覚に、思わず笑顔になる山田少年。
お気に入りのランディングネットで、魚をキャッチです! 果たして釣れた魚は……?
山田:見てみて! イワナGET! この瞬間がたまらないよね〜!
清水:うわ〜! 山田さんに先を越された……俺も釣りたい!
山田:釣らざるもの食うべからずだから、清水君も昼メシ釣らないとだね(笑)
清水:昼メシ抜きは避けたいなあ……
釣果でキャンプ料理!自分で釣った魚を食らう至福のとき
今回、釣れた魚はイワナ(岩魚)。その名の通り、渓流の岩に潜む淡水魚です。臭みも少なく味もたんぱくで調理の幅が広いので、美味しく食べやすいのがうれしいところ。
今回は、イワナを2つの方法で調理してみました。鱗取りも不要で皮ごと食べられるイワナは魚料理の入門にもおすすめ!
やっぱり定番は塩焼き!
やはり、定番は塩を振ってシンプルに焼き上げるイワナの塩焼き。シンプルゆえに魚の味が一番わかるのがこの食べ方です。
中はふっくら、皮をパリッと焼き上げたイワナの塩焼きは格別! 手持ちの焚き火台で焚き火やバーベキューがてら、楽しみましょう。焼き方の手順はこちら!
手軽なのに美味しい!「イワナの香草バターホイル焼き」
もう1品は、イワナの香草バターホイル焼き!
誰でも手軽に作れる割に美味しく、クッカーを汚さずに調理できるので、時間も手間も省けます。ズボラに美味しい魚料理を楽しみたい方にはおすすめのレシピ。バターとハーブの香り、レモンの酸味が食欲をかき立てます!
(1)2重にしたアルミホイルに薄くくし切りにした玉ねぎとバターをのせます
完成したイワナ料理をベースキャンプで堪能!
山田:やっぱり自分で釣ったイワナは美味いなあ。清水君、俺が釣った魚の味はどうだい?(笑)
清水:めっちゃ美味いです! シンプルな調理法なのに、複雑な味がします……! あれ、なんでだろうなあ?(汗)
釣れる日もあれば、釣れない日もある! それでもなんだかんだ楽しめてしまうのが釣りの魅力。釣れたときには命に感謝して、美味しくいただきましょう!
SHIMANOのアイテムで、手軽に“釣りキャン”をはじめよう!
テンカラやルアーではじめる渓流釣りキャンプは、思ったより簡単!
さらに、渓流のキャンプ場での“いつものキャンプ”のついでに楽しめるので、これから釣りをはじめるキャンパーさんにはぴったりのスタイル。いつもより早めにチェックインして、釣りを楽しめば、キャンプの1日がより濃くなること間違いなし!
まずは、お気に入りの釣りアイテムをそろえて、いつものキャンプ場で釣りキャンプデビューしちゃいましょう!
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ルアー釣り入門編に最適な「ブエナビスタコンボ」はこちら
撮影協力/将門の滝オートキャンプ場
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