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「収納」でアウトドアブランドを作った男。オレゴニアンキャンパー峯尾繁樹さんの仕事論【アウトドアで働く人】

収納という切り口からアウトドアの新しい価値を提案してきた「オレゴニアンキャンパー」。

ブランドを手がけるトラウターの代表・峯尾繁樹さんのオフィスには、キャンプギアや古着、サンプル類が所狭しと並んでいました。

OEMから自社ブランドまで幅広くものづくりを行う峯尾さんに、ブランドの成り立ちと、その背景にある“現場発”のものづくりについて伺いました。

目次

収納に特化したアウトドアブランド

オレゴニアンキャンパー10周年の記念ロゴ

トラウターが手がける「オレゴニアンキャンパー」は、キャンプ用品の中でも“収納”に特化したブランドです。テントやバーナーといった主役のギアではなく、それらを支える周辺アイテムに焦点を当てています。

キャンプって、道具がとにかく多いんですよ。だから、「どう持っていくか」「どうまとめるか」って、みんな結構困ってる。そこには需要があると思ったんです。

現在は自社ブランドに加え、OEMやODMも幅広く展開。キャンプ用品に限らず、釣り具やノベルティ、さらには華道用の剣山まで、多岐にわたる製品を手がけています。

アメリカのアウトドアシューズブランドのノベルティだったり、大手航空会社の機内販売用バッグだったり、本当にいろいろやってます。ジャンルはあまり意識していなくて、作れるものは何でもやる、という感じですね。

釣りから始まったものづくりの原点

峯尾さんの原点は、幼少期から続く「釣り」にあります。

小さい頃からずっと釣りが好きで、大学のときも週に2〜3回は渓流に行ってました。山でパスタ作ったり、燻製やったり、今思えばキャンプみたいなこともしてましたね。

『BE-PAL(1992年8月号)』の掲載ページ

当時は、釣り道具を自作することも多かったといいます。学生時代には、水生昆虫を採取するための「ニンフネット」を制作し、アウトドア雑誌『BE-PAL』の通販ページで販売していたこともありました。

その頃から、“欲しいものは自分で作る”みたいな感覚はありましたね。

その延長線上で選んだのが、釣り具メーカーへの就職でした。ダイワ精工(現グローブライド)に入社し、技術職として釣り具などの製品の信頼性試験に携わります。

最初は試験係で、釣り竿とかリールの耐久テストをやってました。壊れるまで使って、どこが弱いのかを見る仕事です。

製品を“使う前提”で捉える視点は、この頃に培われたものでした。

独立と生産背景の構築

ダイワ精工で11年ほど働く中で、会社の環境も少しずつ変化していきました。部署の再編や希望退職の募集などが続く中、「自分でやってみよう」と独立を決意します。

ちょうど自分の部署がなくなるタイミングだったんです。それなら、自分でやってみようかなと思って。

独立後もしばらくは、古巣であるダイワ精工のベトナム工場立ち上げを手伝いながら、自身でも中国の生産背景を開拓していきます。

ルアーやパッケージを中国で作るために工場を探して、実際に足を運んで開拓していきました。2ヶ月に一回くらいは中国に行ってましたね

現地に入り込み、工場と直接やり取りを重ねながら、生産の基盤を自ら築いていきました。この経験が、その後のOEM事業や自社ブランドの展開を支える土台となっています。

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