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ガジェットモード

完全予約制!昭島に佇む米軍ハウスのギアショップ「ガジェットモード」

雑誌「HUNT」とのコラボレーション企画第14回。独自の目線で仕入れを行っているアウトドアギアショップ「ガジェットモード」を取材した内容を紹介しています。完全予約制ながら、多くのアウトドア愛好家が足をのばしているその秘密に迫っています。

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有名無名問わず、独自の目線でセレクト

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倉庫は米軍住宅をリノベーションしたもの。右の方が店主の波多野さんで、左の方が買い付けを担当している竹沢さん。

東京・昭島の地に予約制のアウトドアギアショップがある。……と聞くと少し敷居の高そうだが、この店に一歩踏み込めば、ゆるくて可愛いヨーロピアン・ヴィンテージの世界が待っている。

モリパーク アウトドアヴィレッジが出来たことで活気づいている東京・昭島。奥多摩のフィールドへもアクセスしやすいこの土地に、ガジェッドモード昭島店はある。ここは通常、中央林間にあるガジェットモード本店の倉庫として利用されているが、同店舗で扱っていないアウトドア用品を販売する為、2年前から予約者限定で営業を始めた。

店主の波多野さんは、もともと川越でアメリカンヴィンテージの雑貨店を経営されていた人物。

「長年お店を続けていくうちに、落ち着いたヨーロッパ系の雑貨を扱いたくなって。前のお店をたたんで、5年前、中央林間にガジェットモードをオープンさせました」

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アメリカはRAY-O-VAC社製のハンターフラッシュライト。60年代のもので単一電池8本で稼働。カラーリングもデザインも秀逸。だが、既にSOLD OUT。

ガジェットモードは、中央林間の『フラットハウスカフェ』の中で営業を開始。ここは、取り壊されそうになっていた米軍ハウスを改築した建物で、カフェを中心に仲間内でシェアしている。お客さんはカフェに来る人の客層と殆ど同じで、大半が女性。それに合わせて、ヨーロッパのアンティーク・テーブルウェアを中心にラインラップしている。

そんな女性向けのアイテムが多かった同店が、アウトドアグッズのお店を始めたのは、現在買い付けを担当されている竹沢さんとの出会いがあったからだ。

「竹沢さんはイギリス在住で、もともと蚤の市で雑貨の買い付けをやっていたんです。彼と出会って話を聞いているうちに、ヨーロッパのアウトドアギアの魅力に興味を持ってしまって。それで男っぽいモノも増えていったのもあり、ちょうど昭島に米軍ハウスを手に入れたのもあり、営業を始めてみたんです」

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Andre Jamet アルパイン2テント
市場にもなかなか出てこないという、フランスはアンドレ・ジャメのコットンテント。これぞミッドセンチュリーといった趣を感じるデザイン。インナーはフランスらしいオレンジのチェック柄で、女性にもウケが良さそう。\185,000。ガジェットモードではこの他に、常時20張程度のテントを在庫している。

昭島店で扱っている商品は、50~80年代のモノが中心。並べられたヨーロッパのアウトドアグッズは、どれもレトロモダンな配色とデザインが秀逸で、男臭いアメリカン・クラシックとは違った空気感が味わえる。

また、イギリスブランドならイギリス製といったように、中国製の量産品でなく、自国で手塩にかけて作られたであろう製品に拘ってセレクトしているのも同店の特徴だ。

「お客さんは自分なりの世界観を持った方も多いです。最近はコットンのタープやテントを使っているキャンプ玄人の方が増えていますよね。そういった流れもあり、テントを求めてやって来られる方もいます」

ガジェットモードでは、世界的に見ても類がない程、ヨーロッパのヴィンテージテントを多く保有している。見て楽しく、使って楽しいヨーロピアン・ヴィンテージの世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。

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Brexton ピクニックセット
60年代のデッドストック ピクニックセット。何故か水の都ヴェネツィアを思わせる街並みと舟をこぐ人が描かれた絵皿や、レトロな水筒がキュート。\29,000

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上はオランダはカーブ社製。右は70年代のイギリスもの\4,800。左はスペインのキャンピングピクニック社製\12,800。保温性能はさておき、見た目は最高。
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Valor オイルヒーター/Veritas 風防ケース付ワンバーナーセット
左は、イギリスの老舗オイルヒーターメーカー、バーラー製の屋外用クックストーブ。50年代のモノで、それ相応のヤレ感を感じるが、それも含めて味わい深い。\20,000。 右は、ドイツはヴァリタスのワンバーナー。ガスはCV200カートリッジという日本では馴染みの薄い規格。他のキャンパーと差をつけたい貴方は是非。\12,800
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Tilley ランタン X246B
今は亡きイギリスのランタンメーカー、ティリーの灯油ランタン。プレヒートトーチという独特の点火システムが特徴で、そのじれったさもまた堪らない。アウトドアでは珍しいゴールドと、箱付のデッドストックの赤。各\22,800
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Camping gaz ワンバーナー
Gazのワンバーナー自体は80年代日本でも出回り、今でも安価な中古が販売されているが、バーナーの専用ケースはヨーロッパでしか販売されなかった。バーナーはもとより、食器箱として利用するのに便利。専用ケース\4,800
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ケリーランプ
イギリスではナーサリーランプと呼ばれていて、1960年以前にサブの照明として使われていた屋内用の小さなランプ。タンクは“起き上がりこぼし”のように、倒れても起き上がるように丸い形状になっているので、アウトドアでも使える。各\6,800

【中央林間のお店紹介】

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アウトドアものを中心に扱う昭島の倉庫は完全予約制だが、中央林間のお店は普通に入店可能。こちらではテーブルウェアを数多く展開している。
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ミルクガラスや陶器の食器を始め、趣のあるインテリア雑貨を取り扱っている同店だが、サーモスやイギリスはホットン社製のビリー缶なども販売。
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隣接するFLAT HOUSE cafeでは、明るく落ち着いた雰囲気の中でおいしいランチも楽しめる。http://www.flathouse-cafe.com/

(中央林間店ショップデータ)
Gadgetmode中央林間店
address:神奈川県大和市中央林間3-16-2 フラットハウスカフェ内
tel:046-259-7363
営業時間:11:00~17:00 月・火曜と隔月土日定休

ガジェットモード 昭島倉庫
営業時間:完全予約制
https://www.instagram.com/gadgetmode/

photo : Hiroyuki Kondo text : Junpei Suzuki

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