「ナルゲンボトル」が便利!
あちこちのアウトドアショップで見かける「ナルゲンボトル」。見た目は目盛り付きのプラスチック製ボトムに、ループ付きの蓋というシンプルで飾り気のないフォルムですが、じつはかなりの実力者。キャンプでもがっつり活躍してくれます。ナルゲンボトルの魅力を紹介します!
ナルゲン(Nalgene)とは
ナルゲンは1949年にスタートした米・ニューヨークのブランド。もともとは化学研究用の装備品として開発、使用されていたものですが、科学者たちが旅行やハイキングで使っているという噂が広がっていました。
1970年代、当時の社長の息子がボーイスカウトに参加した際、ナルゲンのボトルが飲料のほか粉類や菓子、マッチなどあらゆるキャンプ用品を入れる容器として大活躍していることを知り、アウトドア愛好家向けに商品ラインを広げることを使命としました。今では容量、形状、デザインの違うもの、キッチン用などさまざまなタイプがリリースされています。
ナルゲンボトルはキャンプシーンでどう活躍するか!?
ナルゲンの代表的なボトル・TRITAN(トライタン)シリーズを中心に、キャンプシーン別に紹介します。
<キャンプ準備編>飲み物を凍らせて保冷剤代わりに
ナルゲンのトライタンシリーズは耐冷温度が本体-20℃、キャップ0℃となっています。なのでボトル本体の方は水やお茶などの飲料を入れて冷凍することもOK。キャップは空けて、立てて冷凍しましょう。
冷凍しておけばクーラーボックスの保冷剤代わりにもなり、夏場ならキャンプ場で冷たい飲み物を飲むこともでき一石二鳥!
<キャンプ準備編>漏れ知らず!ワインも小麦粉も安心して持ち運べる
ナルゲンボトルは本体の溝とキャップの溝がきっちりとフィットする独自のシステムを採用。なので密閉度に優れ液漏れすることがありません。もともと薬品などを入れるボトルとして開発されただけあり、その辺りの技術はさすが。横にしても逆さまに置いても大丈夫です。
だから例えば、ワインを入れて持ち歩くなんてこともOK。重いボトル瓶を持っていく手間が省けます。逆に水気厳禁な小麦粉やパンケーキミックス、スナック菓子、それにマッチなどエマージェンシーグッズなども安心して持ち運べます。
<調理中>計量カップ代わりにも
ナルゲンボトル本体にはmlとoz(米液量オンス)で目盛りが刻まれています。キャンプでの調理中、ボトルが空いていれば水などを計量できますし、もともと米や粉類を入れているのであればそのまま計ることができて便利。ちなみにお米1合は約180mlで約6オンス。覚えておくと便利ですよ。
<ごはんの後>アルコールやコーヒーでリラックス
ボトル本体の素材は環境に優しく、プラスチック臭が移らない飽和樹脂ポリエステル製。逆に飲料の臭いや色がボトルに付くこともなく、おいしさをそのまま味わえます。だから赤ワインのサングリアを作り置きして食後に楽しむ、なんてこともできちゃいます。
また耐熱温度は100℃あるので熱湯を入れても大丈夫。写真のようにコーヒーサーバー代わりにも使うのもいいですね!
<就寝時>湯たんぽとして大活躍!
前述しましたが、ナルゲンボトルの耐熱温度は本体100℃、キャップは120℃、熱湯を入れてもびくともしません。だからキャンプの就寝時は湯たんぽ代わりにするのもおすすめ。シュラフの中もぽかぽかです。
ただし熱湯を入れるとボトルがかなり高温になるので、タオルを巻くなどして注意して扱いましょう。
<撤収時>余ったモノを持ち帰ろう
漏れない、耐熱耐冷温度に優れる、臭いも色も付きにくい、というナルゲンボトルの特徴は今まで説明した通り。なのでキャンプごはんで余ったスープや汁、食材やお菓子など、空になったナルゲンボトルに入れて持ち帰れるほか、荷物の省力化にもつながります。揚げ物の残り油だって持ち帰れますよ!
ナルゲン 広口 Tritan 1.0L
ナルゲン 広口 Tritan 0.5L
ナルゲン 細口 Tritan 0.5L
まだまだあります!ナルゲンボトルのいいところ!
このほかにも、キャンプでナルゲンボトルは便利な特徴がいっぱい!
・とにかく軽い!
プラスチックボトルなので、とにかく軽いのも魅力。例えばトライタンの広口1.0Lボトルの重量は約180g!もちろんん中身を入れてしまえば重くはなりますが、一般的な水筒やステンレスボトルなどと比べるとかなり軽量!持ち運びが苦になりません。
・キャップが紛失しない
本体とキャップはループでつながっているので、紛失の心配が少なくてすみます。またカラビナなどでザックに吊るしたり、指を引っ掛けて持ち歩くという使い方も。
ナルゲンボトルの気になる点は……?
いろいろ便利なナルゲンボトルですが、人によっては気になる点もあるんです!
保冷・保温はできない
ナルゲンボトルはプラスチック製なので、真空断熱構造のボトルのように飲料を冷たいまま、温かいまま保つことはできません。中に入れる飲料は常温でも大丈夫なものがおすすめ。
ただし凍結も熱湯もOKですし、ケースも販売しているので、工夫次第で冷たく・温かく飲むこともできます。
結露がつく
冷たいものを入れると、本体に結露が発生します。プラスチックボトルなので仕方のないことですが、冷たい飲料を入れる際はタオルやカバーなどでガードしましょう。
飲むときにこぼれやすい
広口タイプは飲むときに口の端から飲料がこぼれてしまうという声も多数。困っている人は、飲み口を小さくする内蓋がリリースされているので使ってみるのも手。
ナルゲンボトルはキャンプ~日常生活でも大活躍!
軽量で頑丈、漏れずに持ち運び便利なナルゲンボトルはキャンプでも大活躍。日常生活でも使用シーンは多いので、いろいろと重宝します。
サイズ、デザイン、カラーなどさまざまなうえに、限定モデルやコラボモデルなど多数リリースされているので、お気に入りのナルゲンボトルを探してみてくださいね。
Nalgene is Convenient!
ナルゲンボトルがキャンプで便利!