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寝袋(シュラフ)の選び方、この4つでOK。暖かさだけ見てると失敗するかも

寝袋(シュラフ)の選び方、この4つでOK。暖かさだけ見てると失敗するかも

寝袋(シュラフ)は、暖かさを基準に選ぶのが基本。これは決して間違いではありません。ただし、それだけで決めてしまうと、使用シーンと合わずに後悔してしまうこともあります。

そこで本記事では、初心者でも迷いにくいように、寝袋選びで押さえておきたいポイントを4つに整理。あわせて、イスカ・NANGA・モンベルといった定番ブランドの特徴も紹介します。これから寝袋を選ぶ人は、まずここからチェックしてみてください。

目次

アイキャッチ画像出典:Instagram by @nap_nebukuro


寝袋(シュラフ)は種類が多い。だからこそ“選び方”が重要

出典:サーマレスト

寝袋は、形状だけでなく中綿の素材や暖かさの基準など、選ぶ要素がとにかく多いアイテム。キャンプ初心者にとっては「何を基準に選べばいいのか分からない」と感じやすい存在です。

見た目や価格だけで選んでしまうと、実際の使用シーンと合わずに後悔してしまうことも。だからこそ、寝袋選びでは“なんとなく”ではなく、いくつかの基本的なポイントを押さえておくことが大切。

まずは、すべての基準になる「使用シーン」から整理していきましょう

まずは使用シーンを整理しよう

出典:coleman

寝袋選びでまず考えたいのが、「どんな環境で使うか」という点です。夏のオートキャンプと冬キャンプ、車中泊と登山では、求められる性能が大きく異なります

車移動が中心なら、多少かさばっても寝心地や扱いやすさを重視できますが、登山やバイクキャンプでは軽量・コンパクトさが優先されます。さらに、季節やキャンプ場の標高によって必要な暖かさも変わるもの。

あらかじめ「いつ・どこで・どんなスタイルで使うか」を整理しておくと、形状や素材、温度表記の選び方もスムーズになります。

購入前に確認したい、寝袋選びの4つのポイント

①形状|快適性重視なら「封筒型」、防寒性・軽量性重視なら「マミー型」

出典:モンベル

封筒型は、布団に近い寝心地が特徴。寝返りが打ちやすく、ジッパーを全開にすれば掛け布団のようにも使えます。同モデル同士を連結できるものも多く、ファミリーキャンプやオートキャンプに向いているタイプです。

一方、マミー型は体にフィットする形状で、頭まで包み込めるため保温性が高いのが特徴。登山やツーリングなど携行性や防寒性を重視するシーン、寒い時期のキャンプに適しています。

②中綿|軽量コンパクトな「ダウン」、扱いやすくコスパ優秀な「化繊」

ダウンの品質

出典:モンベル

ダウンは、羽毛が多くの空気を含むことで高い保温性を発揮しつつ、軽さも両立できる素材です。圧縮性にも優れているため、収納サイズをできるだけ小さく抑えたい人に向いています。

一方で、水濡れに弱く、濡れてしまうと保温力が大きく低下する点には注意が必要。洗濯やメンテナンスにも専用のケアが求められるため、扱いにはやや気を遣います。軽量性や携行性を重視する登山やバイクキャンプなどでは、ダウンシュラフが有力な選択肢になるでしょう。

なお、ダウンの品質を示す指標として「フィルパワー(FP)」があり、数値が高いほど羽毛のかさ高性が高く、効率よく暖かさを確保できます。一般的に700フィルパワー以上であれば、軽量ながら高い保温性が期待できます。

出典:楽天市場

化繊(化学繊維)は、水濡れに強く、乾きやすいのが大きな特長です。家庭用洗濯機で丸洗いできるモデルも多く、メンテナンスのしやすさはダウンよりも優秀価格も比較的手頃なため、初めて寝袋を選ぶ人や、気兼ねなく使いたい人に向いています。

その反面、ダウンに比べると重く、収納サイズも大きくなりがちなので、携行性ではやや不利。車移動がメインのキャンプや車中泊など、積載量に余裕があるシーンで使うと扱いやすい素材です。

③スペック|「快適温度」が目安。最低気温より−5℃を意識

モンベル スリーピングバッグ

撮影:AKT

寝袋を選ぶ際は、メーカーが表示している「快適温度(COMFORT)」と「限界温度(LIMIT)」を確認することが大切です。なかでも基準にしたいのが快適温度。これは、多くの人が無理なく眠れるとされる温度帯を示しています。

一方の限界温度は、寒さに強い人であれば工夫次第で睡眠できるとされる下限の目安。あくまで「耐えられる温度」であり、快適に眠れる基準ではないため、参考程度に捉えるのが無難です。

マットの性能や使用環境によって体感は変わりますが、一般的にはキャンプ予定地の最低気温よりも、快適温度が5℃ほど低いモデルを選んでおくと安心とされています。

④サイズ|身長に合ったサイズ選びで暖かさが変わる

FUGAKU

撮影:AKT

寝袋選びでは、洋服と同じようにサイズ感も重要なポイントになります。体に合っていないと、寝袋と体の間に余分な隙間ができてしまい、その分保温性が低下してしまいます

その点、メーカーによっては体格に合わせたサイズ展開を用意しているのも特徴です。たとえばモンベルにはウィメンズモデルやロングサイズがあり、ナンガでもレギュラーやショートといった選択肢があります。自分の身長に合ったサイズを選ぶことでフィット感が高まり、快適さと暖かさの両方をしっかり確保できます。

あわせて知っておきたい、定番ブランドの特徴

たくさんのインナーシュラフ

撮影:ヨシダ コウキ

寝袋選びでは、スペックだけでなく「ブランドごとの特徴」を知っておくことも大切です。定番ブランドには、それぞれ得意な分野や設計の方向性があります。

サイズ展開の豊富さや、実際に使っている人のレビュー・情報量の多さに加え、修理やメンテナンスといったアフターケアが充実している点も安心材料。長く使い続けたい寝袋だからこそ、ブランド選びは意外と重要なポイントです。

ここでは、国内外で高い評価を受けているモンベル・NANGA・イスカの3ブランドに注目。それぞれの特徴や強みを紹介していきます。

モンベル

モンベルの寝袋のシステム

出典:モンベル

モンベルの寝袋といえば、体の動きにしなやかに追従し、暖かさを逃しにくい独自構造「スーパースパイラルストレッチ システム」が代表的。生地の繊維を斜め方向に配置し、ステッチ部分に糸ゴムを用いることで、窮屈さを感じにくい高いストレッチ性を実現しています。

さらに近年は、ダウンの片寄りを防ぐために隔壁で区切るのが一般的とされてきた構造を見直し、隔壁をあえて設けない「スパイダーバッフルシステム」を開発。ダウンが持つ本来の保温力を最大限に活かすことで、軽さと高い保温性を両立しています。

NANGA

ナンガのシュラフ

NANGAの寝袋は、独自開発の防水透湿素材「オーロラテックスライト」を採用したシリーズが定番。防水カバーを使わなくても、テント内の結露による濡れを気にせず使えるのが大きな特徴です。

また、布団メーカーとしてスタートした背景からダウンへのこだわりも強く、厳選したスペイン産ダウンのみを使用。一般的なダウンより2倍以上飼育期間が長く、ダウンボールが大きいため、多くの空気を含んで軽量ながら高い保温性を発揮します。さらに、国内で丁寧に洗浄することで、臭いや菌を抑え、アレルギーが起こりにくい点も安心です。

ISUKA

ISUKAの寝袋のシステム

出典:ISUKA

ISUKAは、快適な睡眠を追求した設計に定評のあるブランド。フラッグシップモデルの「エアプラスシリーズ」では、シュラフ断面をかまぼこ状にした独自の3D構造を採用し、体を圧迫しすぎない自然なフィット感を実現しています。ダウンは背中側を控えめに、冷えやすい上部や足元に多めに配置することで、効率よく保温力を確保

さらに、−20℃に設定した人工気象室での試験や、さまざまな環境下でのフィールドテストを重ねることで、実用性と品質の高さを徹底的に検証しています。

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