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冬の寒さ対策は、まず“靴下選び”から

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「靴下」 は日常使いはもちろん、冬のキャンプや外遊びでも欠かせない冷え対策アイテム。普段は何気なく選びがちですが、種類によって“あたたかさ”は驚くほど変わります。いい一足を選んで、冬の足元をもっと快適に過ごしましょう。
暖かさで選ぶなら、まず注目したい「メリノウール」

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「メリノウール」とは、メリノ種という羊から取れる最高級のウール。毛がとても細いので肌触りが良くチクチクしにくいのが大きな特徴です。そのほかのメリットやデメリットは以下の通り。
メリット
- 肌がチクチクしない優しい着心地
- 冬は暖かく、夏はムレにくい。吸湿・放湿性に優れている
- 天然の抗菌・防臭効果
デメリット
- 毛玉ができやすく・穴があきやすい
- 虫に食われやすい
- 乾燥機にかけると縮む恐れがある
- 価格は高め
暖かくて肌ざわりが良く、人気の高いメリノウール。一方で、耐久性や洗濯の扱いやすさに難があるのが弱点です。そのため、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維を混紡して補強された靴下が多く展開されています。
冬の足元を変える、本気ソックス6選
1|スマートウール「マウンテニア マキシマムクッション トールクルー」

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アウトドア用品メーカーとして初めて高機能メリノウール製スキーソックスを開発したスマートウール。使用するのは、動物福祉に配慮したZQ認証メリノウール。厳しい基準をクリアしたウールのみを採用しており、素材選びからこだわりが感じられます。

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「マウンテニア マキシマムクッション トールクルー」は、スマートウールのなかでも最高レベルの暖かさとクッション性を誇るモデル。
内側はやさしい肌触りのメリノウール、外側は耐久性のあるナイロンで補強されています。さらに、部位ごとに通気性を高めるメッシュを設けることで、長時間の着用でもムレにくく快適です。
スマートウール マウンテニア マキシマムクッション トールクルー
| 素材 | ウール72%、ナイロン27%、ポリウレタン1% |
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2|モンベル「メリノウール エクスペディション ソックス」

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幅広いアウトドアギアを手がけるモンベルからも、メリノウール製の靴下がラインナップ。日本ブランドらしく日本人の足に合った立体構造でフィット感も抜群。さらに、最上位モデルでも5,000円以下と、コスパの良さも魅力です。

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「メリノウール エクスペディション ソックス」は、3,000m級の冬季登山や極地探検などでの使用に耐えうる、保温性を備えています。大きめのサイズは幅広に、小さめのサイズは細めのパターンを採用。防縮加工により洗濯時の縮みも少なくなっています。
モンベル メリノウール エクスペディション ソックス
| 素材 | ウール67%、ナイロン27%、ポリエステル5%、ポリウレタン1% |
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3|ダーンタフ「マウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション」

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アメリカ・バーモント州で、親子3世代にわたり靴下を作り続けているダーンタフ。いまもすべての製品をMADE IN USAにこだわり続けています。
主要アウトドアソックスブランドと比べて約7倍の耐久性を誇り、通常使用で穴があいた場合は無償交換OKの生涯保証付きという、驚きのサービスも魅力です。

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ダーンタフ史上、最も暖かくクッション性に優れた「マウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション」。同ブランドのラインナップのなかでメリノウールの含有量がもっとも高く、冬の極寒キャンプや雪山でも頼れる厚手モデルです。
価格は5,000円前後と靴下としては決して安くはありませんが、“一生モノ”と思えばむしろお得かもしれません。
ダーンタフ マウンテニアリング マイクロクルー ヘビーウェイト フルクッション
| 素材 | メリノウール70%、ナイロン28%、ポリウレタン2% |
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4|イエティナ「Antarctica socks」

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イエティナは、兵庫県の老舗ニットメーカーが手がける防寒アパレルブランド。「日本から“寒い”をなくす」をテーマに開発したスウェットシャツが人気です。

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イエティナの暖かさの秘密は、門外不出の特許技術「鷲尾式起毛」。パイルのループをカットせずに起毛を施すことで、パイル層と起毛層の“ダブルの空気層”を確保。これにより、優れた保温性と断熱性を実現しています。

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Antarctica(南極)の名を冠した、イエティナのベストセラーソックス。特許技術による二層構造の裏起毛で、まるで毛布のような抜群の保温性を発揮します。かかとの位置が決まっていないため、性別や足のサイズを問わず、履く人それぞれに心地よくフィットするのもポイント。
イエティナ Antarctica socks
| 素材 | アクリル65%、ナイロン29%、ウール4%、ポリウレタン2% |
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5|フィッツ「ヘビーエクスペディションブーツ」

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一般的なソックスの1.5〜2倍もの工程と時間をかけて、抜群のフィット感を追求しているフィッツ。すべての靴下は、アメリカにある家族経営の工場で丁寧に作られています。
足にしっかり沿うため靴の内部でずれにくく、靴擦れやマメの発生も最小限に抑えてくれるのが特徴。さらに、土踏まずを支えるアーチサポートにより、長時間歩いても疲れにくい履き心地を実現しています。

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抜群のフィット感はそのままに、厚手の生地を採用した「ヘビーエクスペディションブーツ」。太めのメリノウールを使うことで、暖かさと耐久性をしっかり高めています。裏面にはパイル編みを施し、保温性とクッション性もさらに向上。登山はもちろん普段使いにも最適です。
フィッツ ヘビーエクスペディションブーツ
| 素材 | メリノウール74%、ナイロン13%、アクリル8%、ポリエステル3%、ライクラスパンデックス2% |
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6|シングファブリックス「カシミア パイル ソックス」

出典:シングファブリックス
シングファブリックスは、2016年に誕生した今治産タオル地を使ったウェアブランドです。地元の職人とともに独自の生地を開発し、リラックスして過ごせるユニセックスのアイテムを展開。部屋着としてはもちろん、日常着としても心地よく着られるラインナップがそろいます。

出典:楽天市場
「カシミア パイル ソックス」は、国内に一台しかない機械で編み立てられる、生産数の限られた特別な靴下。
ウールとカシミヤを使い、内側にはふわふわのボアを採用しています。履いた瞬間から暖かく、しかも蒸れにくいのが特徴。履き始めに感じる厚みも、使用を重ねることで生地が馴染み、より自然なフィット感へと変化します。
シングファブリックス カシミア パイル ソックス
| 素材 | ポリプロピレン40%、ウール28%、ポリエステル18%、ナイロン10%、ポリウレタン2%、カシミヤ2% |
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