※テント内での火気使用は、メーカー推奨の使用法にならって正しくお使いください。また幕内で火器を使用する際は自己責任となります。もし使用する際は換気を十分おこない、一酸化炭素報知器を必ず使用しましょう。
先輩たちの“リアルな防寒ギア事情”をイベント取材

先日筆者は、2025年11月1日〜3日にかけて開催されたキャンプイベント「DCM(ドームキャンプマーケット)」に参加してきました。一足早く寒さが到来していた宮城県・吹上高原キャンプ場には、ドームテントを愛するキャンプフリークな皆さんが集結。
今回はそんな猛者たちに「冬キャンプで一番頼りにしている防寒アイテム」をきいてまわりました。テーマはズバリ、“寒さをどう乗り切るか”。キャンプ歴もスタイルも異なる3名の先輩キャンパーたちの最強防寒ギアを紹介します!
ハイテク駆使系キャンパーの “ぬくぬくスマート暖房術”
コロナの石油ファンヒーター

まず出会ったのは、大型ポータブル電源や冷蔵庫などを駆使し、動画撮影をフィールドで楽しんでいるガジェット好きキャンパー、とむないと(@tom.night71)さん。
そんな、とむないとさんの最強防寒アイテムは、コロナの石油ファンヒーター「FH-VX5724BY」。
コロナ 石油ファンヒーター FH-VX5724BY
| 外形寸法 | 高さ466×幅520×奥行334mm |
|---|---|
| 質量 | 12.9kg |
| 待機時消費電力 | 0.8W |
| 運転音 | 弱燃焼時21dB・強燃焼時40dB |
| 低消費電力 | 弱燃焼時4W(強燃焼時10.5W) 秒速点火ONの状態では、平均約80Wの電力を消費します。 |
| タンク容量 | 7.2L |
ファンの力でテント内の隅々まで暖気を送り届けてくれる、家庭用の石油ファンヒーターに、ブルーティの薄型ポータブル電源「Handsfree 2」を組み合わせて、キャンプ場で使えるようにしていました。
BLUETTI Handsfree 2
| バッテリー情報 | 容量:512Wh バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池 充放電サイクル数:4,000回以上 長期保管:3~6ヵ月ごとに電池容量の80%程度まで充電してください |
|---|---|
| 出力 | AC出力:1×100V/7A、 合計700W タイプ :純正弦波 電力リフト :1200W USB-C × 2:5/9/12/15/20V、3A;20V、5A USB-A × 2:5V/3A |
| 入力 | AC 入力:最大600W ソーラーパネル充電:12~45V、最大350W |
| 充電時間 | AC 充電:45 分 (80%) / 3時間 (100%) ソーラー充電:2 時間 (350W) シガーソケット充電:5.8 時間 (12V) / 1.8 時間 (24V) |
| 仕様 | パススルー充電:対応 UPS:20ms対応 重量:約7kg 本体サイズ:305mm × 105mm × 385mm 充電温度:0℃-40℃ 放電温度:-20℃~40℃ 保管温度:-20℃~40℃ 保証期間:5年保証 |

とむないとさん:いろんな石油ファンヒーターを使ってきましたが、このヒーターは燃費が良くて消費電力も少ないんです。1回の給油で3泊いけます。設定温度に自動でキープしてくれて、灯油の匂いを消臭してくれるのもありがたいですね。
気になる消費電力ですが、点火時は650W。いったん燃焼が始まれば、運転中はわずか4W〜10.5Wとかなりの低消費電力です。

とむないとさん:スイッチボットをつないで遠隔操作できるようにしてあります。グルキャンの宴会場にいながら、寝るタイミングに合わせてストーブをONできるんです。タイマーも付けられるので、起きる時間に合わせて暖めておけるのもめっちゃ便利ですよ。
ファンヒーターとポータブル電源、スイッチボットのコンボ技に、筆者も脱帽。
他にも、テント内にはニトリの防寒ラグを敷くなど、防寒対策に抜かりなしでした。“グランピング級の快適さ”を求める人には、このアプローチはかなり勉強になります!

