アイキャッチ画像出典:Thous Winds
冬キャンプ、快眠のカギを握るのは「コット」と「マット」

冬キャンプで特に辛いのが、地面から伝わる「底冷え」。どんなに暖かい寝袋を使っていても、下から体温を奪われてしまうと、一晩中寒さに悩まされて眠れません。
そんな底冷え対策に効果的なのが、「コット」と「マット」の活用です。コットは身体を地面から浮かせて冷気を回避でき、マットは地面からの冷気をしっかりブロック。どちらか一方の使用でも効果はありますが、併用することでさらに快適な睡眠環境が整います。
冬キャンプを楽しむためには、まずしっかり眠れることが大切。そのための装備を今一度、見直してみましょう。
冬キャンプに最適なマット・コットの選び方

おすすめモデルを紹介する前に、まずは冬キャンプで頼れるマットとコットを選ぶポイントを紹介します。
マット・コットの選び方
マット|「厚さ10cm」「R値6.0以上」がおすすめ

マットを選ぶ際に注目したいのが、「厚さ」と「R値」です。厚みのあるマットは地面からの冷気をしっかり遮断してくれるうえ、寝心地も良くなるため、迷ったときは厚さ10cm以上のものを選ぶと安心です。
また、断熱性能を示す指標であるR値は6.0以上が目安。これくらいの性能があれば、地面の冷たさを感じにくく、寒い夜でも快適に眠ることができるでしょう。
コット|エアーマット一体型が暖かい

コットを使うなら、エアーマット一体型コットがおすすめです。地面から浮いているコットは底冷えを感じにくい反面、シートが布1枚だけのため、下からの冷気が直接伝わりやすいという弱点があります。
そこで注目したいのが、エアーマットと一体になったタイプ。空気の層が加わることで断熱性が大きく向上し、寒い夜でも体をしっかり暖かく保てます。冬キャンプで快眠を求めるなら、こうした断熱性の高いモデルを選ぶのが正解です。
冬キャンプにおすすめのマット5選
ここからは、冬でもしっかり眠れる実力派マットを5つ厳選して紹介します。アウトドア初心者でも選びやすいラインナップなので、ぜひ比較してみてください。
DOD ソトネノキワミS
| 使用サイズ(cm) | 80×208×10 |
|---|---|
| 収納サイズ(cm) | 91×23×23 |
| 重量(kg) | 4.6 |
10cmの厚みと一体型インナーマット構造で、底付きしにくく安定した寝心地を確保
DOD「ソトネノキワミS」は、快適な寝心地を追求した10cm厚のインフレーターマット。分厚いフォームがコットのフレーム感や地面の硬さをしっかり吸収し、まるでベッドのような寝心地を実現してくれます。

また、丸洗いできるシーツが付属しているので、いつでも清潔に使えるのもうれしいポイント。バルブを開けるだけで自動で膨らみ、排気モードに切り替えれば逆流を防ぎながらしっかり圧縮でき、撤収もスムーズです。
おすすめポイント
●厚さ10cmのフォーム入りで、地面やコットのフレームの硬さを感じにくい
●丸洗いできるシーツが付属。いつでも清潔に使える
●バルブを開けば自動的に膨張。しっかり圧縮もできる
▼DOD「ソトネノキワミS」を紹介している記事はこちら
FIELDOOR エアーポンプ付属キャンプマット
| 使用サイズ(cm) | 44×30×10 |
|---|---|
| 収納サイズ(cm) | 12×12×25 |
| 重量(kg) | 0.37 |
厚さ10cmのクッション性とエアポンプ付属の手軽さで、設営しやすく安定した寝心地
フィールドア「エアーポンプ付属キャンプマット」は、厚さ10cmのフォーム入りで快適性とコスパを両立した優秀アイテム。シングルサイズでも1万円以下で手に入る手頃さが魅力で、2枚セットならさらにお得に。

吸排気の逆止弁バルブを採用し、空気の逆流を防ぎながらスムーズに設営・撤収が可能。さらにエアーポンプも付属しているので、空気量の調整も簡単です。
おすすめポイント
●厚さ10cmのインフレータブル構造で、地面の凹凸や冷えを軽減しやすい
●付属のエアポンプで空気を入れて好みの硬さに調整できる
●シングルサイズでも1万円以下と良コスパ
▼FIELDOOR「エアーポンプ付属キャンプマット」を紹介している記事はこちら
FIELDOOR USB充電式電動ポンプ内蔵 インフレータブルキャンプマット
| 使用サイズ(cm) | 75×200×10 |
|---|---|
| 収納サイズ(cm) | 28×65 |
| 重量(kg) | 2.8 |
10cm厚と内蔵電動ポンプで、設営の手間なく安定した寝心地をつくれる
フィールドア「USB充電式電動ポンプ内蔵 インフレータブルキャンプマット」は、電動ポンプ内蔵で手間いらずの快適モデル。ボタンひとつで素早く設営・撤収でき、初心者でも扱いやすいのが特長です。内蔵ポンプは取り外して単体の電動エアポンプとしても使用可能。

マット本体はウレタンを含む5層構造で断熱性も高く、R値8.0を実現しています。この高性能でありながら、価格は1万円を切るコスパの良さも大きな魅力。冬キャンプ用マットの入門にもおすすめです。
おすすめポイント
●厚さ10cmのフォーム入り構造で、R値8.0を実現
●USB充電式の電動ポンプを内蔵し、設営も撤収もスムーズ
●電動ポンプは取り外して単体でも使用可能
▼FIELDOOR「USB充電式電動ポンプ内蔵 インフレータブルキャンプマット」を紹介している記事はこちら
OneTigris NOBLEJADE エアーマット
| 使用サイズ(cm) | 197×65×10 |
|---|---|
| 収納サイズ(cm) | 26×9×9 |
| 重量(kg) | 950 |
厚さ10cmの快適性と750gの軽さを両立し、寒い環境でも扱いやすい携帯性の高いエアーマット
OneTigris「NOBLEJADE エアーマット」は10cmと極厚ながら、重量750g、収納サイズ26×9cmと軽量・コンパクトになるエアーマット。断熱性能を示すR値は7.3で、-30℃対応という頼もしさ。

さらに、専用のエアバッグと吸排気の切り替えができるバルブにより、短時間で設営・撤収できるのもポイント。価格は15,000円前後と、ここまでのスペックを備えたモデルとしてはコスパ良好なのも魅力です。
おすすめポイント
●厚さ10cmのエアーマット。軽量ながらコンパクトになる
●価格は15,000円前後と良コスパ
●付属のエアポンプで素早くセットアップ可能
▼OneTigris「NOBLEJADE エアーマット」を紹介している記事はこちら
フレックステイル タイニースリーピングパッド R09
| 使用サイズ(cm) | 183×51×9 |
|---|---|
| 収納サイズ(cm) | 28×10×10 |
| 重量(kg) | 0.496 |
500gの軽さと9cm厚の断熱性を両立し、冬の外気にも左右されにくい携行性の高いエアマット
フレックステイル「タイニースリーピングパッド R09」は、約1分で膨らむ内蔵エアポンプ搭載のエアーマット。厚さ9cmながら、断熱性能を示すR値は驚きの9.4と、厳冬期登山にも対応できるスペックです。

重量は約500gと軽量で、収納サイズは2Lペットボトル程度と非常にコンパクト。価格はOneTigris「NOBLEJADE エアーマット」よりやや高めですが、軽さや暖かさを重視する人にとっては、有力な選択肢になるでしょう。
おすすめポイント
●内蔵エアポンプにより約1分で膨らむ
●断熱性能を示すR値は9.4
●重量は約500gと非常に軽量
▼FLEXTAIL「タイニースリーピングパッド R09」を紹介している記事はこちら
冬キャンプにおすすめのコット3選
ここでは、冬キャンプの寒さに負けず、しっかり休めるコットを3つ厳選して紹介します。冷え込みの強いサイトでも安心して眠れるモデルばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
ThousWinds エアマットレスキャンプベッド
| 使用サイズ(cm) | 191×68×18/39 |
|---|---|
| 収納サイズ(cm) | 45×20×20 |
| 重量(kg) | 3.39 |
| 耐荷重(kg) | 150 |
高さ調節とエアマット構造を一体化し、軽さと安定感を両立した扱いやすいコット
ThousWinds「エアマットレスキャンプベッド」は、エアーマットとコットが一体化したモデル。ハイ・ローの2段階で高さ調節が可能で、テントの形状や使う人の好みに合わせて柔軟に設置できます。

内蔵ポンプで素早く膨らませられ、空気の量も簡単に調整できるため、好みの硬さに仕上げやすいのも魅力。軽量ながら高い剛性を持つフレームは、耐荷重150kgと安心の設計です。
おすすめポイント
●ハイ、ロー2段階の高さ調節ができ、シーンに合わせて使い分けやすい
●内蔵ポンプでスピーディーに膨らませられ、準備の手間を軽減
●フレーム剛性が高く、耐荷重150kgで安定感がある
NEUTRAL OUTDOOR エアベンチコット
| 使用サイズ(cm) | 190×63×30 |
|---|---|
| 収納サイズ(cm) | 55×15×18 |
| 重量(kg) | 3.8 |
| 耐荷重(kg) | 120 |
イコットの使いやすさとエアクッションの柔らかさを両立した、快適性重視のコット
ニュートラルアウトドア「エアベンチコット」は、ふかふかのエアーマットをシートに採用した快適性の高いモデル。シート裏にはポンプが内蔵されており、バルブ付近を押すだけで簡単に空気を入れられます。

やわらかなアイボリーカラーはナチュラルなキャンプサイトとも好相性で、見た目のかわいさも魅力です。
おすすめポイント
●ふかふかのエアーマットを採用したモデル
●やわらかなアイボリーカラーがおしゃれ
●フレームは細かく分解でき、コンパクトに収納できる
Gussuri エアーマットコット
| 使用サイズ(cm) | 210×76×38 |
|---|---|
| 収納サイズ(cm) | - |
| 重量(kg) | 3.7 |
| 耐荷重(kg) | 150 |
10cm厚のエアマットと丈夫なジュラルミンフレームを組み合わせ、ゆったり眠れる安定性を備えたコット
Gussuri「エアーマットコット」は、機能性と快適性を両立したハイスペックなモデル。210cmのロングサイズで足をしっかり伸ばせるうえ、76cmの幅広設計で寝返りもラクラク。さらに、頭側がやや高くなる構造により、枕なしでも自然な姿勢で眠れるのが特徴です。

電動ポンプを内蔵しており、設営はたったの60秒。USBポート付きで、スマートフォンへの給電も可能です。高さはハイ・ローの2段階に調整でき、多機能ながら重量は約3.7kgと軽量。快適な冬キャンプを支える、頼れる一台です。
おすすめポイント
●210×76cmのワイド仕様で寝心地がいい
●USBポート付きで、スマートフォンへの給電が可能
●電動ポンプ内蔵。設営が楽
コットやマットに追加して使える便利アイテム
TAION ワイドダウンブランケット(CAMP HACK exclusive)
| サイズ | 約55×176cm |
|---|

CAMP HACKとインナーダウンブランド「TAION」のコラボアイテム。800フィルパワーの高品質ダウンを封入したブランケットで、コットの裏側へ取り付けることで底冷えを防いでくれます。

裏面にはフリース生地を採用したリバーシブル仕様で、枕やマットにかぶせて固定したり、膝掛け・羽織りとして使ったり、チェアの保温カバーとしても活躍。9,900円とコスパの良さも見逃せません。
ThousWinds コット保温ダウン
| サイズ | 140×60cm |
|---|
800フィルパワーの高品質ダウンに防水加工を施した「コット保温ダウン」。表地にも防水処理がされているため、テント内の結露によるダウンの保温性低下を防いでくれます。

出典:楽天市場
長さ調整が可能なストラップバックル付きで、コットへの取り付けもスムーズ。冬の底冷え対策にぴったりなアイテムです。
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