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「寝かせてくれよ…!」虫と戦うオヤジが悪戦苦闘の末たどり着いた“コット蚊帳化”の正攻法とは

夏場のキャンプで悩ましいのが、虫刺され。いろいろな虫に注意が必要ですが、寝ている間に襲ってくる蚊はダントツで厄介です。そこで役立つのが、蚊帳のようなメッシュシェルター。

今回は、ソロキャンパーがコット上で使える小型シェルターを選び、実際に購入&使用してみました。

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目次

コットに蚊帳を取り付けたい

タープ下のコットに座る男性

写真はソロキャンパーである筆者が、タープ泊のキャンプをスタートするときの様子です。タープ泊は開放的で最高なんですが、寝ている間の蚊に対する防御力はほぼほぼ皆無

筆者は蚊取り線香を複数焚いていますが、それでもひどいときは7~8か所蚊に喰われてしまいます。そこで蚊帳としてコット上に設置できる、メッシュシェルターを探すことになったんですが……

フィールドアのアルミコンパクトコット

気になるのが、自分のコットにうまいこと設置できるのかどうかという問題。筆者はFIELDOOR(フィールドア)の「アルミコンパクトコット」を愛用しています。

    フィールドア アルミコンパクトコット

    サイズ‎190×60×17cm
    収納時サイズ直径20×50cm
    重量(約)2.7kg
    耐荷重150kg
    材質生地 : ポリエステル100%
    フレーム : 超々ジュラルミン (A7075系)

    サイズは長さが約190cmで幅が60cm(補足として高さ17cm)。「フィールドア製のコット用シェルターがあればいいのに」と思っていたところ……普通にあったんですね

    コットと同ブランドのシェルターを発見!

    フィールドアのポップアップメッシュテント
    出典:楽天市場

    その名も「ポップアップメッシュテント」です。左右対称のフォルムがかっこいい!

      フィールドア ポップアップメッシュテント

      サイズ(約)230cm×70cm×70cm
      収納時サイズ (約)φ70cm×4cm
      重量(約)1kg
      材質ポリエステル

      しかし、気になるサイズは約230×70cm(高さ70cm)。そう、これじゃブカブカになってしまうのでは……!?

      フィールドアのアルミコンパクトコット

      出典:フィールドア

      フィールドアの「アルミコンパクトコット」には幅78cmのワイドタイプもラインナップされているので、両方に対応するよう、間をとった幅サイズになったのでしょう。

      何とも悩ましい状況に陥りましたが、フィールドアの開発陣が実際にコット上に設置し、いずれの幅でも「問題なし」と確かめていることは間違いありません(多分)。ここは我々の財布の味方、フィールドアを信頼することに!

      フィールドア「ポップアップメッシュテント」でコットの蚊帳化に着手

      フィールドアのポップアップメッシュテント
      フィールドアのポップアップメッシュテント

      さっそく購入したフィールドアの「ポップアップメッシュテント」。ポップアップ式なので収納状態は少々かさばり、そのサイズは直径70×厚さ4cmです。

      それではキャンプで実際に使ってみましょう!

      組み立ては1分とかかりません

      コットの上に設置してみました。組み立ては説明不要レベルの簡単さで、一部を持ち上げると勝手に広がり、ホールドするベルトのバックルを留めるだけ。逆に1分かけるのが難しいほどの簡単設営です。

      コットへのフィット感は…問題ナシ!

      フィールドアのポップアップメッシュテント
      コットに蚊帳をつける

      完成状態をご確認ください。「ブカブカになってしまうのでは?」と不安だった幅サイズはそうでもなく、両側に少しずつハミ出る程度

      シェルターが地面についてしまうこともなく、コットにうまいことハマっている感があります。

      フィールドアのポップアップメッシュテント

      コットのフレームと並行してシェルターのフレームが走り、コットの上面をすっぽりと覆っていますね。

      頭と足の方向はコットから大きくハミ出していますが、フレームによって垂れ下がることはありません

      フィールドアのポップアップメッシュテントをコットにつける

      コットの裏側がこのような状態。バックル付きのベルトがコットを抱きかかえ、ホールドする仕組みです。ベルトの長さはもちろん調節可能で、他のコットにも対応できそう

      ディテールを見ると、結構しっかりしたつくり

      フィールドアのポップアップメッシュテント

      ざっと細部を見てみました。

      1. メッシュはとても細かく、小さな虫でも通しそうにありません
      2. 出入り口は頂点までガバッと開放可能。ファスナーの引手は両面についています
      3. 出入り口のパネルは巻き上げ可能。頂点で固定しておけます
      4. 巻き上げないときは、ループ2つに小型ランタン等を吊り下げOK

      ……という感じで、「よくできてるなあ」というのが正直な感想。特に巻き上げ用のループが、就寝時には吊り下げループとして使える構造に感心しました。

      フィールドアのポップアップメッシュテント

      四隅にはペグを通せるループが。風が強くなってきたときなど、がっちりペグダウンして固定できますね。

      実際にタープ下に設置してみた

      フィールドアのポップアップメッシュテント

      実際にタープの下に配置し、座ってみました。高さが70cmなので、筆者の場合は頭が天井に当たってしまいます。

      しかしその感触は至極ソフトなもので、ストレスは感じられません。就寝時や寝起き時に悩まされることはなさそうです。

      フィールドアのポップアップメッシュテント

      横になってみました。コットを上回る大きさですから、当然狭さは感じません。頭上と足元にコット面積以上のスペースができるので、小物ポーチなどを置いておくことができそうです。

      それではこの蚊帳コットで、実際にオーバーナイトしてみましょう。

      使い心地は上々!しかし……

      フィールドアのポップアップメッシュテント

      朝になりました。寝心地はいつものコットと同様、それでいて蚊に悩まされることなく眠ることができました! 耳元の「ぷ~ん」が皆無だったことで、爽快な朝を迎えています。

      というわけで、使ってみた感想としては非常に快適だったのですが、だからこそある点が気になってきました。それは……

      収納サイズがどうしても気になる!

      フィールドアのポップアップメッシュテント

      直径70cmの収納サイズは、看過できない大きさです。使い勝手がイマイチなら二軍ギアにして諦めもつくのですが、実際に寝てみた感想は「これはもう手放せない」というものでした。

      そうなるとこの収納サイズが残念でならないんです。

      フィールドアのポップアップメッシュテント

      ただし、厚さと軽さには不満はありません。公式スペックでは厚さ4cmとなっていますが、もっともっとぺったんこな印象。ちょっとした隙間に滑り込ませることができるでしょう。

      そして重量はたったの約1kg。小指一本で持ち上げるのも楽勝です。いや、でも、しかし……70cmという直径が、どうしても気になってしまう筆者でした。

      心機一転、非ポップアップ式を探すことに

      収納サイズを重視して、非ポップアップ式のメッシュシェルターを探すことにしました。シンプルなモスキートネットでもいいかも……とアレコレ物色していたところ、ちょうどよさそうな製品を発見!

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