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パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

【2025年新作】重さも狭さも完全解決!?ソロキャンプが“別次元”になる最強テントを現地レビュー

パーゴワークスの新作テント「ZENN DOME SHELTER」をレビュー! 少し前からトレンド傾向のドームテントですが、軽量装備のソロキャンパーとしては重さがネックだったりしますよね。

ところが今年、軽くて快適で丈夫という夢のようなドームテントが誕生したんです! さっそく入手して、フィールドレビュー。実際に使ってみてわかった、メリットとデメリットをレポートします。

目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

ドームテントって、重いのがネックですが…

ドームテント

居住性が高く人気注目度ともに急上昇中のドームテントですが、どうしてもネックなのが「重量」。特に、軽さを求める軽量バックパックキャンパーは、圧倒的にワンポールテントユーザーが多いですよね。

しかし! ここ1〜2年で軽いドームテントが着々と増えてきており、2025年はこれまでのドームテントの弱点が見事に克服された革命的なアイテムが登場したんです。

「軽い!丈夫!快適!」三拍子揃ったテントが出たぞ

それが、PAAGO WORKS(パーゴワークス)の「ZENN DOME SHELTER」。これまで「ニンジャテント」をはじめとする軽さと快適性が両立された数々の名作を出しているあのパーゴワークスの新作とくれば、期待が膨らまないはずがない!

というわけでいち早く入手し、その使い勝手をフィールドで検証。居住性は? 結露は? など、みなさんも気になるであろうポイントをひとつひとつチェックしてきました!

ZENN DOME SHELTERとは

まるで寝袋な収納サイズ!重さはたった895g

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

手に取っていきなり驚いたのが、収納サイズの小ささ。27×15×10cmと、見て触った感じ夏用の寝袋程度のサイズ感です。

当然バックパックへの収納も何ら問題なく、ご覧の通りスッポリ。外付けする必要がないのは、徒歩キャンプなんかでも助かりますよね。

重量も895gと、1kgを軽く切るほど。しかも、ポールも合わせた重量というのが驚きです。

薄いけど、耐水性が期待できる工夫と質感

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

素材は20D ナイロン シリコン/PUコーティング。片面がPUコーティングされていますが、かなりしなやか。くしゃくしゃにして収納できるほど扱いやすい質感ですが、縫い目にはしっかりテープ処理がされていて、大雨での防水性もかなり期待が持てます。

耐水圧は2,000mmと、数値的にも安心できるテントと言えそうです。

ソロ用だけど広めの快適設計

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER
出典:PAAGO WORKS

基本的にはソロ向けテントになるのですが、居住スペースがかなり広めにとられているのが特徴的。100×205×95cmという室内スペースに加えて、80cmの広い前室が付いているのが、個人的には一番魅力に感じました。

この広い前室があることで、雨の日や風の強い日でも室内で快適に過ごせそう……と期待大! ここからはさっそく設営してみます。

設営してみる

付属品は至ってシンプル

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

設営には本体の他にペグが必要ですが、ZENN DOME SHELTERの付属品は、収納袋とガイライン5本にリペアパイプのみという玄人感!

確かに付属のペグってほぼ使わなくて、いつも愛用してる自分のペグを使ってしまうことがほとんどなんですよね。

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

また、収納袋はバックル付きで取り出しやすく、収納しやすい工夫が施されています。

設営は、わずか5分!シングルウォールならではの手軽さが魅力

設営は、本体を広げてポールの先端をグロメットに合わせた後、本体に付いてるフックをポールにひっかけるだけ。いわゆる吊り下げ式構造で、設営は非常に簡単です。かかった時間はたった5分と、これなら悪天候時もかなりスムーズですね。

あとはペグで固定するだけですが、無風なら最低2本で成立。基本はペグ6本で固定しますが、強度をさらに高めるなら付属のガイラインを使って四隅のテンションを張り、ペグダウンしましょう。

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

テント本体は壁1枚のシングルウォールで、フロントパネルが付いたシンプルな構造。

シングルウォールテントの特徴としては軽量化できることと設営・撤収の簡略化がありますが、テント内部が結露するため濡れやすいというデメリットも。この辺りも実際にひと晩過ごしてみて、検証してみたいと思います。

視認性を上げる工夫も光る

各フックはリフレクター付きなのと、ポールの先端にも黄色のマーキングが施されていて、夜間や悪天候時の視認性もしっかり考慮されています。

蓄光塗料が練り込まれたガイロープなどを自分でつける方法もありますが、このちょっとした工夫があらかじめ施されているあたりは「さすがわかってる!」という感じですよね。

中に入ってみると…

ビックリするほど前室が広い!煮炊きも余裕

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

扉を開けて中にアクセスしてみたところ、ニョキッと伸びた前室がかなり広い印象。

バックパックとシューズ、さらに煮炊きするためのクッカー・バーナー・テーブル・クーラーバッグを置いても、まだ余裕があります。

就寝スペースも広めで、横にバックパックを置ける

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

就寝スペースも十分に広く、テントの中で寝転がった状態で横にバックパックを置くこともできます。貴重品を含む荷物一式と食料などをまとめてテント内に保管しても、スペースに余裕があるのは嬉しいよね。

ただ、ソロテント用なのでさすがに2人での使用は厳しそうですが……。ちなみにフロアはバスタブ形状で15cm立ち上がっているので、砂埃や小石はもちろん雨も入りにくく安心感があります。

室内には小物収納に便利なポケットも

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

テント内にはポケットが1つあり、ここにスマホやライト、イヤホンといった無くなると困る小物類を入れておくことができます。

パーゴワークスのZENN DOME SHELTER

ランタンフックは付いていないのですが、フロントパネルを開くジップループを使って設置できました。

軽く非常にシンプルな構造の「ZENN DOME SHELTER」ですが、これまで使ってきたドームテントと比べてとくに魅力に感じた点が3つありました。このあたりのポイントは、皆さんにとっても購入を決めるポイントになるのではないでしょうか。

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