【モンベルにもあった】酷暑を乗り切る最終奥義！自分だけ涼しい顔しちゃってる理由…ズバリこれなんです

アイキャッチ・記事中画像撮影：筆者

真夏のキャンプは楽しいけど、暑さがツラい

夏といえば夏休みにお盆と絶好の行楽シーズンですが、このところは我慢の限界を越えるほど暑い日も多いですよね。

意を決してキャンプに来たものの、正直エアコンが効いた涼しい部屋に戻りたい……なんて思ってしまいかねないほどに。

自分、涼しくてすみません。そのワケは…

真夏もアウトドアへ出かけたい筆者はこの度、暑さ対策としてある商品を入手。それがモンベルの「ファンブローベスト」です。いわゆる空調服なんですが、どうも「眉唾モノなんじゃないか」という思いから、これまで使ったことはなく……。それがアウトドアブランドとして信頼のおけるモンベルからも出たと聞いて、今年試してみることにしたんです。

実際にアウトドアで使ってみると、初体験ということもあり思っていた以上に効果を実感！　どのような使い心地だったのか、詳しく紹介していきますね。

「ファンブローベスト」の仕組みは？

「ファンブローベスト」は、モンベルが展開している「ファンブローシリーズ」のうちのひとつ。ファンで風を送ることによって服の中を冷やすという仕組みは一般的な空調服と同じですが、注目はアウトドアでの使用を想定したモンベルならではの特徴！　詳しく見ていきましょう。

ファンが左右非対称で、空気が全体に循環しやすい

「ファンブローシリーズ」のファンは、左側は背中側へ、右側は体の前面へ効果的に空気を送ることができるよう、あえて左右非対称に配置されています。

バッグを背負ったり荷物を持ったり、設営時にかがんだりと様々なシチュエーションがあるアウトドアにも対応しやすい工夫は、さすがモンベル！　フィールドでの実用性に、さっそく期待が膨らみます。

蒸れを軽減するパネルと、保冷剤が入れられるポケットも付いている

背面には、厚みがある立体的な3Dバックパネルを装備。これがあることでバックパックを背負った状態でも風通しが良くなるというわけですね。

着脱式なので、不要の場合は取り外せば着心地もスッキリです。

また、背中の首の付け根あたりには小さいメッシュポケットがあり、保冷剤を収納可能。重点的に冷やしたい部分の冷却機能をブーストしてくれます。

今回は自前の保冷剤で試しましたが、専用の保冷剤「コールドパックセット」もありますよ。

持ち運びに便利なキャリングバッグ付き

さらには、ウェア一式とファン、バッテリー類をすべてまとめて収納できるコンパクトサイズのキャリングバッグが付属。別途収納袋を用意する必要がないのは、助かりますよね。

キャンプや登山へ行く際も、車内で備品を紛失することなく安心して持ち運ぶことができます。

半袖に長袖…シーンに合わせて使える3タイプがラインナップ

出典：モンベル

「ファンブローシリーズ」のウェアは、全部で3種類。軽くて薄手の40D（デニール）ナイロンで動きやすいベストタイプと、丈夫な70Dコットンで屋外作業に適したショートスリーブパーカ（半袖／長袖）があり、用途によって選ぶことができます。

ウェアに取り付けるファンとバッテリーはそれぞれ別売なので、ウェアを変えても使い回すことが可能です。

初めての空調ベスト、いざ着用！

筆者の場合想定している用途はキャンプや登山なので、身動きしやすそうなベストをチョイス。実際にアウトドアで着用して、着心地や涼しさをチェックしていきます。

着ると一見、登山などで体の冷えを防ぐためのベストのようで、見た目もスッキリ。動きやすく快適な着心地ですが、バッテリー類を装備するとどうなるでしょうか……？

バッテリーは内ポケットに、またはポーチで外付けも可能

ファスナーを開けると左前側の胸の下あたりに内ポケットがあり、ファンのケーブルと接続してそこにバッテリーを収納する仕様になっています。

バッテリーは343gと若干重いため、個人的には左前側だけに荷重がかかるのと、動いたときに振られるのがちょっと気になる……。

その場合はウエストに取り付けるタイプのポーチが付属しているので、そこにバッテリーを収納すると安定感がアップ。これで問題なさそうです！

ただ、ポーチを付けるのも煩わしいという方は、キャンプぐらいであれば携帯電話のようにパンツの前ポケットに入れてしまうのでもいいかもしれません。取り出しやボタンの操作もしやすく、サイズ的にもポケットにスッキリ収まります。

ちなみにバッテリーはIP55の防塵防水性能。ちょっとした雨や埃は防いでくれるので、アウトドアでも問題なく使えます。