車のエアコンだけじゃ暑い!の耐暑法
最近のクルマは、エアコンの性能もよくなり、暑い夏でも快適に走れるようになりました。
とはいえ、炎天下で長時間駐車したあとの走行や、渋滞に巻き込まれたときの走行では「暑い!」と感じる方は多いのではないでしょうか?
運転席・助手席はサンシェードやカーテンはNG!罰金!
クルマの暑さ対策グッズの代表に、サンシェードやカーテンがあります。

しかし、運転席・助手席にサンシェードやカーテンを付けて走行すると「乗車積載法違反」になります。(サイドミラーが見れなくなりますし、運転手にとっては当たり前のことですよね)
道路運送車両の保安基準29条3項の細目を定める基準では、フロントガラス、運転席・助手席のサイドウインドウは、可視光線透過率70%以上としています。
よく勘違いされているのは、フィルムも何も貼っていないガラスは「透過率100%」であるということ。実際は違います!
クルマの窓ガラスそのものの透過率は、一般的に70〜80%とされています。
車種によっては、透明なフィルムを貼るだけでも可視光線透過率が70%未満となり、違反となります。

【POINT】違反すると罰金6,000円・違反点数1点
運転席・助手席に、透けて見える網目のサンシェード、カーテンを付けるのも違反です!
乗車積載法違反(道路交通法第55条第2項)では、ドライバーの視野を妨げるものの取り付けや、ウインカーやナンバープレートが見えなくなる積載などを禁止しています。
これに違反すると、6,000円の罰金(普通車の場合。正しくは反則金)、違反点数1点となります!
USBやシガーソケットを電源にする扇風機もありますが、暑い車内では“焼け石に水”なこと、よくありますよね。
そこで、筆者は今までの経験から「これは絶対に涼しいだろう!」と思い、車内暑さ対策グッズをネットで漁りまくり、1つの商品を見つけました。
絶対的自信のある、車内暑さ対策グッズとは?

それは、「クールシート」です! シートクーラーなどとも呼ばれています。いずれも正式名称ではありません。
Amazonでも多数販売される定番アイテムに成長中
クールシートはAmazonで、無数の商品が販売されています。

クールシートは、電動ファンを備え、シートクッションの背面・座面の無数の穴から空気を吹き出す仕組みです。
高級車をはじめとする充実した装備のクルマには、「シートベンチレーター(シートベンチレーションなどとも)」と呼ばれる、シートに内蔵されたファンが、エアコンの冷気を背面・座面に送る機能が付いています。
シートベンチレーターが付いているのは、本革シートを採用した高級・上級モデルに多く、一般的なクルマには装備されていないことがほとんどです。
筆者は、夏にシートベンチレーションが付いたクルマに何度も乗り、炎天下での渋滞、長時間駐車後の走行時に快適だったことを経験しています。
ベンチレーターなし&窓手動の愛車に、あえて導入!
というわけで、シートベンチレーションはおろか、パワーウインドウすら付いていない我が愛車、サンバーバンにクールシートを導入してみることにしました。
▼筆者の愛車はこちら
【いざ購入】酷暑ドライブに約4,000円の格安クールシートで対抗できるか?
Amazonで「クールシート」を検索すると、4,000〜1万円と広い価格帯で販売されています。
価格が高いものは、電源がUSBに対応していたり、ファンが2個付いていたり、吹き出し口の面積が広かったりと、高機能。
一方、価格が安いものは、ファンが1個、電源はシガーソケットで、空気吹き出し口の面積もそこそこといったもの。
そこで、筆者は最安価、税込3,735円(購入当時)をポチりました。
速攻届いてSUBARU・サンバーバンのシートに装着!

装着は、背面下部のバックル式ナイロンベルトと、背面上部のゴムバンドをシートに通すだけ。

座面前部に、ズレ防止のフックが付いているのはありがたい! 車高の高いクルマでの乗り降り時、そこがよくズレるんですよね。

電源は、ポタ電から取ることにしました(車のシガーソケット電源はほかで使用中)。
最高気温35℃近くになった昼間にドライブして検証! その結果は……?



