毎年くる夏キャンプのあの問題…

夏のキャンプシーズンは水遊びができたりと楽しいことも多いですが、問題になってくるのがクーラーボックスの保冷力。
スペックが高くないと、夕方にはもう“ぬる〜く”なってしまうことも……。でも、買い替え不要で、今持っているクーラーボックスの保冷力をアップできちゃうアイテムがあるんです!
無駄に冷気を逃さない断熱ボード!

そのアイテムがロゴスの「サーマルバリアボード」でM・L・XLの3サイズ展開。筆者はYETIの「タンドラ45」に使用したかったのでサイズを測ってLサイズを購入しました。
YETIはもともと保冷力が高めですが、真夏の猛暑日となれば1泊が限界な場合も。2泊以上することも多い筆者としては「もう一声ほしい……」というのが正直なところ。だからこそ、今回のアイテムには期待大です!
素材に使われているのは、断熱性のある発泡ポリウレタン、保温・保冷効果を持つアルミ蒸着シート、耐水性の高いPPです。
ロゴス サーマルバリアボード 35/L
| サイズ | (約)幅48.5×奥行26.5×厚さ0.5cm |
|---|---|
| 主素材 | アルミ蒸着シート、発泡ポリウレタン、PP |
| 重量 | (約)280g |
使い方はとても簡単!

使い方は至ってシンプルで、クーラーボックスの蓋を開けて、食材や保冷剤の上に置くだけ。

中身を取り出すときは、サーマルバリアボードの両端にある持ち手をつかんで開閉します。
パタンと中央で2つ折りにもできるので、両手で中身を取り出すことも可能です。
片側だけを開け閉めすることができるので、取り出す予定がないスペースの冷気を逃さずにとどめておいてくれるんです。クーラーボックスの開閉回数は保冷力に大きく関わってくるので、効率的なアイテムと言えますね。
本当に効果がある?実際にテストしてみた

実際にキャンプで1枚のせて使ってみました。感想としては、確かにいつもより氷の溶け具合がゆっくりなように感じます。

……ということは複数枚購入して、上部だけでなく側面や底面にも挟めば、より高い保冷効果が期待できるのでは? と考えた筆者。サーマルバリアボード3枚を使って、ちょっとしたテストをしてみました。
サーマルバリアボードの有無で検証

今回使用したYETIのクーラーボックスには元々仕切りが付いているので、左右をサーマルバリアボードあり・なしに分けて氷の溶け具合で検証します。
実際のキャンプを想定して、1時間に1〜2回程度は開閉を行い、開閉時間は5〜10秒を目安に。場所は直射日光の当たらない屋内で、室温は検証中25〜32℃程度でした。
1.1kgの氷を使用して氷の残量を計測

氷はキャンプでよく使う1.1kgを使用します。事前に実測してみると【左:1.121kg】【右:1.131kg】で10gの差はありましたが、誤差の範囲とします。
片側にはサーマルバリアボードを3つ使用して6面を覆うようにセットしてみました。

合間に開閉を行い、左側のサーマルバリアボードありの方は蓋を開けずに検証。すでに6時間以上経過しましたが、YETIは元々保冷力もある方なので、まだまだ氷は残っています。
12時間経過で測定…果たして結果は!?

12時間を超えると氷も結構溶けてきていたので、検証を終わらせて測定! 溶けた水はジャグに移して氷の残量を測ると「サーマルバリアボードありは残量738g」「なしは606g」という結果になりました。
その差は132g! 目で見ても残量の違いがわかるほどだったので、複数枚用意して囲めばこれだけ差が出ました。サーマルバリアボードは安価ながら効果があることが証明されました!
冷気を逃さない。この使い方もアリです!

冷気を逃さず保冷力を高めるサーマルバリアボード。銀マットなどで自作する人もいる定番対策ですが、商品として買えるのは手軽でありがたいですよね。
しかも全サイズ1,000円台とお手頃なので、「ちょっと試してみるか」と気軽に導入できるのも魅力。夏の保冷対策に、側面や底面にも入れて効果アップを狙ってみてください!
ロゴス サーマルバリアボード 25/M
| 総重量 | (約)200g |
|---|---|
| サイズ | (約)幅42×奥行22×厚さ0.5cm |
| 主素材 | アルミ蒸着シート、発泡ポリウレタン、PP |
ロゴス サーマルバリアボード 35/L
| サイズ | (約)幅48.5×奥行26.5×厚さ0.5cm |
|---|---|
| 主素材 | アルミ蒸着シート、発泡ポリウレタン、PP |
| 重量 | (約)280g |
ロゴス サーマルバリアボード 50/XL
| 総重量 | (約)380g |
|---|---|
| サイズ | (約)幅54×奥行32×厚さ0.5cm |
| 主素材 | アルミ蒸着シート、発泡ポリウレタン、PP |




