記事中画像撮影:筆者
S字フック・カラビナは便利だけど…

S字フックにカラビナ。いろんな場所で、いろんなモノを浮かせたり持ち歩いたりできる便利グッズですよね。
筆者はキャンプ、家、クルマのあちこちで使っているのですが、S字フックはものを取るときに一緒に落ちやすかったり、カラビナだと引っ掛けられるところが限られていたり弱点も。
とくにキャンプだとポールや幕につけられないので、使いにくいなーと思うシーンがしばしばあったんです。
これめっちゃ活用できそう

S字フックとカラビナに次ぐ便利なアイテムないかな〜と見つけたのがこれ。「ボタンスリング」という、マグネット内蔵のちょっと不思議な形のアイテムです。
たった8gのグッズなんですが、これがテントのポールにも、タープ幕にも、さらには車内、自宅でいろいろなアイテムを吊るすのに大活躍……! キャンプ中のあの悩みや、家でのちょいストレスを解決してくれました。
筆者流の活用例と、マグネットがつかない場所でも使えるようにできる裏ワザをご紹介します。
八幡化成 ボタンスリング
| 材質 | シリコーンゴム樹脂、ネオジム磁石 |
|---|---|
| サイズ | W22×D10×H99mm |
| 重量 | 1個8g |
| 耐熱温度 | 80℃(ネオジム磁石) ネオジム磁石は高温に弱いため、80℃以下でご使用ください。 |
ボタンスリングの使いかた
マグネット×輪っかで、使い終わったらピタッ
ボタンスリングのギミックは、まさに“ボタン”にあり。
磁石のなかでもとくに強力なネオジム磁石がボタン部分に内蔵されているので、こんなふうに金属などにペタッとくっつきます。

さらに先端に輪っかがあることで、いろんなものを引っかけられるという仕掛けです。
使うときに取って、終わったらピタッとするだけ!
耐荷重は500g

重さはたったの約8g。1円玉8枚と同じ軽さにも関わらず、なんと耐荷重は500gとのこと!
ほんとかいな〜ってことで500mlペットボトルを吊るしてみたら……
本当に落ちない! くっついてる! 30分ほど放置していましたが、落ちる気配はありませんでした。これはすごい磁力……。

500mlペットボトルより軽いものが対象と考えると、吊るせるアイテムの選択肢は多いと思いませんか? 後ほどいろいろなアイテムを引っ掛けてみましょう。
マグネットだから何個も重ねられる

マグネット同士はくっつくわけなので、ボタンスリング自体も重ねることができる=省スペースに。
これはますますいろいろな使いかたができそう……アイデアが膨らみます!
【キャンプ、クルマ、自宅】8つの活用方法

キャンプ、クルマ、自宅……思いつく限り、ボタンスリングの活用方法を考えてみました。これ可能性しか感じないぞ……?!
1|ポールにLEDライトを吊るす

真っ先に思いついたのが、ポールにLEDライトを吊るす案。
まずボタンスリングを1つポールに巻きつけて、もう1つをLEDライトにつけておきます。すると、磁石同士がくっつくので……

好きな位置にライトを吊るすことができました。
こうしたテントポールにはS字フックやカラビナが取り付けできないため、別途ランタンハンガーを用意する必要がありましたが、軽いLEDライトを吊るすには大袈裟なのと、いかんせん見た目がカッコよくないんだよな……と感じていたので、この使いかたができるだけで「ボタンスリング買ってよかった」と筆者は満足。


ちなみに、ポール径9cmの太めにも4cmの細めにも問題なく使えましたよ。

素材のシリコンが滑り止めになるので、細いポールでもいい感じに安定してくれます。
とくにワンポールテント愛用者さん、タープポールにLEDライトを吊るしたいと思っているキャンパーさんはぜひやってみてほしい使いかたです!
2|幕ものにサンドイッチする

次に試してみたかったのがこれ。磁石同士がくっつく原理を利用して、フックポイントのないタープにLEDランタンを吊り下げてみました。こ、これもかなり便利では……!?

とくにゴールゼロは吊っても真下を照らしにくかったのですが、その悩みを解決。ランタンハンガーがなくても、照らしたいところを効率よく明るくできました。
3|金属製ラックにもペタッと

フールドラックのように、サイドテーブルやラックが金属製って意外とありますよね。
磁石内蔵のボタンスリングは、鉄やスチール、一部のステンレスに吸着するので、頻繁に使う小物を吊り下げておけば、使いたいときにサッと取って、パッと戻せるのがラクすぎる。

