記事中画像撮影:筆者
サンシェード難民が選んだ、夏のナンバーワンは…

筆者はこれまで、「真夏もしのげる遮光性」「設営あっという間(ワンオペ育児でも気軽に使える)」「ある程度風に強い」というサンシェードを求めて数々を使ってきました。
最終的に残ったのは、DODの「サカナシェード2 トバリ」と、ラーテルワークスの「シルト」だったのですが……!
⚫︎DOD「サカナシェード2 トバリ」

- 【良い点】
- 遮光性が完璧。風に強く、キャンプでも安心して使える。フルクローズできてプライベート空間ばっちり
- 【弱点】
- ソロテントのような構造だから、公園とかでパッと使いたいときには組み立てが面倒。メッシュ機能がなく虫が気になるときがある
DOD サカナシェード2 トバリ
| 組立サイズ(外寸) ( | (約)W220×D160×H128cm |
|---|---|
| 収納サイズ | (約)W49×D15×H14cm |
| 製品重量 | (約)2.6kg |
| 材質 | メイン生地:75Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工、遮光コーティング) フロア生地:150Dポリエステル(PUコーティング) ポール:アルミ合金 |
| 最低耐水圧 | メイン生地:2000mm フロア生地:5000mm |
| UVカット | UPF50+ |
| セット内容 | テント生地、メインポール×2本、サブポール、ペグ×4本、ポール用収納袋、ペグ用収納袋、タイベルト、キャリーバッグ |
⚫︎ラーテルワークス「シルト」

- 【良い点】
- ポップアップ式でポンっとすぐ立ち上がる。風に強い。カンガルーテントとしても活用できる。フルクローズ、フルメッシュOK
- 【弱点】
- 遮光コーティングがなく夏は暑くて使いにくい
ラーテルワークス シルト
| 展開時サイズ | 145×240×108cm |
|---|---|
| 収納時サイズ | [直径] 80cm [厚み] 9cm |
| 材質 | フライシート : 68Dリップストップポリエステル(PUコーティング、耐水圧3000mm、撥水加工、UVカット加工) センターポール : 9mm A7001 フレーム : グラスファイバーポール |
| 重量 | 約 4kg |
筆者的にはどちらにも少し気になる弱点があって、遮光性、設営撤収のスピード性、耐風性の3つ全部はクリアできていませんでした。もちろん、どちらも優れたサンシェードではあるんですけどね。
ついに夏の最適解と出会った!

そんななか、たまたまInstagramで目にしたコレ。傘のようにパッと広げるだけ、遮光率・遮蔽率99.99%、ペグ・ガイロープ付き(=風対策になりそう)という、筆者の願いをコンプリートしている……!
さらにメッシュスクリーン付き、タープ機能ありときた。これは夏のサンシェードとして一番最強では? 結論から言うと、これで夏のサンシェード選びに終止符が打たれました(歓喜!)。
まずはディテールをチェック

筆者が購入したのは、キャンパーズコレクションの「パッとサッとサンシェード」。
これにはいくつかモデルがあるんですが、購入したのは、幅広サイズのキューブワイドで、遮熱・遮光効果の高いブラックコーティング仕様(品番:PATCW-150B)です。
キャンパーズコレクションと聞くとなじみがないかもしれませんが、コスパの良い家電が好評の山善(YAMAZEN)が手掛けるアウトドアライン。
まずは設営しながら、素材やディテールをチェックしてみます。
キャンパーズコレクション パッとサッとサンシェード(品番:PATCW-150B)
| カラー | エクルジュベージュ(BC仕様)※レビュー使用カラー アッシュグレー、ホワイトカラー |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅170×奥行190×高さ125cm 重量3.6kg |
| 材質 | テント:ポリエステル、グラスファイバーポール |
特長1|傘みたいに広げるだけでOK

結論からいうと、組み立てはびっくりするほど簡単でした!
初張りは少し「?」になったものの、1度やると構造が理解できるので、2回目からは本当にあっという間に立ち上がりました。時間にして約30秒くらい。ええ、早すぎる。
本体には傘のように骨組みがあり、「傘みたいに広げるだけ」という謳い文句通りでほんとにラク。

シェードの内側にはクッションパッドのようなものがあって、押し広げやすいようになっています。骨組み(フレーム)はグラスファイバー製とのこと。ここはラーテルワークスのシルトのセンターポールと同じですね。軽量で強度が高い素材です。
なお、「撤収も30秒」。これもほんとのほんと……ではあったんですが、スムーズにおこなうにはちょっとした工夫が必要だったので、その点は後ほど。
特長2|遮光、UVカット最強

素材はポリエステル100%。生地の表面にポリウレタン樹脂、裏面には遮光性を高めるブラックコーティングが施されているので、遮光率99.99%! UV遮蔽率も99.9%です。

シェード越しに空を見上げてみると、太陽光を一切通していないのがわかりますよね。

周囲にはギラギラと日差しが照りつけていますが、見ての通りシェードの中だけ真っ暗。さすが遮光率99.99%と謳っているだけあって、遮光率の高さは完璧!
DODのトバリも遮光性99.9%以上だったので、同じくらいのハイスペックさです。
特長3|メッシュドアで虫防止&通気性がいい

前面パネルにはメッシュスクリーンがついているので、風を取り込みつつ虫の侵入を防げる仕様。

さらに両サイドにもメッシュの三角窓が。ここもオープン&クローズできるところがポイントで、ここの開き具合を調整することで、日差しの角度を考慮しながら横からの通気を促せます。
特長4|ポール用意で前室も作れる

設営の早さ、遮光性の高さに次いでグッときたのが、前面パネルを跳ね上げて前室が作れるようになっているところ。
別途ポールを2本用意する必要はありますが、サンシェードにしては気が利いているな〜と思いました。まるでテントのような仕組みですよね。

そのため、前面パネルには2箇所リングがついています。ここにポールの先端を通して、ガイロープで固定すると……

どーん! 前室の完成です。ミニミニタープといったところではありますが、これがあるだけでも日陰の面積を延長できますし、ちょっとの雨なら脱いだ靴も濡れにくいので、天候に合わせて屋根が作れるところは個人的に高評価!
50cmほどではありますがフロアシートも延長できます。

もちろん前面パネルも遮光率の高いブラックコーティングがなされているので、くっきり影を作ることができていました。
【実力検証】使ってみてわかったこと7つ
ではでは、実際に酷暑の日に過ごしながら、パッとサッとサンシェードの使い勝手をあれこれ確かめてみます!

