記事中画像撮影:筆者
小さなカトラリーだと、ちょっと食べにくい…

筆者は軽くてコンパクトになるアイテムが好きで、箸やスプーンなんかの小さいギアも折りたたみ式や分解できるタイプを愛用してきました。

なのですが、持ち運びの便利さはあるものの、深めクッカーとの相性はいまいちで……。
長さが足りずに炒めにくかったり、食べにくかったり。多少のストレスは目を瞑りながら使っていたんです。
いいもの発見!

そんななか、ジェットボイルが2024年に発売したのがこちらのカトラリーセット。収納時はコンパクト、だけど、スプーンとフォークがクッカーの底まですくいやすい長さに伸びるんです。
これなら深型クッカーでのストレスがなくなるのでは……? と取り入れてみたら、クッカー全般に使えてかなり便利!
さらに、クッカーの焦げつきまで落とせて、ナイフやおたまの代用にもなるマルチギアなんです。
ジェットボイル トレイルウェア
使用時最大サイズ | スプーン・フォーク:26cm ナイフ:18cm |
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収納サイズ | 19cm |
素材 | ナイロン、シリコーンゴム |
重量 | 42g |
「トレイルウェア」はこんなアイテム

トレイルウェアは、スプーン、フォーク、ナイフの3点がセットになっています。

それぞれ連結できる仕様で、持ち運びのときは重ねてコンパクトにできます。
スプーンとフォーク、フォークとナイフといったように2本だけでもスタッキング可能です。
連結のやり方は簡単。突起を合わせて、ぱちっとはめていくだけ。
一応ナイフの裏にイラストが書いてありますが、直感的にできるところが◎。

とはいえ、「連結できるカトラリーセット」というのは、よくある話。
筆者がトレイルウェアを使いはじめた最大の理由は「伸縮式」だから、です!
26cmまで伸びるんです

スプーンとフォークは伸縮式で、最大約26cmまで伸ばせるようになっているのがトレイルウェア最大のポイント。
筆者は最初「26cmってどのくらい?」ってピンとこなかったんですが、わり箸と比べるとその長さがよくわかります。

一番下のフォークが最大限まで伸ばした状態。長いでしょ?
ワンプッシュでびよーん
伸ばすときは、横の黒いところを押すだけ。ワンプッシュで3段階の長さ変更できます。
深めクッカーと相性◎

ジェットボイルが出しているカトラリーなので、もちろん各種ジェットボイルとも相性抜群。
ジェットボイルは縦長(深型)のクッカーなので、箸やスプーンが届きにくいのですが、ご覧のとおり底までさしても持ち手がはみ出します。

そしてこちらはスノーピークの深型クッカー、チタントレック1400。写真のようなコンパクトなカトラリーでは持ち手が沈んでしまって、使いにくかったのですが……。
トレイルウェアなら全然余裕。これならクッカーから直接食べやすそうです。
素材は、軽いナイロンと…

素材はナイロンで、耐熱温度は110℃。電子レンジでは使えませんが、熱湯には入れても大丈夫。

ただ、スプーンの先端だけシリコンゴムを薄く当てがっていて、これがさらに使い勝手をアップしている要素!
のちほど実際に使いながら、このメリットを検証してみましょう。
3本セットでも50g未満

3本合わせてもたった42gで、単三電池2本分ほどの軽さ。
ミニマムなキャンプやテント泊登山だと、使わないかもしれない道具はなるべく持っていきたくないものですが、この軽さなら「とりあえず3本セットで持っておいても損しないかなー」と思ってます!
【調理・食事】3本の使いやすさを確かめてみた

「伸縮して便利」とはいえ、カトラリーなのでごはんを作る&食べるうえでの使いやすさが肝心要。
外へ持ち出して、スプーン、フォーク、ナイフそれぞれ使い勝手を確かめてみました。