アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者
おもしろい鉄板、見つけちゃいました
こちらは「グリルプレートぽたり」という商品。一見何の変哲もない手軽な鉄板のようですが、これがちょっとおもしろいアイテムなんです。鉄板のフチをよ~く見てみると……
鉄板に穴があいている!
真四角な鉄板の端に小さい穴があいていますが、これは一体何のため? と言いつつ商品名から、もうなんとなく想像がついたという方もいるかもしれませんね。
じつはこれ、おいしくヘルシーなキャンプ飯を味わいつつ癒しも得られるというユニークなアイテム。今回はそんな気になる「グリルプレート ぽたり」の魅力を、実用レビューでご紹介します!
BIG FOREST グリルプレートぽたり
サイズ | <本体>プレート/170×200×25mm、取っ手使用時/170×345×25mm(横×縦×高さ) |
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重量 | <本体>約850g、<キャンドル>約 80g |
材質 | <本体>プレート/アルミニウム、取っ手/真鍮、<キャンドル>油受け/アルミニウム、芯立て/真鍮 |
表面仕上げ | <本体>プレート/フッ素樹脂コーティング、<キャンドル>素地 |
「グリルプレート ぽたり」とは?
出典:大森鋳造所
「グリルプレートぽたり」は、老舗の鋳物製造メーカーである大森鋳造所がプロデュースするブランド・ビッグフォレストの製品。熟練の職人さんが1つ1つ丁寧に作り上げるアイテムは品質にも定評があり、信頼の厚い国内メーカーです。
今回の鉄板も期待大! さっそく開封していきましょう。
届いたパッケージがこちら。「直火OK」のほか「キャンドル付」など気になるワードがありますが、これはもしや……? と、ここは後半のレビューを楽しみにしていただいて、まずは中身を確認していきましょう。
入っていたのは鉄板と・紐つきの小皿・収納袋・取扱説明書。漆黒のプレートに真鍮のハンドルが無骨でいい感じです!
ハンドルは簡単に折りたためてコンパクトに収納でき、ソロキャンプやサブ用の鉄板として持って行くにも便利。収納袋も付いているので、衛生面も安心です。
サイズと重さは?
プレート本体は厚さ約2cmでサイズは200×170×25mm、ハンドルを広げた状態だと全長345mmほどです。
重量は756gとこのサイズの鉄板としては軽めなのですが、じつはそのヒミツは素材に。
軽いのは、珍しい“アルミ製鉄板”だから!
鉄板は鉄製で重たいものが一般的ですが、「グリルプレートぽたり」は軽量かつ錆びにくいアルミニウム製。持ち運びやメンテナンス面でのメリット以外にも、蓄熱性や熱伝導率が高いため食材が簡単に美味しく焼き上がるのもポイントです。
ここまででもうすでにキャンプ用鉄板として優秀な気配が漂いますが、この鉄板最大の特徴は他にあるんです! ここからは実際に使ってみたレビューで、その魅力を詳しくお伝えしていきますよ。
「グリルプレートぽたり」最大の魅力はコレ!
計算された傾斜と穴で余分な油をカットしてくれる
横から見ると表面はフラットではなく中央にくぼみがあり、さらに穴に向かって微妙に傾斜がついているのがわかります。これは蜘蛛の巣のように張られた溝を伝って、食材を焼いたときに出る余分な油が穴から落ちるよう工夫された設計なんです。
だとすると付属の小皿は、穴から落ちてくる油の“受け皿”的な役割を果たすというわけですね。
では実際に油がちゃんと取れるのか、さっそく試してみます。今回は豚のバラ肉でサムギョプサルに挑戦!
肉の油が“ぽたり”してきた
穴の真下に小皿をセット。片面を焼くとじゅわ〜っと油が滲み出てきて、中央の溝に溜まり始めました。両面を焼く頃には穴へと流れ落ちていき、受け皿にどんどん溜まっていきます!
1口サイズを2枚焼いただけでこの油の量! 肝心の味は抜群に美味しく、油が落とされヘルシーだということが目で確認できたのも嬉しかったです。
フッ素樹脂コーティングでお手入れも楽チン
鉄板というと使った後の掃除のしやすさも気になるところ。説明書には「完全に冷めてから洗うよりも、少し温かい状態の方が簡単に汚れを落とすことができる」と記載がありました。
アルミ製だけに熱が残った状態で水にかけると変形してしまうのでは? と少し心配でしたが、結果まったく問題なし! スポンジで簡単に汚れを落とせました。
表面は油や水を弾き焦げ付きにくいフッ素樹脂コーティングが施されているため、時間が無いときはキッチンペーパーでサッと汚れや油を拭き取って新聞紙やキッチンペーパーで包んでおくこともできます。
持ち帰ってからしっかり洗って乾かすようにすれば、キャンプの撤収時も手軽ですね。
そして忘れてはならないのがこちら。罪悪感なくヘルシーにお肉を味わった後は、コレでさらなる癒しタイムと行きましょう!