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あの「タミヤ」が主催するアウトドアイベントに参加してみたら、ラジコンキャンプ界隈めっちゃ盛り上がってた!

釣りや登山、SUPなどアウトドアアクティビティが盛り上がりを見せるなか、仲間やファミリーと手軽に楽しめる遊びとして、人気が再燃しつつあるラジコン

そんなラジコンとキャンプをテーマにしたイベント「TAMIYA BLOCKHEAD MOTORS RC OUTDOOR FES 2024」が12月の頭に開催されました。今回は実際にイベントに脚を運び、盛り上がりの背景やラジコンキャンプの魅力を掘り下げます。

目次

「TAMIYA BLOCKHEAD MOTORS RC OUTDOOR FES 2024」に行ってきました!

2024年11月30(土)〜12月1(日)にかけて、ラジコンをテーマにしたキャンプイベント「TAMIYA BLOCKHEAD MOTORS RC OUTDOOR FES 2024」が開催されました。

イベントの主催は、日本を代表する世界的ホビーメーカー、TAMIYA(タミヤ)。オフロードもガンガン走れ、カスタマイズ性の高いラジコンは根強い人気があり、幅広い世代に愛されてきました。


そんな同社のイベントということもあり、昨年開催された第1回は大好評。今年も継続開催されたわけです。

タミヤと二人三脚でイベントを主催していたのは、ラジコンショップ「BLOCKHEAD MOTORS(ブロックヘッドモータース)」。ラジコンカルチャーを盛り上げてきた知る人ぞ知る名店です。

ショップが醸し出す世界観でカスタムされるラジコンやパーツは、アウトドアの業界人にもファンが多いんだそう。

今回は、そんなイベントの様子を、ラジコンに興味ありな筆者がレポートしてきました!

キャンプとラジコンの共通点、実は多い

なぜ、キャンプとラジコン?と思う方もいそうですが、出店されている方やキャンパーさんに話を聞いてみるとたくさんの共通点がありました。

どちらも35〜55歳のカスタム&クルマ好きに支えられている点、コロナ避けできる遊びとして盛り上がった点、日本のものが海外でも人気という点で共通しているようです。SNS動画も盛り上がりの背景。

そう考えると、タミヤさんや他のラジコンメーカーのアウトドアイベントへの出展が増えているのも腑に落ちます。

ラジコンキャンプイベントのコンテンツは…?

ここからは、イベントの内容をざっくり紹介。

すでにラジコンキャンプを楽しんでいる方はもちろん、キャンプはするけどラジコンはこれからという方や、ラジコンはするけどキャンプはしてない方までさまざまな来場者を惹きつけていた理由とは?

ラジコンしながらキャンプできる!

イベントの会場はトヨタユナイテッド静岡が昨年オープンしたキャンプ場「朝霧Camp Base そらいろ」。

デイでラジコンだけ楽しめるのはもちろん、キャンプ泊もできるイベントとなっています。当日は広いオートキャンプサイトがほぼ満員の盛況ぶり。

ラジコンのレンタルもやってた

ラジコンを持っていなくても楽しめるのもイベントの魅力。タミヤブースでは、ラジコンのレンタルもしており、特設のコースで体験できるようになっていました。

親子で楽しめる点も良いですよね。はじめての本格RCを真剣に操作するお子さんと見守る親御さんの姿もたくさんみられました。

人気アウトドアブランドによる物販

当日は、NANGAmuracomonoralといったアウトドアブランドの物販ブースも見どころ。人気ガレージブランドも集結していたこともあり、買い物もイベントの魅力のひとつとなっていました。

ラジコンを使ったアウトドアアクティビティ

ラジコンを使ったアクティビティもイベントのメインコンテンツです。

チームに分かれてラジコンを使ったPKなど、さまざまな競技を行いポイントで競うラジコン運動会は大盛り上がり。

みんなで愛車と共に自然を散策し、ゆっくりオフロードを楽しむラジコントレキッングも参加者から好評でした。人とラジコン、それぞれのサイズで感じる地面の違いは、発見と気づきの宝庫。

タミヤで商品化するかも?アウトドアブランドによるデザインコンペも開催

イベントの目玉コンテンツは他にも。出展したアウトドアブランドによる、タミヤコラボのアウトドアギアをテーマにした、公式デザインコンペも開催されました。

イベント後には、なんとタミヤの役員会議にかけられ商品化の検討がされるとのこと。なんだかすごい話になっています……!

ここからは、そんなデザインコンペに出された一部の作品をご紹介!

The Arth × BONFIRE GO OUTSIDE

まず、元祖六角アウトドアテーブルでお馴染みのガレージブランド・The Arth(ざぁ〜ッス)のブースから。

展示されていたのは、ミリタリーやインダストリアルの要素を取り入れたデザインが人気のブランド、BONFIRE GO OUTSIDE(以下BGO)とのコラボ作品「タミ次郎」。

インパクトのあるタミヤロゴが、違和感なくデザインされているところが、さすがです。こんなテーブルで仲間たちとラジコンキャンプしたら、最高でしょうね!

LOCK FIELD EQIPMENT

続いては、横浜を拠点とするガレージブランド・LOCK FIELD EQIPMENTによる、多肉植物用の鉢。

こちらはなんと、タミヤの人気ラジコンバギー「ホーネット」のオフロードタイヤをモチーフにしたものなんだとか。本物のRCタイヤを3Dスキャンしプリントして作られたので、タイヤのパターンはオリジナルそのもの!

本業で、某遊園地の等身大キャラクター人形から、バイクのカスタムパーツまで製作してきた同ブランドの技術力とアイデアが光っています。

DekiTech

最後は、人気ブランド38exploreが所属する、ジャンルレスにものづくりをする町工場のアベンジャーズ的チーム「DekiTeck(デキテク)」のブース。

人気LEDランタン「38灯」のタミヤモデルや、一才を風靡した三脚テーブルの天板を出展していました。

今回の作品を製作したのは「DekiTech」のなかで金属の精密加工を得意とするクリハラタクミさん。

クリハラさんの工場は、タミヤのRC用アルミパーツの製造を請け負っているので、この鮮やかな「タミヤブルー」はまさに本物です!

コアなガレージブランドがアウトドア目線で作る!
本気のラジコンパーツも登場!?

キャンプブームを牽引してきたガレージブランドに新たな動きも……。

こちらは、コアなファンに支持されているガレージブランド、BGOINAVANCEが立ち上げた新プロジェクト「VINCH(ヴィンチ)」のラジコンパーツ。

デザインと設計を得意とするBGOと、金属の精密加工を得意とするINAVANCE、互いの強みを活かしつつ、ラジコン好きのアウトドアマンたちのアイデアをどんどん形にしていく予定とのこと。

ちなみにこちらは、ラフなフィールドを走行できるように、長いサスペンションをかんたんに取り付けるためのパーツ。これも、ラジコン雪中キャンプをしているときに思いついたアイデアなんだとか。

ものづくりのプロたちの創作意欲の高まりを感じさせます!

あのアウトドアショップにラジコンコースが完成!

そして、キャンプ×ラジコンの波は、アウトドアショップにも……。なんと、人気のショップにラジコンコースができたというニュースも入ってきました!

それが、今回のイベントに出展していた、茨城県土浦市のショップ「DAMNGOOD GARAGE(ダムグッドガレージ)」。

もともと、ガレージブランドのアイテムの豊富さやキャンプ場併設など見どころ満載のショップでしたが、キャンプをしながら本格的なオフロードコースでラジコンが楽しめる遊びスポットに進化しました!

今のところオープンしたばかりなので、ラジコンコースはキャンプ宿泊者に限定開放している状態ですが、ゆくゆくは一般のお客さんもコースで遊べるようにしたいとのこと。

ラジコンのレンタルも行っているので、ラジコンキャンプを体験してみたい方は要チェックです!

ラジコンキャンプ。ブームの予感しかしない

他のイベントとはまた違う熱量の高さを感じた「TAMIYA BLOCKHEAD MOTORS RC OUTDOOR FES 2024」。

今回みなさんに話をきいてみて「なるほど!」と感じたのは、クルマ好きからはじまり、その延長線上で、ラジコンやキャンプギアのカスタムにハマった方が多かったことでした。

キャンプギアのデザイナーさんにラジコン好きが多いのも興味深かったです。キャンプギアをカスタムしきって、新たな外遊びを求めている方は、ラジコンをはじめてみると、アウトドアライフに新しい風が吹くかもしれません!