撮影:筆者
ピッタリのケースが欲しい、とにかく欲しい
出典:Amazon
キャンプギアには、専用ケースのない「むきだし」の商品が結構ありますよね。筆者はこれがどうにもガマンできず、夜な夜なサイズを測っては最適なケースをAmazonで探してしまいます。
けれど……、これが楽しい! そして奥が深い!
アウトドア専用品なら言うことナシですが、何よりも求めるのはシンデレラフィット。日夜「ぴったり!」の快感を求めては物色し、中にはかなり斜め上な用途のケースがマッチしたことも。
もちろん、そんな自己満足だけが目的ではなく、れっきとしたメリットも当然あります!
やはり1つは保護目的。ケース無しではギアが傷つくし、ラップ類などの紙箱は雨や湿気で劣化するし、むき出しでの保管はやはり避けたいもの。
また、他のギアや車のラゲッジ内部を傷つける恐れも。スマートに運搬できることで設営撤収のスピードアップにも繋がるなど、さまざまなメリットがあることは確かです。
というワケで今回は、筆者が苦節8年で見つけ出したシンデレラフィットな収納実例5選をご紹介していきます!
執念で見つけた!シンデレラフィット実例5選
1|ペグケース:ラップ類を箱ごと収納
こちらは、MULTICRAFT「アウトドアバッグ」。主な用途はペグケースです。サイズは幅350×奥行110×高さ150mmあり、これにラップ類が箱ごと、ちょうど6つ入るんです!
ラップとアルミホイルを2個ずつ+クッキングペーパー+ジップロックと、筆者がキャンプで使う「紙箱モノ」全部が、予備分までしっかり入る理想的な容量。
以前は湿気やほかのギアとの接触ですぐ傷んで、ベッコベコになっていましたが、これを完全に保護。箱が壊れず最後まで使いきれるうえ、予備までストックできるのが便利です。
蓋のロックはワンタッチバックル式。親指と人差し指で挟んで開き、差し込めばロックがかかるというものです。
勝手に開いたりすることもなく、さほど面倒でもなく……ラップなどの使用頻度的にも最適な気がします。
MULTICRAFT ペグケース
サイズ | 幅350×奥行110×高さ150mm |
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重量 | 約500g |
材質 | テトロン、PP樹脂 |
2|PVCバケツ:大きめ鍋類をひとまとめ
だんだん増えていく鍋類。そしてこれがなぜか、たいがいケースが付属していないんですよね。まあ、もしあったとしても1つずつしか収納できず、スタッキングに不便なんでしょうけど……。
そこで見つけたのが、PVC(ポリ塩化ビニル)製のLamore「防水 折りたたみバケツ」。残念ながらECサイトでは在庫切れ(2024年11月現在)ですが、類似品もたくさん出回っています。
サイズは2種類あり、大きい方の16L(高さ24×直径30cm)なら、3~4人用の鍋などはたいがい入ることに気づきました。もちろん、中でスタッキングもできます。
筆者は現在、ユニフレーム「焚火鍋(30cmと26cm)」、ヨコザワテッパン「おやじ中華鍋(26cm)」の3つを格納。中華鍋はハンドルを外せば、おたまと一緒にピッタリ納まります。
そして、「柔らかいけど丈夫」な素材も魅力。キャンプスタイルやシーンに合わせて中身を減らした場合も、グシャッと畳めば無駄な空間が生じないんです。
また、バケツだけに水分や汚れにも強く、ラフに使える点でもありがたい存在です。
3|モデルガンケース
:焚火ハンガーなど長尺ギア
長尺ギアの収納ケースとして超絶オススメしたいのが、ライフルやショットガンなどモデルガン用の収納ケースです。モデルガン用だからか、お値段も手頃なモノが多い印象です。
筆者は画像の2つに、上からそれぞれ新富士バーナー「パワートーチプロ」と、ノーブランドの「焚火ハンガー」を収納しています。
ノーブランド「焚き火ハンガー」
新富士バーナー「パワートーチプロ」
どちらもむき出しのままでは、なんだか物騒なシロモノ……。実際焚き火ハンガーは先が尖っていて危なかったりします。
ですが、モデルガンのケースは、内部にスポンジ入りで保護効果が高いうえに軽量で、ショルダーストラップなども付属して携行性も◎。
また、ミリタリーものはアースカラーが多く、アウトドアギアとも親和性が高いのも魅力です。
さらに弾薬などを入れるポケットが優秀! 焚火ハンガーのコーヒーテーブル、パワートーチプロ用のガス缶も収納できます。この辺はまだまだ工夫の余地がありそう。
ちなみに、他にもハンドガン用などさまざまなサイズや種類のモデルガンケースがあり、かなり幅広いギア収納に応用できると思いますよ。
MILITARY-BASE ガンケース OD 65cm
サイズ | メインスペース(外寸)/650×300×50mm |
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カラー | OD(オリーブドラブ) |
4|ノートPCケース:キッチンツール全般
最近は100均などでも買えてしまう、ノートPC用ケースもかなり優秀です!
14インチPC用のA4サイズケースなら、同じく100均のA4サイズ樹脂製まな板がドンピシャ!
マチもゆとりもあって、内部はPC保護用のクッションも効いており、刃物やトングなどの鋭利な調理器具も含むほぼ全てのキッチンツールが収納できます。
長さが33cmもあるユニフレーム「ウェーブレードル」さえスッキリ収まります。
また、この手のバッグにはたいてい周辺機器用のポケットもあり、ここも余さず活用。
めったに使わない計量スプーンや非常用ライター、さらにうっかり触ると指を切ってしまうピーラーなどの小物を入れるのに重宝しています。
5|カセットコンロケース
:折りたたみ式オーブン
最後は、薪ストーブに乗せて使うウィンナーウェル「折りたたみ式オーブン」用のケース。ローストビーフにラザニア作りに、薪ストーブと共に筆者の愛用冬ギアの1つなんですが……。
折りたたみ式だけに、本体や天板、網などのステンレスパーツはバラバラ。鋭利な角も多く、外付けの留め金パーツやガラス窓も破損が心配です。運搬には非常に気をつかうギアでして。
なのに収納ケースは付属しておらず困っていたところ、こちらのTopLabo「カセットコンロ収納ケース」が救世主に!
本来は、市販の家庭用カセットコンロの収納用ケースで、サイドのメッシュポケットにはガス缶も入れられる仕様です。
ですがこの通り! 収納時は幅33×奥行27×高さ7.5cmの「折りたたみ式オーブン」一式が、みっちりと収まってくれました。
こんな風にシンデレラフィットすると、ムダなスペースが生じず、収納サイズも最小限になるのがうれしいですね。
Top Labo カセットコンロ収納ケース
サイズ | 約35×29×高さ10cm |
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収納可能サイズ | (本体部分)約幅34.5×奥行き28.5×高さ9.5cm以内 |
重量 | 約150g |
自分なりのシンデレラフィットを探してみよう!
今回紹介したケースたちは一部、さらにアルバートル「マルチコンテナ」に収納。車に積む「個口」でいうと、これで相当減らせます。
収納ケースにまとめることで、何度もテントと車間で往復せずに済み、設営撤収もかなりスムーズ。もちろん各ギアの寿命も延びます。
100均などの安価なアイテムにもピッタリはまるものもありますから、意識的に自分なりのケースを集めてみるといいかもしれませんね。