キャンプデビュー時は、スノーピーク製品ばかりでした
キャンプを始めたのは10年前。筆者は、道具一式をスノーピーク製品で固めていました。しかし、今ではヒルバーグ・ヘリノックス・SOTO・ユニフレームなど、様々なブランドのアイテムに手を出しています。
経験を積むにつれ「こういうスタイルにも挑戦したい」と、新しいギアを購入してしまうのがキャンパーの性ですよね。
10年経っても変わらず愛用している5つのギアって?
しかしそんな時の流れのなかでも、購入時から何年経っても使い続けている「本当に買ってよかったスノーピークの名品」があります。
そこで今回は、今でも変わらず使い続けているスノーピーク製品の「バーナー&ランタン編」を5点ご紹介。最後にはぶっちゃけ手放してしまった2つのアイテムもご紹介しているので、アイテム選びの参考にしていただけたら嬉しいです。
1|唯一無二なデザインが光る「ヤエンストーブナギ」
まるで宇宙ステーションのような独特なフォルムを持つ「ヤエンストーブナギ」。
いかにも凄そうなこのシングルバーナーの出力は堂々の2800kcal/h。ガス缶が離れている分離型で安全に調理を楽しむことができます。
バーナー、風防ユニット、ボトムシートのパーツで構成されており、総重量は392g。定番の「SOTO ST310」より若干重いですが実際には62gしか差がなく、さまざまな点で大きな性能差があります。
インパクトのあるこのパーツは、五徳と一体型になった風防。ステンレス製の風防がしっかり燃焼部を囲い込み、強力にガードしてくれます。
以前、吹雪の中で使用した際も問題なくお湯を沸かすことができました!
展開すると直径がφ213mmあるため、さまざまなクッカーに対応しています。また、風防がリバーシブルになっており、逆さまにすることで五徳の高さを2段階に調整することができます。
大きなフライパン等も安定して乗せられますよ。
分解するとコンパクトになるので、クッカー等に入れて持ち運ぶことが可能。
このバーナーへの不満をあえて挙げるとすると「組み立て工程が多い」という点ですが、そのデメリットを越える性能があるので、特におすすめしたいシングルバーナーです!
スノーピーク ヤエンストーブ ナギ
サイズ | 7.6cm x 20.3cm x 25.4 cm |
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重量 | バーナー:209g 風防ユニット:147g ボトムシート:36g イグナイタ:16g |
出力 | 2800kcal/h |
2|スノーピーク初の燃焼器具「ギガパワーストーブ地」
1998年にリリースされた「ギガパワーストーブ地」。世界最小・最軽量・最コンパクトという3冠を手にしたスノーピークの名作です。
筆者が使用しているものは「型番GS-100」という旧モデル。
手のひらにすっぽりと収まるほど小さく、荷物にならず取り回しも良好です。
現行品では「型番GS-100R2」となり少々デザインの変更と軽量化がなされました。イグナイターが一体型になった「型番GS-100AR2」もあり着火がスムーズです。
これほど小さいボディですが、出力はなんと2500kcal/hあるんです! 見た目からは想像がつかないパワーですね。
五徳は4本で構成され、展開するとコンパクトながら最大限に大きく広がるようにデザインされています。ヤエンクッカーのような横広がりのものには心もとないですが、縦型クッカーには十分な大きさです。
ここまでコンパクトになるとどうしても犠牲になる部分があり、燃焼部が剥き出しのため耐風性能が低くなってしまいます。風のある状況ではバーナーを囲める風防が無いと使用が難しい印象です。
筆者はメインでの使用というよりはバックアップや、どうにか装備を簡素にしたい場合に持ち出すことが多いですね。
スノーピーク ギガパワーストーブ 地 オート
サイズ | 106mm×67.5mm |
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収納時サイズ | 45mm×37mm×82mm |
重量 | 90g |
出力 | 2,500kcal/h |
3|置けばテーブル周りがワンランクアップ「リトルランプノクターン」
明るく照らすのではなく、雰囲気作りに一役買ってくれるのがこの「リトルランプノクターン」。マントルが必要なく、ロウソクを灯したような揺らぐ炎で灯してくれます。
多少の風では消えず、しかもOD缶「ギガパワーガス110イソ・プロイソ」により、15時間燃焼し続けるというのだから驚きです。
スノーピーク ギガパワーガス110イソ
サイズ | φ9×6.5cm |
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成分 | LPG(液化イソブタン・液化ブタン) |
重量(内容量) | 110g |
本体下部の火力調整ダイヤルを回すことによって、直感的に炎の大きさを変えることができます。
ガス缶に好みのカバーを装着すれば全体の雰囲気もガラリと変わり、あらゆるサイトにマッチさせることができます。
また、日中明るい時間でもインテリアとして楽しむことができますよ!
もちろん暗くなると最高の雰囲気を作り出してくれます。メインランタンとは別に手元を優しく照らし、テーブル周りがワンランクアップすること間違いなし!
スノーピーク リトルランプ ノクターン
サイズ | 40mm×30mm×120mm |
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重量 | 150g |
4|小型なのに明るく照らす「ギガパワーランタン天オート」
小型ながらも80W相当の明るさを持つ「ギガパワーランタン天オート」は、コンパクトなソロキャンプならメインランタンとしても使えるほどのスペックを持っています。
筆者が使用しているのは旧型のGL-100A(廃盤)で火力調整ダイヤル付近のデザインが少々異なります。
以前はイグナイターが付いていないモデルもあり、オプションで後付けすることが可能でした。現行品では標準搭載となっています。
着火すると心地良いアンバー色に発光し、直接見ていられないほどの光量で小さいながらも存在感を放ちます。メインランタンから離れた場所をライティングするのに最適です!
スノーピーク ギガパワー ランタン 天 オート
サイズ | 59mm×95mm |
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収納時サイズ | 62mm×65mm×103mm |
重量 | 125g |
出力 | 80W相当 |
5|優しい光がキャンプ写真を演出する「たねほおずき」
先ほどとは打って変わって、光源がLEDの「たねほおずき」。
シリコンシェードのおかげで柔らかい光にディフューズ(拡散反射光)され、LED特有のチカチカ感がありません。シリコンシェードの恩恵はそれだけでなく、光によって強い影が生まれないので、キャンプの写真を撮る際に適したLEDランタンでもあります。
たねほおずきの近くをぼんやり照らして、おしゃれなサイトを演出してくれますよ。
フック部分が磁石になっており、金属部分にくっつけられるようになっています。
また、タープやテントの縁を磁石で挟み込むことも可能で、ランタンフックがなくても吊せるんです!
テーブルの上に直接置いて、テーブルランタンのような使い方もできます。光源が直接見えないので、眩し過ぎずに心地よく手元を照らしてくれます。
電源のON・OFFと光量は、光源部分を押すことによって調節します。一番暗くしておけば、睡眠の妨げにならない光量のベッドサイドランプにもおすすめです。
スノーピーク たねほおずき つち
サイズ | 62mm×75mm |
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重量 | 57g(電池を除く) |
優秀だったけど…手放した火器たち
出典:スノーピーク
出典:スノーピーク
以前は「ギガパワーBFランタン」と「ギガパワーツーバーナー」も所有していましたが、燃費・重量・使用頻度といった点で残念ながら手放してしまいました。
大きめのランタンやバーナーは買ったものの意外と使う機会がなく、後々持て余してしまうというのは筆者に限らずよく聞く話。ギアを揃える際は収納や取り回しやすさもできるだけ考慮し、「本当に必要なのか?」を吟味すると良いですね。
愛用ギアは、やっぱりデザインも性能もピカイチ!
手元に残ったものはどれも小さく、ギミックの効いたギアばかり。これらはデザインだけでなく性能面でも妥協を感じさせず、一軍入りの本当にお勧めできるアイテムです。
バーナーやランタンでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。