記事中画像撮影:筆者
ちゃんと洗っているのに、ボトルの底が…
わが家では子どもの習い事にスポーツドリンクを入れたサーモボトルを持たせていましたが、バッグのなかに放置されて、気がついたら底面が錆びだらけに……。
以降は気を付けていますが、長期間サーモボトルを使っていると、柄の長いブラシなどを使っても洗い残しなどが原因で錆びてしまうことがあるのです……。都度しっかり洗っているつもりなのに(泣)。
そんなときに「これは!」という製品を発見したので買ってみました。
底が取り外しできる…だって!?
本来は、錆びにくいはずのステンレス製ボトル。なのに錆びてしまう原因は、スポーツドリンクなどに含まれる塩分。使用後にすぐ洗浄して塩分を取り除く必要があるんだそう。
しかし、縦長のサーモボトルは底面が掃除しにくい……。だから塩分が残ってしまい、錆びてしまったというわけです。
それにお茶やコーヒーの場合でも、洗い残しがあると着色成分がこびりついてしまうこともありますよね。このボトルの洗いづらさって本当に悩ましい問題。
でもそんな悩みを解決するものに出会いました。ドウシシャの「sokomo そこまで洗えるボトル」は、なんと底を外して洗えるんです! これはサーモボトルの革命なんじゃ?
ドウシシャ sokomo そこまで洗えるボトル 500ml
本体サイズ | (約) W75×D75×H240mm |
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重量 | (約) 300g |
保温効力 | 54度以上(6時間) |
保冷効力 | 13度以下(6時間) |
底が外せるとこんなメリットも
底面を外して洗える=塩分が残らないようできるのはもちろんですが、じつはこんなメリットもあります。
氷が入れやすい
暑い夏は氷をたくさん入れてキンキンに冷やして持ち歩きたいところですが、飲み口が狭いと入れるのにひと苦労……。
ですが、「sokomo そこまで洗えるボトル」なら底を外せば入り口が広くなるため、氷をガシガシ入れることができます。
溶けにくい「ロックアイス」も入っちゃうぞ
一般的なサーモボトルの場合、製氷機の氷は入っても、コンビニで売っているようなロックアイスは大きいため入れるのが難しいんですよね。
ロックアイスは、製氷機の氷より空気などの不純物が少なく、溶けるのがゆっくり。
だからより飲み物をキンキンの状態に維持できて、味も薄まりにくいので、真夏にはありがたい存在なのですが……
このボトルならこの通り。ロックアイスのように大きい氷だって、底からすんなり入れられます。
飲み物を注ぎやすい
飲み口が狭いとお茶を注ぐときにこぼれてしまうこともありますが、底面を開ければこんなに広いのでこぼすことはありません。地味に便利なポイントです。
乾くのが早くなった
従来のサーモボトルを使っていたときは、洗浄後に飲み口を下にして置いていました。でもこれ、最後の1滴まで乾かすのってかなり時間がかかるんですよね……。
その点「sokomo そこまで洗えるボトル」は、底を外すと水が抜けやすくなりますし、パーツが細かく分解できるので、乾燥の時間を短縮できます!
意外とコスパもいいぞ
容量は500ml、800ml、1,000mlの3種類。
今回筆者が購入した500mlのブラックカラーはアマゾンで1,900円(2024年9月30日現在)。
サーモボトルとしては比較的お値打ち価格と言えるんじゃないでしょうか!?
【検証1】水漏れは大丈夫か…?
心配なのは、バッグなどに入れて持ち歩いているときに水が漏れないかどうか。
底が外せるメリットはたくさんありますが、水漏れしてしまっては元も子もないので、実際に水を入れて試してみました。
底蓋のパッキンに注目
取り外しができる底蓋にはパッキンがついています。
この底蓋をネジを回すように本体のボトルに取り付けることで、パッキンが潰れて水が漏れない仕組みです。
シリコンカバーで二重ガード
さらに底蓋にはシリコン製のカバーもついていて、本体にねじ込むと密着するので二重ガードです。
思いっきり振ってみると…
逆さにしたり、振ったりして水漏れするかテストしてみましたが、漏れは一切なし!
底蓋はキュッと軽く締めたくらいですが、まったく問題なしです。これはかなり安心です。
【検証2】保冷・保温能力はどうだ?
いくらメンテナンスがしやすかったとしても、保冷や保温能力が低かったらサーモボトルの意味がありません。
メーカーの公称値では、
ドウシシャ「sokomo そこまで洗えるボトル」の保温・保冷スペック
保温効力:54℃以上【6時間】
保冷効力:13℃以下【6時間】
とあります。
登山用に開発されたモンベルの「アルパインサーモボトル アクティブ 0.5L」の現行品のスペックを見てみると、
モンベル「アルパインサーモボトル アクティブ 0.5L」の保温・保冷スペック
保温:68℃以上【スタート時95℃から6時間後】
保冷:8℃以下【スタート時4℃から6時間後】
とありました。数字だけ見ると結構スペックに差があるように思いますが、テスト環境によっては差が出てくる可能性があるので一概には言えません。
それよりも筆者が気になったのは、「sokomo そこまで洗えるボトル」のアマゾンの口コミに「すぐにぬるくなる」と書いてあったこと……。
「sokomo そこまで洗えるボトル」の保温力を検証してみる
そこで、部屋のエアコンを26度に設定し、沸騰したお湯を入れて6時間後の温度を測ってみました。
結果は、60.8℃。公式の保温効力は6時間で54℃以上となっていたので、概ねその通り。
60.8℃と言われても熱さが想像しにくいと思いますが、実際に飲んでみるとぬるいなと感じることはなく、自分とっては飲みごろに感じました。
アツアツで飲みたいときは早めに飲んでしまいましょう!
保冷力も気になるところ
今度は、保冷機能です。同じく部屋の温度を26度設定にして、底面から入るだけ氷を入れ、水をいっぱい注いで6時間後の温度を測定してみました。
結果は0.2度。6時間後でもめちゃくちゃ冷えてます。
それもそのはず。だってボトルのなかには6時間経っても大量の氷がガッツリ残っているんですから。
実際に飲んでみても、キンキンに冷えてやがる……! と思わず口にしたくなる冷たさ。これなら真夏にも心強い!
ちょっとここは微妙かも……
底面の開け閉めに少し力がいる
底蓋のパッキンが潰れることで隙間をなくしている構造なので、底面の開け閉めにはそこそこ力がいります。
男性の筆者は気になりませんでしたが、小5の長女は開けられたものの、小4の次女(握力弱め)は開けることができませんでした。
子どもには使ったボトルを軽く水洗いしておいてほしかったので(錆び防止のため)、個人的にはここが少しマイナスポイント。
パッキンを手軽に買えない
一般的なサーモボトルは長く使っているとパッキンがダメになって水漏れするようなりますが、ドウシシャのオンラインストアなどでは、今のところ専用のパッキンが販売されていません。
取り扱い説明書を見る限り、お客様サポートに連絡すれば消耗品の購入などは相談できるようですが、パッキンは消耗品なのでオンラインストアなどで気軽に買いたいところです。
子どもがいる人はぜひ使ってほしい!
ガサツな筆者は底面が多少錆びていてもあまり気にせず使ってしまいますが、子どもが飲むものは衛生面も気を付けたいところ……。
ウチの娘たちは使い終わったボトルをカバンから出し忘れしてしまうことがあるので、錆につながってしまっていましたが、「sokomo そこまで洗えるボトル」なら底面を洗いやすいので、これでもう錆とオサラバできるでしょう!
ドウシシャ sokomo そこまで洗えるボトル 500ml
本体サイズ | (約) W75×D75×H240mm |
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重量 | (約) 300g |
保温効力 | 54度以上(6時間) |
保冷効力 | 13度以下(6時間) |
ドウシシャ sokomo そこまで洗えるボトル 800ml
本体サイズ | (約) W86×D86×H280mm |
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重量 | (約) 420g |
保温効力 | 63度以上(6時間) |
保冷効力 | 12度以下(6時間) |
ドウシシャ sokomo そこまで洗えるボトル 1000ml
本体サイズ | (約) W86×D86×H325mm |
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重量 | (約) 480g |
保温効力 | 67度以上(6時間) |
保冷効力 | 10度以下(6時間) |