アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者
夏に寝袋って、要る?要らない?
![テント内の親子](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/pixta_24057197_M.jpg)
寝苦しいし、汗をかく夏の夜。となるとキャンプでもシュラフは要らない気もしますが、タオルケットだと寝相の悪い子供ははだけてしまったり、場所や日によっては思いがけず肌寒く、つま先までスッポリ包まって眠りたかったり。
そんなこんなで「夏のキャンプの寝具選びって、意外と難しい」といつも思っていた筆者ですが……。
この問題に終止符を打つ、画期的アイテムを発見!
![ザ・マジックアワー タオルシュラフを提げるキャンパー](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/9a499b378c8047e33a0ca13990ddd651.jpg)
そんな折にザ・マジックアワーの「タオルシュラフ」なるものを発見! 何でも“タオルケット感覚のシュラフ”だそうで、タオルケットだけどシュラフ? シュラフなのにタオルケット? ……これは使ってみなくちゃ分からない! と言うことで、この夏のキャンプに早速導入してみました。
ザ・マジックアワー タオルシュラフ
サイズ | 約75×190cm |
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素材 | 綿100% 樹脂ファスナー |
ザ・マジックアワー「タオルシュラフ」って、こんなアイテム
なんと「メイドイン今治」!これは期待大
![ザ・マジックアワーのロゴ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/14e07562716310ae2b2d9da485f87095.jpg)
ザ・マジックアワー(THE MAGIC HOUR)は日本のブランドで、それもタオルの一大産地である愛媛県今治市生まれ。この時点で、素材の品質には期待が高まりす。
「今までのシュラフの概念とは、まったくかけ離れた使い心地」とのことですが、果たして詳細は……?
吸水性が高いパイル地×肌触りが良いシャーリングタオル
![](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/52c1ba8a166ad6da32bdd00ab38d014a.jpg)
一見ブランケットかレジャーシートかな? という見た目ですが、通気性を考慮した上で収納袋ではなくホルダー仕様なのだとか。さっそく素材感をチェックしてみましょう。
![ザ・マジックアワー タオルシュラフ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/01ab982e05dbe4cbdc4abe517ede033b.jpg)
素材は綿100%でサラッとしていて、手触りがめちゃくちゃ良い! 「これが今治品質か」と、一触で納得してしまう気持ち良さです。
表面は薄手のシャーリングタオル生地で、滑らかな手触り。フカフカした感じはないけれど、目が細かくしっかりと編み込まれているので、薄いながらも高級タオルの品質をしっかりと感じられます。
内側はタオル特有のパイル地なので、吸水性が高く汗もよく吸ってくれそう!
封筒型だけど、ファスナー全開にもできる
![ザ・マジックアワー タオルシュラフに入る親子](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/3906655381c4815122f9d7eee2a34dd2.jpg)
シュラフの形状は、封筒型。両サイドどちらからも開閉できるダブルジッパー仕様なので、ファスナーを全開にして1枚の大判タオルケットとしても使えるほか、2枚をつなげれば子供と一緒に入れる大型シュラフに!
まさにタオルがそのまま封筒型シュラフになったアイテムとくれば、ファミリーキャンプの夏用寝袋として最適ではないでしょうか。
寝苦しさは軽減される…? 8月のキャンプ場で、親子で使ってみた
サイズ感は一般的な封筒型シュラフとほぼ同じ
![テント内に敷かれたシュラフ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/13a361845c98a5d25c9a07deb0530661.jpg)
この日は最高気温約33℃で、最低気温は約20℃。比較的高地のキャンプ場に赴くも、あいにくの雨模様でジメジメMAX! とにかく敷いてみようと広げてみたところ、ビロードのような質感です。
この時点で今までにない寝床が出来上がった感じになり、期待感も上昇! サイズ感はいつも使っているコールマンの封筒型シュラフとほとんど同じなので、並べて広げても違和感がありません。
入ってみて…肌触りはどんな感じ?
![ザ・マジックアワー タオルシュラフに入って寝る女性](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/2e98d42fe5769fbaaefe3d5c0cdd1238.jpg)
湿度90%とかなりジメジメした環境でしたが、シュラフに包まれてみたところ、これは気持ちいい! タオルのサラッとした肌触りが想像以上に快適すぎて、高湿のテントにいながらも不快指数は急降下。
試しに横の寝袋にも入ってみましたが、案の定暑くて即脱出。これから夏はタオルシュラフのお世話になりそうです。
![シュラフから出た足](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/2312e598661bb0a2284fbb1393c5f8b4-1.jpg)
ダブルファスナーなので、足元を開いて筒状に。するとタオルの肌触りの良さを程よく感じながらも、足先は涼しい~!
「最高に気持ちよい快眠スタイルは、これなんじゃないか」と思いつつ、設営の疲れから暫しウトウトしてしまうほどの心地よさに我ながら驚きを隠せませんでした。
結果、暑がりの子供たちも朝までグッスリ!
![テントで寝る子供](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/343b518af8d0ef5e2695bab2012f7b5b.jpg)
汗をかいた肌が寝具に触れるときのベタベタ感は、大人も子供も不快ですよね。なのに今回のキャンプでは雨に降られ、高温多湿。さすがに寝苦しいかも……と心配していましたが、結果この「タオルシュラフ」が就寝時の不快感を大幅に軽減してくれた模様!
今回持参した寝具の中で快適さが軍抜きだった「タオルシュラフ」は結局子供に取られてしまったのですが、いつも夜中に起きる子が朝まで爆睡でした。疲れているこちらとしても、夜中に起きないのは助かる! 吸湿性の高い「タオルシュラフ」は、汗っかきな子供にとっても最高のシュラフではないでしょうか。
タオルケットと差をつけるのは「L字のダブルファスナー」!
![テント内にてシュラフにくるまって寝る女性](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/d9f2744e5407641393b711ecd15c16c6.jpg)
これまで「夏はタオルケットで良いじゃん」なんて考えていましたが、タオルケットだと寝返りの度によれて、気づいたら被ってなかったなんてことがしょっちゅう。
しかし「タオルシュラフ」ならファスナーでしっかり包まれて、寝返りを打ってもはだけない! これは寝相が悪い子供の家用寝具として普段使いもできそうです。
その他、こんなところもGOOD
シュラフの概念を超える「薄さ」が最高!
![巻いた状態のシュラフ2個](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/2318d35554065de888378f0f0b29b9b0.jpg)
3シーズン対応のコールマンのシュラフと「タオルシュラフ」。広げたときのサイズ感はほぼ同じですが、丸めたときの嵩がこんなに違うんです!
丸めた状態を真横から見ると、厚みの違いは一目瞭然。かなりコンパクトで持ち運びもしやすく、普段の寝具類にプラスアルファで積載しても負担になりませんでした。
寒い時期のインナーシュラフとしても◎
![インナーシュラフとして使うタオルシュラフ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/13634094d0a1102a350c36490d5a1958.jpg)
単体での使用はもちろんのこと、これはインナーとしての利用もアリなんじゃないか? とコールマンのシュラフにセットしてみたところ、何の問題もなく綺麗にフィット。
![インナーシュラフとして使うタオルシュラフ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/03c14e718e8f72a8148dd27ab44ac0a7.jpg)
タオルのさらさらな肌触りとシュラフのフカフカの厚みで、快眠間違いなしの心地よさ。秋からのキャンプにも使えるとなれば、コストパフォーマンスも上がりますね。
家の中や、長い移動中の車内でも使える!
![タオルシュラフを膝にかける](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/4eb30d4f97deb8ccb9afcdbf494d23b1.jpg)
クルクルと丸めてコンパクトになるから、車やリビングに置いても邪魔にならないんです。これはもう、出しっぱなしでもいいかも!
ちょっとお昼寝したいときやエアコンで肌寒く感じるときなんかに、サッと取り出してかけられる手軽さが便利です。
お手入れは簡単、洗濯機にポン!
![洗濯機に入れた、ザ・マジックアワー タオルシュラフ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/fc425bf80ee632ee49e8a0e2776c18f6.jpg)
タオル地のため丸洗いでき、普通のシュラフよりお手入しやすい点もメリットのひとつ。洗濯機にも、すっぽり余裕で入ります。タオル生地は吸水・吸湿性が高いゆえ汚れや臭いも吸収しやすいので、頻繁に洗えると嬉しいですよね。
お日様の下に干せば、乾くのもあっという間! ちなみに洗濯後の肌触りは新品同様で、収縮や色落ちもまったく感じませんでした。
薄いシュラフゆえ、寝床の作りこみが肝心
![ザ・マジックアワー タオルシュラフ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/6a9e6ef41dc6d57399ef065429af63af.jpg)
肌触り最高の「タオルシュラフ」ですが、それ自体は薄手の寝具なので床に面する体圧はまったく吸収してくれません。起きたときに「ちょっと体が痛い……」なんてこともあるでしょう。
「タオルシュラフ」に加えて厚みのあるインフレータブルマットを用いたり、コットにマットを敷くなどして心地よい寝床を作っておくことをおすすめします!
▼おすすめのマットはこちら!
「タオルシュラフ」は、今夏の一軍キャンプギアに決定!
![ザ・マジックアワー タオルシュラフ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/08/f47bcb07ef045d422d0cb0667f64d7a3.jpg)
Myマクラと「タオルシュラフ」で、夏のキャンプの快眠は約束されたも同然。この先も絶対に欠かせないキャンプアイテムの仲間入りです!
タオルケットなのにシュラフという絶妙すぎる「タオルシュラフ」は、あなたにとっても夏のキャンプ寝具の最適解かも? 気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
ザ・マジックアワー タオルシュラフ
サイズ | 約75×190cm |
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素材 | 綿100% 樹脂ファスナー |