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餃子の皮、もっと活用できるの知ってる?
餃子はキャンプの王道メニューのひとつですが、今回は“皮”に注目! 実はこの餃子の皮、おかずやスイーツ作りにかなり使えるという、ポテンシャルを秘めた食材なんです。
ピザだけじゃもったいない!変わり種レシピもやってみて
餃子の皮アレンジといえば、ピザを思いつく方も多いのでは? 具材をのせて焼くだけと、手軽ですよね。でも、「成形できる」というせっかくの特性を活かせば、もっといろんなレシピが楽しめますよ。
というわけで今回は、家でもキャンプでも簡単に作れる餃子の皮を使ったアレンジレシピをご紹介します!
1|香ばしくてやみつきに!「のり塩チップス」
まず最初にご紹介するのは、みんな大好き海苔塩チップス。用意するのは餃子の皮・揚げ油・青のり・塩。これだけで、あっという間にできちゃう簡単おやつレシピです。
餃子の皮を半分に折って、揚げる
餃子の皮に具は何も入れないで、ペタッと半分に折ります。もしくは、包丁で半分にざっくり切ってしまってもOK! 大判だとしっかり食べ応え満点。一口サイズで食べたいなら、小さいサイズの皮を使うといいですよ。
熱した油に一枚ずつ丁寧に投入。一度にドサッと入れるとくっついてしまうので、少しずつ入れましょう。写真のように膨らんでしまう皮もありますが、菜箸などを使って軽く押さえると収まりますよ。
青のりと塩を振ってシェイク!
きつね色にカラッと揚がったら、キッチンペーパーの上にあげて余分な油を落とします。冷めないうちにビニール袋などに移したら、青のりと塩をお好みの量フリフリ。
袋の口を絞りシャカシャカ振って、のりと塩をまんべんなく行きわたらせれば……
餃子の皮の、のり塩チップスの完成! 小麦粉で作られた餃子の皮は腹持ちがよく少量でも満足感を得やすいので、ポテトチップスだとつい食べ過ぎちゃう……という人にもおすすめのおやつ。
顆粒コンソメやカレーパウダーなど、お好みの味にアレンジしてみても良いですね。
2|アルミホイルで簡単「ミニタコス」
餃子の皮をトルティーヤに見立てて作る、ミニタコス。手軽にできるのに見栄えも良いので、パーティーフードにもおすすめですよ!
丸めたアルミを餃子の皮で包んで焼く
まずは丸めたアルミホイルを皮に挟み、油を引いたホットプレートで焦げ目がつくまで焼きます。ぷくぷくと小さい気泡が入り、焦げ目が程よくつくまで焼きましょう。
反り返ってくるものもあるので、軽く押えながら焼き具合を見守ります。片面が焼けたら、ひっくり返してさらに焼きます。
後は、焼き肉のタレで炒めた挽き肉やミックスチーズ・サラダ菜・トマト・レモン汁に漬けた人参など、タコスの具材を挟むだけ。ピリッとさせたいなら、ハラペーニョやタバスコをちょい足ししましょう。
餃子の皮のミニタコスは、たくさん焼いて具材を用意しておけば大人数が集まるバーベキューでもセルフで楽しんでもらえますね。
具材を生クリームとフルーツにして、オヤツ感覚で楽しむのも◎。おもてなしメニューに困ったら、ぜひお試しあれ!
3|ひと口サイズが可愛らしい「ミニガレット」
丸い皮の端の四方をしっかり折り、四角く成形します。このちょっとした手間を加えるだけで、ありがちな簡単ミニピザが少し手の込んだメニューにガラッと変身!
ガレットに合わせる具材は、ハム・ベーコン・チーズなどお好みで。マッシュポテトやアボカドなど重さのある食材を下に敷いてトッピングすれば、安定しやすく食べ応えもありますよ。
餃子と同じ要領で蒸し焼きに
鉄板にバターをたっぷり敷き、その上にガレットを並べて焼きます。皮をしっとりさせるなら、餃子を焼くときの要領と同じく、差し水と蓋をして軽く蒸し焼きにすると◎。
バターを多めにすることで、香ばしさが引き立ちますよ。
餃子の皮で作るミニピザと工程はあまり変わりませんが、四角い見た目はまさに一口サイズのガレット。焼き上がりに生ハムやスモークサーモンをのせて、お酒のおつまみにアレンジするのもおすすめです!
4|求肥みたいにモッチモチ!「あんこバター蒸し」
餃子の皮を使って、甘~いおやつも作れちゃいますよ。用意するのは、バターとあんこ。つぶあん・こしあんはお好みで!
最初に餃子の皮を水にくぐらせて、軽く水分を含ませてあげます。ちなみに、セイロで蒸す場合はこの工程はなくても大丈夫。フライパンやコンロで作る場合は、こうするとしっとり蒸し上がりますよ。
包んで蒸すだけ!バターは控えめが◎
真ん中にスプーン一杯分ほどのあんこを置き、バターを少量のせます。バターが多すぎると蒸しの工程で溶け出してくるので、バターの量は控えめに。
丸い皮の上下左右4か所を持ち上げて中心に寄せ、指でギュッとつまんで皮を留めましょう。蒸している途中で開いてこないよう、しっかり圧をかけて留めます。
水を張った鉄板にのせて蓋をしたら、強火で5~10分ほど蒸します。皮が透き通ってあんこが艶っとしてきたら、火を止めると……
モチモチの求肥を使った和菓子にも似た、あんこバター包みの完成。時間を置くと皮が乾燥してカチカチになってしまうので、出来上がったら早めに食べるのがおすすめです。
温かいあんこバター包みに抹茶やバニラのアイスを添えて、アレンジすれば満足度もアップ!
5|器ごと食べられる「デザートカップ」
お次は、餃子の皮をカップにするユニークなレシピをご紹介! 水にくぐらせた餃子の皮をアルミカップの形に沿うようにはめ込んだら、水を張った鉄板に置いて蓋をして蒸します。
強火で5分ほど経って皮がしんなりしてきたら火を止めて、一旦取り出します。
フチに焼き目をつけると、美味しそう!
アルミを外したら、鉄板にのせて底面がこんがりするまで焼きます。ひっくり返してカップのフチにも焼き目を付けると、お花みたいで可愛い“食べられるカップ”の完成です。
鉄板から降ろして荒熱を取ったら、お好みの具材をトッピングしましょう。生クリーム・フルーツ・チョコやグミなどをのせれば、お子さんも喜ぶデザートに! ポテトサラダやアボカド・サーモンなどをトッピングすれば、前菜にもなりますね。
6|まさかのケーキまで!?「ミルクレープ」
最後は、モチモチの食感がやみつきになるミルクレープ。10枚ほどの餃子の皮を熱湯で1分ほど茹で、氷水に浸します。一度にたくさん入れると皮がくっついて扱いにくくなるので、一枚ずつ作業すると良いですよ。
ポイントは茹でて、すぐ冷やす!
氷水で一気に冷やすことで、餃子の皮がモチモチつるんと求肥のような仕上がりに! 冷やした皮はキッチンペーパーで軽く水気をふき取ります。
キッチンペーパーから剥がすときもゆっくり丁寧に。破れないよう気を付けながら、一枚ずつ行ってくださいね。
皮を置いたらクリームを塗り、その上にまた皮を置きクリームを塗る。こうして餃子の皮とクリームを交互に重ねていきます。
12~13枚ほど繰り返したらふんわりとラップをかけて冷蔵庫やクーラーボックスで冷やし、クリームが固まってきたら、完成!
ナイフで切った断面は、まさにミルクレープそのもの! 粉砂糖やベリーを添えると、味も見た目もいい感じに。プルプルもちもちの食感に、ホイップクリームの甘さとベリーの酸味がよく合います。
茹でたり拭いたりがちょっと面倒ではありますが、やってみる価値ありの驚きの美味しさですよ。
餃子の皮で、一味違うメニューを楽しもう
餃子の皮は基本的に小麦粉や餅粉で作られているから、生地から作ると手間がかかる料理のアレンジにもうってつけ! ベースを餃子の皮に置き換えたラクチン技ありメニューはキャンプやホームパーティーでも使えるので、ぜひ試してみてくださいね。